2010年02月15日

『歌を紡ぐとき』を聴きながら……

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今日、懐かしい歌を聴いた。
HEAT WAVEの『歌を紡ぐとき』という曲だ。

実は、この歌は、僕がまだ編集者時代に、
このバンドのボーカルである山口洋氏の自宅に行き、

「今取り組んでいる企画のために詩を書いてほしい」

と頼んで作ってもらった歌詞だった。
当時の上司だった編集長とともに企画の趣旨を伝え、
彼の自宅の地下に作られた音楽スタジオで、
確か、ワインか何かを呑みながら、依頼したはずだ。

今から思えば、月刊誌の一企画のために、
音楽家に「作詞」をお願いするというのは、
失礼なことだったのかもしれないけれど、
その企画には、彼の硬質の詩が、どうしても必要だと思った。

こちらの依頼に対して、彼は「いいよ」と答えてくれた。
そして、しばらくしてから編集部に歌詞が届けられた。
それが『歌を紡ぐとき』と題された一篇の詩だった。


「誰だって死ぬまで生きていくだけさ
 こうして明日のために歌を紡ぐとき」



このフレーズを見て、本当にシビれた。
まさに企画意図通りの詩に、改めて感謝をした。

こうして「かなしみ(仮)」と題された、
8人のインタビュー企画が完成した。

依頼当初から、彼の自筆をそのまま誌面に使うつもりだった。
それが、上に掲げた画像データだ。


雑誌の発売からしばらくして、彼のニューアルバムが発売された。
その中には、この『歌を紡ぐとき』が収録されていた。

この歌詞自体は何度も読み返していたけれど、
改めてメロディーがついてこの詩を噛みしめていると、
また違った感慨を抱いたものだった。

今日、その映像をユーチューブで見つけた。
原稿を書きながら、何度も何度も繰り返し聴いた。

あの頃の自分と変ったことと変わらないこと。
そんなことを噛みしめながら、何度も聴いた。






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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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