2016年03月05日

1980年ヤクルトスワローズファンクラブ特典が!

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『ベースボールマガジン』誌で、「長谷川晶一のヤフオクゲッター」という連載をしている。元々、趣味だった「ヤフオク漁り」をテーマに、僕がヤフオクでどんなものをゲットしたかを連載しているのだけれど、先日、ヤフオクでゲットしたものが涙モノだった。このアイテムは連載では触れないので、このブログでぜひともご披露したい。

もう、しつこいぐらいに書いていて恐縮だけれど、僕は2005年から12年間にわたって、全球団のファンクラブに入会し続けている。しかし、そもそも僕のファンクラブ歴は36年前にさかのぼるのだ。

1980年、小学校4年生。10歳になる年のことだった。この年僕は初めて、ヤクルトスワローズファンクラブに入会した。その顛末は、拙著『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』のP46に記してあるので、お手持ちの方は、ぜひ確認していただければ幸いです。

さて、ここで僕は次のように書いた。

このときの特典は今でもハッキリ覚えている。ヤクルトの帽子とウインドブレーカー、それに「チームの歴史」が細かく書かれた青い手帳が付いていた。


……そう。今回、ヤフオクで見つけたのがこの手帳なのだ!

販売時の「開始価格」は100円。すでに1名入札中だった。僕はすぐにウォッチリストに登録し、終了日時を待つことにした。僕は大抵の場合、ウォッチリストに登録した上で、ライバルの動向を探りつつ自らの入札をしているので、これはいつものパターンだった。

問題なのは、その終了時間には僕は香港滞在中で、おそらく監督やスタッフたちと酒宴を開いている時間帯だということだった。香港と日本とでは1時間の時差もある。日本時間と香港時間を勘違いしてはいけない。絶対にミスしてはいけない。絶対にゲットしたいのだ。

ということで、当日。やはり、その時間帯は監督や選手たちと、ホテルのバーにいた。価格は100円のまま。ということで、300円で入札。すると、ライバルはさらに値を釣り上げてくる。

これは、のんびりとジントニックを呑んでいる場合ではない。その場にいた監督たちに、「実はどうしてものっぴきならない事態になりました。少し時間をください」と、スマホをしまい、その場でiPadを取り出して徹底抗戦の構えを見せた。

それから20分ぐらいたっただろうか? ようやく敵が折れた。お互いの攻防の証である「入札履歴」は53。僕としては100の大台になり、いくらになろうとも、絶対に下りるつもりはなかった。落札価格は3400円。戦前の予想では、これをほしがる人はほとんどおらず、せいぜい200円程度か、その逆に、「どうしてもほしい」という僕のような人間との争いになり、数万円に上昇するか、そのどちらかだと思っていた。という意味では、予想は外れたけれど、3400円なら十分、お買い得だった。

無事に落札した後に呑んだジントニックがいかにおいしかったことか!そしても帰国から数日後、ついにブツが届いた。

丁寧な包装を解くと、そこには「オマケです」と書かれて、1981年ファンクラブの募集案内のチラシまで入っていた。何ていい出品者なんだろう。ちなみに、当然僕は81年のファンクラブにも入会しているけれど、この年の手帳は真っ赤だったのをよく覚えている。子ども心に、「何でカープの色なんだろう?」と疑問に思ったことをよく覚えている。

ブツは実に保存状態がよかった。そして、その中身は涙なしでは読めなかった。この年に来日、好成績を残したものの1年限りで日本を去った、パラーゾの姿が涙で滲む。

……こういうことがあるからヤフオク漁りはやめられない。実は昨晩も、2点ほど超レアアイテムをゲットしたのだが、それはまた別の機会に。



shozf5 at 18:56│ スタジアムでビール! 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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