MW

2009年05月01日

玉木宏&山田孝之インタビュー

本日、玉木宏&山田孝之、両氏のインタビュー。
もちろん、映画『MW−ムウ−』に関連してのもの。

手塚治虫の名作(!)を、現代流にアレンジして、
見事なエンタテイメントに仕立て上げている本作。

原作とは、細かい基本設定が若干異なるものの、映画版として、
新たな世界観を提示することに成功しているように思う。

タイ・バンコクで敢行されたカーチェイスシーン、
アクション、銃撃シーンの迫力はもちろん、
原作が持っていた「善とは何か? 悪とは何か?」
という重厚なテーマをきちんと描き切っていた。

玉木宏演じる、結城美智雄のスタイリッシュな
ダーティー・ヒーローは、なかなかこれまでの
日本映画にはない「ヒーロー像」で新鮮だった。

一方の、山田孝之演じる賀来裕太郎は、
結城の悪事に胸を痛めながらも、
ついつい彼の手助けをしてしまう神父役を好演。
昨日見たばかりの『鴨川ホルモー』との落差に、
「さすが、名優だなぁ〜」と、素直に感嘆する。



取材時の両氏は、プライベートでもつき合いがある
ということで、終始、和やかな雰囲気だった。

取材現場に現れた両氏の佇まいが実によかった。

先を歩く玉木宏氏は、背の高さ、顔の小ささ、
そして、「こんにちは」という低音ボイス。
そのすべてが、実にカッコよく、
いや、「きれい」と形容したくなるような佇まい。
男性に「きれい」と感じたのは、Gackt氏以来、2人目かな(笑)。


後に続く、山田孝之氏は、「映画俳優」独特の
人を寄せつけない、近寄りがたいムードを漂わせていた。
伏し目がちなあいさつは、「極度の人見知り」という、
世間での噂、そのままで、何だかおかしかった。

先日、インタビューした浅野忠信氏もそうだったけれど、
僕は、この「映画俳優的佇まい」が嫌いじゃない。

決して、饒舌なわけではないけれど、
それでも、問いかけられた質問に対して、
きちんと言葉を選んで答えようとする姿勢は、
山田氏、浅野氏、共通の雰囲気でなかなかよかった。


来年迎える「30歳」という時を前に、
今の自分ができることを模索し、前に進む玉木氏の姿。
そして、オプティミストのようで、単なる能天気ではなく、
かと言って、ペシミストのような陰惨さもなく、
人としての陰影が、色濃く滲む山田氏の発言。


いずれも、魅力あふれる2人だった。
彼らには、先日浅野忠信氏に行ったような、
ゆったりとしたインタビューで、再び、話を聞いてみたい。

映画の面白さと相まって、ホントに楽しいインタビューだった。

映画公開は、7月4日から。
今回のインタビュー原稿も、その頃の発表になりそうです。










shozf5 at 17:29|PermalinkComments(5)TrackBack(0)

2009年04月21日

手塚治虫『MW(ムウ)』が映画に!

今夏、『MW(ムウ)』という映画が公開される。
この映画について、あるインタビューをすることになったので、
本日(20日)、この原作漫画、全二巻を読了。

手塚治虫ならではの重厚な物語。

「善とは何か? 悪とは何か?」、
そして、その二元論に終始しない、さまざまな伏線の数々。

銀行員という「表の顔」の裏で、善悪の観念を消失した主人公は
誘拐、殺人、強姦などさまざまな罪を犯し続ける。
そして、「ある過去」を持つ、聖職者である親友。
15年前の「ある事件」の被害者でもある2人の物語。

犯罪の奇抜さもさることながら、同性愛、
男娼の描き方も含めて、「問題作」という評価も納得。

スケールが大きくて、たった二巻だけなのに、
映画の大作を観終えたような読後感を味わう。

映画版では、玉木宏と山田孝之がこの2人を演じるという。
どんな映画になっているのか、実に楽しみ。
来週にでも試写に行くつもり。そのときにでも改めて触れたい。


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shozf5 at 00:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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