2011年09月29日

きれいな日本語にあいたくて……〜『日本のコピーベスト500』を読んで〜

日本のコピーベスト500
日本のコピーベスト500
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最近、時間ばかりあるので(笑)、古い本ばかり読んでいる。
『堕落論』など、坂口安吾を手にしたのは20年ぶりぐらい。
太宰治『人間失格』なんて、ストーリーもすっかり忘れてた。

近現代の日本文学ばかり読んでいたら、
何だか無性に「新しい言葉」に触れたくなった。
で、深夜までやってる本屋で見つけたのがこの本。

日本を代表する(と言われている)10名のコピーライター、
CMプランナーたちが投票して選ばれたベスト500を一挙紹介。

アマゾンのレビューにも書かれているけれど、
時代性を強く反映するCMコピーなのに、
それが登場した時代がいつなのか、
まったく判然としないという欠点はあるものの、
それでも、コピーの持つ強さや美しさは堪能できた。

それにしても(おそらく)80年代の糸井重里氏の仕事はすごい。
質量ともに、現在につながる地平をさまざまに開拓している。
と言いつつ、お気に入りは糸井以外のものが多かったけど。

僕が気に入ったのは、眞木準氏のものが多かった。
以下、三点だけ、ご紹介。


「四十歳は、二度目のハタチ」(伊勢丹)


「恋が着せ、愛が脱がせる」(伊勢丹)


「十歳にして
 愛を知った」(ライオンファイル)



でも、やっぱり開高健がとっても印象に残った。


「バスが来た。トリスを飲む。
 山が見えた。トリスを飲む。
 川があった。トリスを飲む。
 女が笑った。トリスを飲む。
 灯がついた。トリスを飲む。
 課長が転んだ。トリスを飲む。
 目がさめた! 家にいた!」(サントリー・トリス)



さて、次は何の本を読みましょうか?








shozf5 at 16:34│ 映画、音楽、そして本 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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