2012年12月12日

W杯3連覇への道・その1【第11期女子野球日本代表・代表セレクション】

03・代表セレクション初日


2012.03.03〜03.04@尚美学園大学
総受験者数205名
 → 一次突破54名(初日) → 二次突破24名(2日目)

初日に集ったのは、全国から205名の女子選手たち。
僕にとっては、懐かしい顔に会えた嬉しさとともに、
初めて触れる実力者に会うことも楽しみだった。

ほとんどの時間をブルペンで過ごしたけれど、
中学生投手に実力者が多くて驚いた。

かつて、新宮有依(平成国際大学)のストレートを
初めて見たときのような驚きが何度もあった。
聞けばまだ中学1年だとか2年生だという。

新谷博監督と顔を見合わせて、
「将来が末恐ろしいですね」と話したことが印象深い。

矢野みなみ


このセレクションでは、矢野みなみが目を引いた
後に代表メンバーから外れるものの、選考に当たった新谷博監督が、
「今回一番の掘り出し物かもしれないぞ」と思わず声を漏らし、
某クラブチームの監督も
「もし代表から外れたら、うちにスカウトしようかな」
と本気で言っていた。

九州女子高時代にはインターハイベスト4。
国民体育大会優勝など、ソフトボールで数々の実績を残し、
卒業後には実業団で活躍した矢野みなみ。

後に、代表から外れるものの、
来季からは女子プロ野球リーグ(GPBL)入りが決まった。

03


また、2008年の第3回大会以来、
久しぶりに片岡安祐美(茨城ゴールデンゴールズ)がセレクションを受験。
彼女を追いかける報道陣も多く、華のあるたたずまいは健在だった。

初日の選考を終えて、報道陣から囲まれた片岡は、
後にバッシングの嵐にさらされることになる「なでしこジャパン」発言をする。

何の悪意もない発言だったが、
彼女の抱えているものの大きさを感じさせる出来事だった。
この一件と、それに関する彼女の考えは、
拙著『マドンナジャパン 光のつかみ方』で詳しく述べたが、
後に片岡が言ったひと言がカッコよかった。


「私がバッシングされることで、
女子野球が注目されるのならいいじゃないですか」



この時点では、本書『マドンナジャパン 光のつかみ方』の
発刊は決まっていなかったけれど、
「もし出版が決まれば、絶対にこの場面を描きたい。
そして本人に、自分が抱えたものの大きさについて話を聞きたい」
と思ったことは、よく覚えている。

なぜなら2008年に代表入りした際に、
「片岡は欽ちゃんのコネで選ばれた」とか、
「実力よりも広告塔として選ばれた」という数々の誹謗中傷に
じっと耐えていた姿を見ていたからだ。

しかし、その片岡が一度だけ号泣した瞬間があった。
それが、08年のセレクションのことだった。

(ぜひ、あの場面のことと合わせて聞いてみたい……)

この想いは、本書を執筆する上で、
大きなモチベーションの一つになったのは間違いない。

04


※以下、不定期でしばらくの間続きます。

マドンナジャパン 光のつかみ方――世界最強野球女子
マドンナジャパン 光のつかみ方――世界最強野球女子



shozf5 at 02:13│ 今日も元気に女子野球! 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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