2016年01月05日

ヤマトに猛虎に新日本! この正月に読んだ本

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年末年始は映画を見たり、本を読んだり、久々にノンビリと過ごした。この間に読了して面白かったのは、『「宇宙戦艦ヤマトをつくった男 西崎義展の狂気』(牧村康正+山田哲久・講談社)、『1985 猛虎がひとつになった年』(鷲田康・文藝春秋)、『新日本プロレスV字回復の秘密』(長谷川博一・KADOKAWA)

「ヤマトをつくった〜」の西崎義展氏の、文字通り「狂気」は、彼がすでに亡くなっていること、残された遺族とラ紫崎本人が没交渉であり、むしろ憎まれていたからこそ、より筆も進んだのだろう。それにしても、毀誉褒貶の激しい人物であったようだけど、氏の「ヤマト愛」は本物だと思う。共著にする意味が最後までよくわからなかったけど、一気に読了できた。

「1985 猛虎が〜」はオーソドックスな構成。阪神日本一の85年シーズンを、前年の84年オフからスタートし、85年2月から11月まで、さらに「その後」を描く。ほぼすべての主力選手の「証言」に加え、マネージャーやグラウンドキーパー、フロント組も登場する点が面白かった。僕は、あまり表に出ない「裏方」に関心、興味があるタイプなのだろう。

「新日本プロレス〜」は、帯にあるように「倒産寸前の危機的状況から、奇跡的な復活を遂げた衝撃の舞台裏に迫る」内容。と言っても、経営分析のようなお堅いものではなく、格闘技路線を採り入れることで迷走を始めた90年代後半から、どん底だった05、06年、そしてブシロード体制となった12年からの快進撃を(ほぼ)時間軸に沿って関係者の「証言」から振り返る。「野球人気回復のヒントになるのでは?」という思いで手にとった。マニアと新規ファンへの目配りなど、参考になる点も多々あったと思う。

気になったのは本の表紙に著者名が表記されていないこと。奥付を見て、先輩ライターの本だと知った。「著者名がなくても売れる」という判断なのだろうけど、書き手に対する敬意がまったくなく、失礼だし残念に思う。








shozf5 at 11:26│ 映画、音楽、そして本 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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