2009年11月05日

女子野球、プロとアマとの良好な関係について

太田氏&川口氏、田中碧投手

昨日(4日)、無事に日本女子プロ野球のトライアウトが終了した。
関西で71名、そして、関東で58名が受験し、
現時点では、関西34選手、関東33選手が一次テストを通過。
それぞれがシートノック、シートバッティングを行い、
存分に自己アピールをして、11月中旬の合格発表を待つ。

今トライアウトでは、硬式野球経験者以外に、
現在、軟式野球やソフトボールに取り組んでいる人、
あるいは、小(中)学生の頃は野球をやっていたけれど、
今はもう、野球から離れてしまった人たちが目立った。

以前にも書いたように、女子野球の底辺拡大のために、
「潜在選手の掘り起こし」も、同リーグの大きな理念であり、
そういう意味では、このリーグ設立は大きな成果を上げた。

もちろん、今後、さまざまな問題が起こるだろう。
たった2チームによる「リーグ戦」が白熱するのか、
あるいは「プロ」でありながら「アマ」に負けるかもしれない。
さらに、「観客動員」などの収入面の見通しが見えず、
関西独立リーグのような資金面に起因するお家騒動の心配もある。
選手が故障した場合の補償はどうするのか……。


……ただ、こうしたネガティブなことばかり書き連ねてみても、
現時点では、あまり意味のないことかもしれない。


大げさな物言いに聞こえるかもしないけれど、
このリーグの成否にこそ、今後の女子野球の命運が懸かっている。
そう言い切ってもいいぐらい、何としても成功させなけれはいけない。
そのためには、関係各所の協力体制が不可欠となる。

男子野球と違って、女子野球の場合、プロとアマとの間に、
まだ深刻な溝はないが、若干のボタンの掛け違いはある。
けれども、掛け違いに気づいたら、
全部脱いで、一からボタンを嵌め直す時間的猶予はある。


……そんなことを強く感じていたので、
先日、女子野球協会の春日理事長に時間をいただき、
新宿の酒場で酒を呑みながら、春日氏の考えを聞き、
僭越ながらも、僕自身の率直な意見、考えを伝えた。


プロ側、アマ側が一同に会する機会を持ち、
そこで忌憚のない意見を交わし合う。
そうした地道な作業こそ、よりよき環境作りへの第一歩となる。
問題は、誰がそのイニシアチブをとるか、だ。

いろいろ思うところはあるけれど、
長くなりそうなので、この辺りで終わりとしたい。



……何はともあれ、トライアウト受験者の皆さん、
寒い中、お疲れさまでした!


※写真は、太田幸司スーパーバイザー(中央)、
審査員を務めた川口知哉(元オリックス・左)、
そして、第一回W杯出場経験を持つ田中碧投手(サムライ)。





shozf5 at 17:59│Comments(6)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

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この記事へのコメント

1. Posted by かん   2009年11月05日 19:37
選手が故障したら、育成枠でも可能と思うけど。ケガや故障した選手の対応して、
故障リスト登録になったら、育成選手へ入れ替える案です。育成2名まで。

15人と育成枠2人=17人案。
育成枠にも打撃投手、ボール拾る、打撃用ネットで手伝い、クラウンド掃除など、仕事とか。

ケガなど、回復治療力である専門トレーナーの方が良い。各球団にもトレーナー雇用すべきと思う。

2. Posted by 匿名希望   2009年11月05日 20:22
はじめまして。この記事を読んで、単純に浮かれていた自分を反省しました。選手にとっても関係者にとっても、いいリーグになるような協力関係ができるように応援しています。
3. Posted by japan   2009年11月06日 07:41
おはようございます♪。

サムライの選手、受けていたんですね♪。
肩痛から復帰出来て良かった。

11月中旬の発表を楽しみにしています〜。

課題山積と思いますがプロ化が永続出来る様一つ一つ解決頂ければと思います。

アマもプロ化に刺激を受け、更にレベルを上げて欲しいと感じました。
4. Posted by たけあき@女子野球   2009年11月06日 10:07
こんにちは。

私も記事を書きましたが、女子野球普及と底辺の拡大の為にはこのリーグはとても大切だと感じました。私もやれることを出来る限りやりたいと思いました。

尚、先日のコメントに書いた釘付けになった選手の一人はこちらの彼女でした。キャッチボールの時から一人光っていました。
5. Posted by SHO   2009年11月06日 17:06
カンさんへ
選手の補償については、いろいろと検討されているようです。
みんなでアイディアを出し合って、
いい形に進めばいいと思っています。

匿名希望さんへ
はじめまして。
プロもアマも「女子野球の底辺拡大」を願っているのは確かです。
いい関係の中で、両者が共存するようになればいいですね。

japanさんへ
サムライからも2名受験しました。
やっぱり、ヴィーナス・リーグ組は、
ひときわ目立っていました。

たけあき@女子野球さんへ
寒い日でしたけど、会場の熱気はすごかったですよね。
ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。


6. Posted by japan   2009年11月07日 13:17
こんにちは。
sho様
斉藤監督へのプレゼントの話しは先月から聞いていました♪。
純粋に生徒が先生を思う気持がそうさせた事と感じました。

ヴィーナス・リーグ組・・・サムライ以外に挑戦した戦がいるんですネ。
尚美の捕手は他地区のクラブチ−ムを希望しているようです、それぞれ道を切り開き、人口増→レベルアップして欲しいと思います。
セレクションは、高校&大学卒業見込みの
人が多かったのでしょうか?、学生の場合進級の課題があり、参加難??。

11月中旬を楽しみにしています♪。



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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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