2012年08月14日

【マドンナジャパン】カナダ奮戦記・その4

新宮・ブルペン

カナダ・エドモントン、現地時間12日19時半から、
テラスフィールドにて、第5回女子野球ワールドカップ、
日本チーム第2戦となる対アメリカ戦が行われました

前日のオランダ戦に快勝し、いい雰囲気で臨んだ試合でしたが、
結論から言えば、この日のアメリカ戦は、2対5で敗れました。
「わずか3点差」とは言えない、「完敗」という内容でした。

前日21点を奪った日本打線はわずか2安打に封じ込まれます。
それでも、ゲッツー崩れと犠牲フライで2点を奪えたのは、
合計で9四死球と制球の定まらないアメリカ投手陣のおかげ。

本日のスターティングメンバーは、

1番・三浦伊織(8)
2番・六角彩子(5)
3番・川端友紀(6)
4番・西朝美(2)
5番・中村茜(7)
6番・新井純子(DH)
7番・大山唯(3)
8番・志村亜貴子(9)
9番・中野菜摘(4)

P・新宮有依


アメリカの練習を見つめる


先発の新宮投手は、決して内容は悪くありませんでした。
ブルペンでは、すべての球種がコントロールよく、
キャッチャーのミットに納まっていました。
それでも、なかなかリズムに乗り切れない。

……それは、なぜか?

選手や協会関係者が言えば「言い訳にすぎない」と非難されるから、
決して口にはしませんが、この日の主審の判定はひどすぎました。

言っても仕方のないことかもしれないけれど、
初回の日本の攻撃から、「アレ?」と思い始め、
僕の取材ノートには、2回の時点で、

「主審の判定、揺らぎすぎ」

と書かれています。

とにかく、アメリカに有利に有利に判定されていました。
アメリカの打者陣が手が出なかった投球がボールになり、
日本の打者陣が「ボール」と思った球がストライクになるため、
必然的に「追い込まれる前に打とう」と早打ちになりました。

しかし、9四死球をもらいながら、2安打しか打てなかったのも事実。
「打線は水モノ」というフレーズが、改めて頭に残りました。

また、アメリカの4番・ホームズはこれまでの大会で
何度も見てきましたが、相変わらず超長距離砲で、
今日は三塁打が2本、二塁打が1本でした。

もし決勝で再び対決するときのために、
「ホームズ対策」が何としてでも必要でしょう。

新谷監督・試合後


試合後、新谷博監督は言いました。

「負けたけれど、別に悲壮感を漂わせても仕方がないんで、
切り替えるところは切り替えて、明日のキューバ戦に臨みたい」


アンパイアのジャッジについて尋ねると、一瞬表情を曇らせた後、

「平等だったら構わないんだけど、ちょっと偏っていたかな……」

と、多くを語りませんでした。

試合終了直後、観客席にいた地元の人が、
スタンドから大声で、清水コーチを呼び止めました。

地元ファンからの激励


通訳が駆け寄り、話を聞くと、彼の言い分はこうでした。

「あまりにも日本に不利な判定ばかりで腹が立ったので、
主催者に文句を言いに行ったけど、受け入れられなかったよ」


この光景を見て、僕は少しだけ溜飲が下がりましたが、
負けは負け、結果は変わりません。

それに、敗戦の理由を審判のせいにしているだけでは、
大会史上初の3連覇は成し遂げられません。

僕なりに「敗戦の理由」を見つけてみました。
いくつかの仮説はありますが、それは改めて検証してみます。

しかし、日本チームに悔しさはあっても悲壮感はありません。
帰りのバスで席が隣になった金由起子選手とジャッジの話に。

「海外ではそういうものにも勝たないといけないんですよ」

確かに、金選手の言うとおりでした。

これで全勝優勝の可能性はなくなったけれど、
決勝リーグに進出して、この借りを返せばいい。

22時前に試合が終わり、息つくまもなく、
翌13日の11時には第3戦・キューバ戦が待っています。
これも、「海外で戦うということ」なのでしょう。

9連戦の3戦目、対キューバ戦が、まもなく始まります。
この続きは、当ブログの「その5」で、お伝えします。




shozf5 at 00:00│ 今日も元気に女子野球! 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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