10人兄弟貧乏アイドル

2009年06月12日

「10人兄弟貧乏アイドル」を読む!

先日の、小明著「アイドル墜落日記」に続いて、
本日、上原美優著「10人兄弟貧乏アイドル」を読了。

10人兄弟貧乏アイドル☆―私、イケナイ少女だったんでしょうか?10人兄弟貧乏アイドル☆―私、イケナイ少女だったんでしょうか?
著者:上原 美優
販売元:ポプラ社
発売日:2009-05
おすすめ度:3.5
クチコミを見る


読後の感想は、


「まるで、ケータイ小説の世界だな……」


というひと言に尽きる気がする。

一時期、仕事の関係でケータイ小説を買い漁り、
かなりの情熱を持って、読み漁った。

上原美優さんのこの本にもケータイ小説を想起させる
さまざまなエピソードが山盛りだった。

バラエティー番組で見せる「貧乏キャラ」だけではない側面。
すでに、ワイドショーで報道されているように、


水商売でのアルバイト体験、
レディースに所属していたこと、
集団暴行の被害にあったこと、
失恋による自殺未遂について……


実に赤裸々に描かれていた。
個々のエピソードとしては、先にも述べたように、
ケータイ小説で描かれている場面を彷彿させるものだった。

けれども、本書の特筆すべき点は、
「そうした過去を現役アイドルが語っている」という一点にある。


本書前半の「貧乏エピソード」では、
家族の在り方や「幸福とは何か」が、期せずして(?)語られていた。

しかし、中盤から後半にかけて、
彼女が思春期に突入する辺りから、怒涛のエピソードの連続。

文体が柔らかいから、多少、過激さは薄まっているものの、
それでも、現在22歳の彼女が経験してきたことの重さ、
背負っているものの大きさを考えると、衝撃度は高い。


詳しくは書かないけれど、本書のあとがきにある
「幸せの記憶」というワンフレーズ。
まさに、これこそ、彼女流の「幸福論」を表現しているのだと思う。

彼女のファンの中には、本書を読んで
「幻滅した」という人もいるかもしれない。

けれども、それ以上に「以前よりもファンになった」
と言ってくれる人が多いとと思うし、そうあってほしい。




本書とは関係ないけれど……

彼女が水商売を辞めたのが2008年3月のこと。
わずか1年あまり前のことだという。

それが、今ではテレビで注目され、
こうした自伝まで出版される状況に。
まさに、「これこそ、芸能界!」という感じ。





shozf5 at 14:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


長谷川晶一著作物
Recent Comments
楽天市場