2010年11月30日

某元アイドルのジャズライブへ……

29日は、クリスマスネオンに彩られた夜の渋谷を徘徊。
目的は、某シンガーのジャズライブ鑑賞のため。

この会場に来るのは、清志郎ライブ以来だったかな?
だから、意外とキャパシティーはあるはずだけど、
客の入りは半分にも満たない感じだった。

舞台に立ったそのジャズシンガーは、
かつて国民的アイドルの一員だった女性。

さまざまなスキャンダルによって、一時は海外へ行き、
現在は心機一転、ジャズシンガーとして再起を図っている。


今日は取材でも、取材のための事前準備でもない。


たまたま聞いたラジオ番組で、今日のライブのことを知って、
気がついたら、チケットを予約していたのだ。

そんな自分に、自分でも驚いた。

彼女の「アイドル時代」、僕は彼女に何の関心もなかった。
とは言え、何度か彼女を含めたグループに対して、
インタビュー取材の依頼をしたことはあった。

というのも、その頃はまだ編集者だったので、彼女たちには
誌面を華やかに彩る意味でも、ぜひ登場してほしかったのだ。

しかし「スケジュールが取れない」という理由で、
何度も断られているうちに、次第に依頼する気力も失せ、
そのままになってしまったのだった。


なのに、先月たまたま彼女が出演しているラジオを聞き、
彼女のひと言に一瞬で魅了されてチケット購入を決めた。


「アイドルは世界を救うんですよ!」


そして、最新CDから彼女が歌うジャズの名曲が放送された。
バリバリのアイドル時代とのギャップがよかった。


(彼女はどんなステージングを展開するのかな?)


そんな好奇心が芽生えた瞬間、チケットを買ってしまった。


長い前フリだったけれど、なかなかいステージだった。

最前列の中央という座席に初めは面食らったけれど、
開演とともに、次第に引き込まれていくのがわかった。

ジャズに詳しくないので専門的なことはわからないけれど、
さすが、かつて一世を風靡した人ならではの、
基礎ときらびやかさと、そして度胸が心地よかった。

およそ90分のステージを見終えて、会場を後にする。


ジャズを歌うには、まだ若すぎるきらいもあるけれど、
若いからこそ歌えるジャズもあるはずだと思う。

そして、ふと思った。


(今、彼女はいくつなのだろう?)


そう言えば、曲間のトークのときに、
年齢についてちらっとしゃべっていたことを思い出したが、
記憶があやふやだったので携帯で調べてみて驚いた。

なんと、まだ、彼女は22歳だった。


(斎藤佑樹、田中将大と一緒じゃないか……)


厳密に言えば、早生まれの彼女とマー君たちとは、
学年が一つ違うのだけれど、年齢はまさに一緒だった。

ステージでは「芸能界デビュー10年」とも言っていた。

さまざまなバッシングにさらされていたのは、
まだ10代半ばの頃だったのだという事実に驚いた。

先ほど「ジャズを歌うには若すぎるかな」と言ったけれど、
彼女には年齢では測れない「人生経験」という武器がある。


(彼女にしか歌えないジャズがきっとあるはずだ!)


「元モー娘。」という肩書きは一生ついて回ることだろう。
それでも、年齢を重ねていく彼女の今後には、
ぜひ期待したいし、応援もしたいと思った。

編集者を通じて、取材の依頼を出しているのだけれど、
残念ながら、なかなか取材OKが出ないらしい(笑)。
いつか、彼女に話を聞く日がやってくるのだろうか?
まぁ、気長に「その日」を待つことにしたい。


加護亜依のさわやかな歌声と新たなる挑戦は、
何とも言えぬ勇気のようなものを僕に与えてくれた。




shozf5 at 02:24│Comments(0)TrackBack(0) ボーッとしながら考える 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


長谷川晶一著作物
Recent Comments
楽天市場