2011年08月16日

正力亨名誉オーナー逝く……

10月発売の新刊書籍の執筆が続いている。

今回は、川上監督時代からのジャイアンツの歴史を、
一人の人物の半生と重ね合わせつつ振り返りたい
と思っている。

川上、長嶋、藤田、王、藤田、長嶋、原……。

60年代後半から2000年代にわたる歴代監督たち。
それぞれに膨大な資料があり、それを精査すると、
いずれも、正力亨オーナーの存在が確かにあった。

本日のスポーツ新聞にも言及されていたけれど、
江川事件、桑田騒動、長嶋・王監督解任劇……、
いずれも同オーナーの影がちらついていた。

今回、暴露本と呼ばれる類の本もたくさん読んだ。
それによると、なりふり構わぬ巨人軍の体質、
正力オーナーの姿勢を否定的に捉えているものも多い。

僕自身は小さい頃からのヤクルトファンだけれど、
それでも、巨人の存在があればこそ、
ヤクルトの良さが引き立っていたのも事実だと思う。

あえて自虐的に言えば、

強い巨人と、弱いヤクルト。
金持ち巨人と、貧乏ヤクルト。
ラミレスを横取りする巨人と、発掘するヤクルト。


ラミレスのところはハウエルでも、広沢でも、
ペタジーニでも、グライシンガーでもいいや(苦笑)。


大人になり、ジャイアンツと仕事をする機会が生まれた。
実際に仕事をしてみて痛感するのは、他の11球団と比べて、
ジャイアンツは遥かに成熟した組織を誇っているということ。

そこで働く人たちはみな、社会人としての常識を持ち、
もちろん能力も熱意も兼ね備えている。

「勝たねばならぬ」の思いの下、
あまりにもえげつないことをしすぎるきらいはある。

けれども、「常勝」を掲げて、
そのために努力する姿勢は決して間違っていないと思う。

その礎は、正力松太郎であり、正力亨が築いたのだと思う。
毀誉褒貶、相半ばする人物ではあると思うが、
現在、ジャイアンツ関連の書籍を読みあさっていると、
彼の残した功績も、きちんと評価すべきだと改めて思う。

……合掌。















shozf5 at 14:29│ 執筆、執筆、執筆…… 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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