2011年07月08日

「スポーツライターの夢」、ジョージ・プリンプトン

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ちょっとした探し物があったので資料部屋にこもっていた。
「確か、ここら辺にあったはずなのに……」というところに、
その本はなく、いろいろ探したけど見つからない。

でも、そういうときは必ず、すっかり忘れていたものが見つかる。
で、今日はこんなものが出てきた。

『Switch』1987.02

1987年ということは、僕は17歳。
でも、残念ながら、この号はリアルタイムでは読んでいない。

大学に入学してから読んだから、92年ぐらいに、
学校近くの古本屋で売っていたものを買って読んだはず。

で、卒業と同時に処分してしまったのだけれど、
お世話になっている編集者から、最近この号をいただいた。
彼は、ずっとこの号を手元に置いていたそうだ。

ジョージ・プリンプトンというアメリカのスポーツライターの特集号で、
後に作家デビューを果たす、編集長の新井敏記氏が、
アメリカに赴き、半ば行き当たりばったりながら、
彼にロングインタビューをするのがメイン記事になっている。

紀行文でありながら、ノンフィクションの方法論も描く、
そんな意欲的なドキュメンタリーとなっている。
他にも、沢木耕太郎氏の『王の闇』が再録されてもいる。

学生時代の僕は、この号を特別興奮しながら読んだわけじゃない。
普通の読み物として、むしろ暇つぶし的に読んだ記憶がある。

しかし、先輩にとって思い入れのあるこの号が、
なぜか理由あって、再び僕の手元に戻ってきた。

僕は、自分のことをスポーツ・ライターだと思ったことも、
名乗ったこともないけれど、野球に関する仕事も多いので、
世間的には、しばしばスポーツライターと呼ばれる。

別に肩書きなんて、何でもいいので別に否定しないけど、
ただ「スポーツライター」と名乗ってしまうと、
タレントさんとか職人さんのドキュメントが書きづらくなるので、
曖昧にするために「ノンフィクション・ライター」と名乗っているだけ。


……で、何が言いたいかと言うと、今、これを読もうかどうか、
とっても、とっても悩んでいるところだということ。

明らかに現実逃避なんだけど、一方では「原点に戻って勉強し直す」、
そんな大義名分も浮かんだり、消えたりして……。

ベストな選択は、この本を持ったまま、近くの呑み屋に行き、
呑みながら、読み進めることなんだけど、
今日は、これから懐かしい人との呑みの約束があるので、
その手も使えないなぁ、と。















……グダクダ言ってんじゃねぇよ、
どうせ読むことになるんだから、
とっとと読めばいいじゃねぇかよ!!!!!




今、心の声が聞こえたので、読むことにします。

どうしてこんな言い訳がましいことを書いたのかと言うと、
今日までは単行本執筆に集中しようと思って、
月曜日締め切りの雑誌原稿にまったく手をつけていない、
そんな後ろめたさが、こんな言い訳を書かせるのです。
……ゴメンナサイKクン。駄文につき合わせてゴメンナサイ、みなさん。



今日は朝から懐かしいCDばかり聞いているので、
どうやら過去の懐かしいモードに突入したようだ。

ジム・ジャームッシュ、『ダウン・バイ・ロー』とか、
岡崎京子の『Pink』とか、無性に見たくなってきた。





shozf5 at 17:36│ 映画、音楽、そして本 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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