2010年08月26日

女子野球日本代表監督・大倉孝一という人

大倉監督とナイン

もはやにっちもさっちもいかない状況になった。
ということで、終日、原稿書きの真っ最中。

原稿を書いていたところ、携帯が鳴った。
ディスプレイには「大倉監督」の文字が。
見事にW杯連覇を達成した日本代表監督からの電話だった。

本来なら、こちらからお電話しなければいけないのだけれど、
昨日帰国したばかりで、少し落ち着いてからと思っていた。
ということで、通話ボタンを押すのももどかしく電話口に。


「もしもし、長谷川くん! やったよ!」


それは、いつもの大倉監督の元気な声だった。
今回の偉業をねぎらい、ベネズエラについて、
大会について、選手たちについて話が弾んだ。

オーストラリアが意外にも強くなっていたこと、
選手たちが日に日にたくましくなっていったこと、
監督自身もパニックになるほどアウェイの洗礼を受けたこと。

印象的だったのは、監督の言ったこんなひと言。


「これまでの野球人生で、こんなにも“ウェイト”の
サインを出したことはなかったよ(笑)」



「ウェイト」とは「待て」ということ。
簡単に打ちに行かずに、じっくりとボールを見ろという指示だ。

直前合宿で、カウントを有利にするために「ファール打ち」の
練習をしていたように、今回の日本チームは、
ボールをじっくりと見て、相当、相手に球数を投げさせたという。

こうしてじわじわとプレッシャーを与えつつ、
自軍に有利な展開に持ち込んだのだ。
まさに「大人の野球」が日本女子球界に訪れようとしている。

以前、大倉監督は言っていた。
監督には3つのタイプがある、と。

1.超カリスマ型監督
2.超スパルタ型監督
3.バランス型監督


「僕にカリスマ性がないことは自分でもわかっています。
そして、女子にはスパルタで押し通せないことも理解している。
だから僕は、常にバランスを考えて彼女たちと接しています」


こうした指導が、ついに実を結んだ。
改めて、素晴らしい監督と素晴らしい選手たちによる
素晴らしいチームが完成したのだと思う。

しばらくの間は、ぜひゆっくりと休んでください。
ぜひ、ゆっくりとお話を聞きに行きたいと思う。






shozf5 at 22:36│Comments(2)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

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この記事へのコメント

1. Posted by japan   2010年08月27日 07:39
おはようございます♪。
sho様
 全日本の選手・指導者各位様、本当にご苦労様でした、ですネ。
 幾多の困難を乗り切り、選手も「大きな成長」を遂げた事と思います、このことは各チ−ムに持ち帰り、伝えていって欲しいといます。
 監督業も、今の女子野球のスタイルを見極めての選択と思います、国内指導者の大きな参考になった事と感じました。
 本当にご苦労様&これからの大会に期待したいと思います♪♪。
2. Posted by Yちゃん   2010年08月30日 11:41
5 ワールドカップの情報を見て、どんな監督なのだろうと、興味がありましたが、素敵な監督ですね。女子野球が有名になればいいのに…と思います。

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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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