2013年01月06日

W杯3連覇への道・その13【第6戦・オーストラリアに完勝!】

取材・文/長谷川晶一

六角・海外メディアからの取材


現地時間16日・15時。第5回女子野球ワールドカップ、大会7日目。日本対オーストラリア戦が行われた。ここまで、5試合を戦い、4勝1敗の日本と、3勝2敗のオーストラリア。

この日の試合前、日本女子野球協会・長谷川一雄会長から「世界の王さん」から届いたメールの文面が披露された。

「厳しい条件なのは、どこも同じ。一戦、一戦を大切に戦ってください」

この日、台湾がアメリカに破れたために、この試合に勝てば、日本の4位以上が確定。ベスト4に進出し、決勝リーグへと駒を進められる。この日の先発は、かつてオーストラリアリーグに所属し、プレーをしていた経験を持つ中島梨紗(侍)

中島 ・試合前
相手の先発メンバー10名のうち8名は、かつてのチームメイトや対戦相手だったという。前日には、ノートとペンを片手にオーストラリアの試合を視察した中島。互いに手の内を知り尽くしている戦いは、はたして有利に働くのか、それとも……。

この日の、スターティングメンバーは、

1番・中野菜摘(4・尚美学園大学)
2番・出口彩香(6・尚美学園大学)
3番・三浦伊織(8・京都アストドリームス)
4番・川端友紀(DH・京都アストドリームス)
5番・六角彩子(5・侍)
6番・直井友紀(2・侍)
7番・大山唯(3・尚美学園大学)
8番・萱野未久(7・シリウス)
9番・志村亜貴子(9・アサヒトラスト)
P・中島梨紗(侍)


キューバ戦で、打球を左目に当てて負傷退場した萱野も、この日から無事にスタメン復帰。また、代表初選出で初スタメンとなる直井が先発マスクをかぶることとなった。

そして、試合が始まる。

中島は初回、先頭打者にヒットを許すものの、見事な牽制球でアウトにする。しかし、3番打者にフォアボールを出すものの、この場面は4番をサードゴロに仕留め、ベテランらしいまずまずの立ち上がりを見せた。

一方、先制点の欲しい日本は、1回裏にいきなりチャンスが訪れる。

1番・中野、2番・出口の連続フォアボールでチャンスを作ると、3番・三浦が投手前にバントを決め、これを相手投手が暴投する好きに1点を奪取。続くバッターは、今大会初の4番を任された女子プロ球界最大の看板スター・川端友紀。

川端
打席に入る前に、新谷博監督(元西武など)は、川端を呼び寄せ、何事かを耳打ちする。そして、川端選手はきれいに流し打ちをして、レフト前にタイムリーヒットを放つ。試合後、この場面について話を聞いた。

「監督からは、“ベースギリギリに立って、アウトコースを狙え”って、言われました。監督の指示通りに打つことができてよかったです!」

監督の指示通りに忠実にプレーができる川端。プロの世界で毎年活躍し続けているのも納得だ。その後、中島は徐々に調子を上げていき、4回を無失点。後続を磯崎由加里(尚美学園大学)に託す。

磯崎
13日のキューバ戦で完封した磯崎はこの日も絶好調。5回、6回を打者6人でパーフェクトに抑えた。こうして、日本代表は10対0でオーストラリアを退け、見事に決勝リーグ進出を決めた。さぁ、これで怒涛の9連戦も6試合を消化。泣いても笑っても、残り3試合だ。

翌17日に行われる予選最終戦は、全勝のホスト国・カナダとのナイトゲーム。カナダに5対0で勝利すれば、予選1位通過となる。1位通過すれば、4位・オーストラリアとの対戦。2位通過となれば、3位・アメリカとの対戦。当然、1位通過を狙いアメリカとの対戦は避けたいところ。

1位・カナダ         6試合6勝0敗
2位・日本          6試合5勝1敗
3位・アメリカ        6試合5勝1敗
4位・オーストラリア     6試合3勝3敗
5位・チャイニーズ・タイペイ 6試合3勝3敗
6位・ベネズエラ       6試合2勝4敗
7位・キューバ        6試合0勝6敗
8位・オランダ        6試合0勝6敗
(現地時間16日終了時点)



マドンナジャパン 光のつかみ方――世界最強野球女子
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shozf5 at 14:01│ 今日も元気に女子野球! 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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