2011年10月14日

「スポーツと靖国神社」を見て……

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昨日、午前中の打ち合わせが終わり、二時間ほど時間が空いた。
そこで、そのまま電車に飛び乗り、靖国神社へ出かけた。

目的は23日まで開催されている「スポーツと靖国神社」を見るため。
副題に「スポーツと共に生きた英霊たち」とあるように、
戦火に散ったスポーツ選手たちにまつわる特別展だった。

その前日にたまたま近くで取材をした際に、
このイベントが開催されていることを知り、

「今度時間があるときに、ちゃんと見たいなぁ」

と思ったものの、開催時期が23日までということもあり、

「意識しない限り、“今度”は永遠にやってこない」

そう思い直して、まさかの二日続けての靖国参拝となった。
たとえ二日続けていったとしても、
僕は「私人」だから、何の問題もないのだ(笑)。

戦前のオリンピック選手から始まり、サッカー選手、
そして、野球選手など、個々の選手のプロフィール、
さらに、使用していた道具、表彰状やメダルなど、
さまざまな展示物が並べられていた。

それにしても、二十代前半で命を落とした人の多いこと。
彼ら、彼女らが戦地から家族にあてた手紙を読んでいると、
知らず知らずのうちに、涙が出てきて止まらなくなった。

実にあり来たりの感想で恐縮だけれど、
「平和であってこそのスポーツ」という、
シンプルな思いを、改めて突きつけられたような気がする。

そのまま、「遊就館」で併設されている常設展を見る。
大和の国の始まりから戦国時代、明治維新を経て、
西南戦争、日清、日露戦争、満州事変、大東亜戦争と、
日本の歴史がたっぷりと展示されていた。

展示の最後には「靖国の神々」と題されて、
家族にあてた英霊の遺書が展示されていた。

それらを丹念に読んでいると、さらに涙があふれ落ちる。
声を出さずに泣いていたつもりだったけれど、
鼻水だけはどうしようもなく、静かな館内で、
一人、ズルズルと汚い音を出し続けてしまった。

近くにいたおばあさんが「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。
もうヘンな精神状態だったので、その優しさにまた泣けた。
酔っているわけでもないのに、センチメンタルな40代……。

とにかく二時間ではまったく時間が足りず、
「今日の打ち合わせですけど一時間遅らせてください」と、
途中で、編集者に不躾な連絡をしてしまった。
結局、三時間、ここにいたけれどまったく時間は足りなかった。

帰宅後、打ち合わせを済まして、そのまま資料部屋に。
目的は以前読んだ本を引っ張り出すため。

で、ほどなくしてその本は見つかった。

新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論
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以前、この本を読んだときにも「英霊たちの言の葉」に感銘を受けた。
けれども、改めて読み直してみると、
よりリアルに本の内容が頭に入ってきた。

先にも述べたように、三時間ではまだまだ時間が足りなかった。
改めて、時間の余裕のあるときに再訪したい。




shozf5 at 17:04│ ボーッとしながら考える 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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