2009年12月05日

高校生球児たちの恐るべき可能性〜香港遠征その4〜

平国の四人 (2)

※平成国際大学の4人。

またまた、香港遠征について。
これまで、香港の選手について書いてきたけれど、
今回は、日本の選手たちについて。

これまで書いてきたように、日本からは
平成国際大学の濱本監督を中心にした大学生4人と、
花咲徳栄高校の5人の選手たちが海を渡った。

彼女たちの中には「将来は指導者に」と考えている人もいて、
濱本先生は「ならば、実際にやってみたら?」ということで、
選手たちに、今回の試みについて声をかけたのだという。

以前も書いた、林選手が懸命にメモを取っていたように
現地では、言葉が通じない中、何とか意思を伝えようと
身振り手振りで、懸命に指導する姿が見られた。

こうした経験は、今後「指導者として」生きていく上で、
必ず、大きく役に立つことだろう。

日本代表選手としてこれまで何度も会ってきた
高島知美捕手や野口霞投手もいたし、
きちんと話を聞いたことはなかったけれど、
田上愛美選手も林愛美選手もプレーはよく見ていたので、
平成国際大学の4人についてはある程度、知っていた。

しかし、驚いたのが花咲徳栄高校の5人たち。
ヴィーナス・リーグと夏の大会で何度か見た程度で、
それぞれがどんな性格で、どんな選手なのか、
事前に知らないまま、香港での彼女たちを見ていた。

ジャッキー&徳栄

※花咲徳栄高校の5人。後ろにいるのは、もちろんジャッキー!

で、その無限の可能性に本当に驚いた。
寺部歩美投手の剛腕ぶりは、夏の松山や市島で知っていたけど、
内田沙和子、兼子沙希、須藤恵美、大井美奈各選手、
みんな、一見すると「小柄な女の子」という感じなのに、
ユニフォームを着てグラウンドに立つと、動きが一変する。
キビキビとグラウンドを駆け回るプレーは一見に値する。

特に、驚いたのが内田選手。
夏に見たときは「ずいぶん小さいキャッチャーだな」と
いう印象を抱いていのだけれど、この香港では、
主にセカンドを守ることが多く、その動きには圧倒された。

それは、このたび女子プロ選手となった厚ケ瀬美姫選手を
初めて見たときのような、強烈なインパクトだった。

休憩中に、内田さんがふざけて左で投げているのを見た。
ダルビッシュ有が、身体のバランスを整えるために
調整中に左で投げているのは有名な話だ。

以前、取材時にその姿を見たことがあるが、
さすが、ダルビッシュ、実にきれいなフォームで驚いた。

けれども、今回の内田さんのフォームも、
ボールの勢いも実に見事でカッコよかった。

さらに、新聞紙をガムテープで丸めたボールを、
ふざけながらリフティングしている姿も見た。
決して均一な「丸」ではなくいびつなボールなのに、
内田さんは両足を使って、器用にリフティングを繰り返す。

……もはや、天性の運動神経としか言いようがない。
あまりにも器用に、何でもソツなくこなすので、
帯同していたトレーナーとともに、

「何だか、うますぎてムカつきますね(笑)」

と感心するほかなかった。

彼女たちには、ケガのないように、これからも順調に育ってほしい。
高校2年生の彼女たちの来年にも大いに期待したい!



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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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