2010年08月28日

「プロレスの匠」〜長州力の言語感覚〜

藤波・長州

昨日(27日)は、満を持しての長州力選手インタビュー。
ここ最近忘れていた緊張感を伴っての取材となった。

やっぱり、僕ら世代には「長州=キレる人」という
イメージが沁みついてしまっているので、
「絶対に粗相があってはいけない」、でも、
「絶対にこれだけは聞かなくてはいけない」という、
二律背反した思いを抱えた上でのインタビューだった。


結論から言えば、すべて杞憂に終わった。
同席してくれた編集者とも話したのだが、
彼は「天性の詩人」だった。


藤波との「名勝負数え唄」をワインになぞらえたり、
芽が出る前の「逃げた」自分を情感を交えて告白したり、
興行会社の宿命を「ピリオドを打つこと」と言いきったり、
暴露本によってめちゃくちゃになった今のプロレス界を、
「オープンキッチンカフェ」と「田舎の定食屋」で例えたり、
彼独特の言語感覚と比喩にはしびれっぱなしだった。


彼の言う「プロレスの匠」とは、
現在のレジェンドたちを的確に言い表している。


また、話の節々に出てくる藤波辰爾への親愛の情と、
師匠アントニオ猪木への尊敬の念の表明は、
当時の新日本プロレスに熱い思いを抱いていた
すべての新日ファンにはたまらないはず。


年に何回かしかない緊張のインタビューは、
年に何回かしかない大満足の取材となった。

さぁ、今日も、これから別件の取材だ。頑張りますです!




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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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