2009年03月27日

新たなる旅立ち……

一昨日、知人の送別会があった。
彼女は、お世話になっていたライターさんで、
言ってみれば、僕の同業者だ。

長年、ライター業を続けていたけれど、
体調を崩したこともあって、
今月末を以って、仕事を辞めて実家に戻るとのこと。


知らせを聞いたのは、今月上旬のこと。
突然のことに驚いたけれど、
以前から、それとなく話は聞いていた。

と言うことで、急遽、編集者たちの主催する
送別会に参加させてもらった。

ほとんどが初めて会う方ばかりだったけれど、
それまでの彼女の仕事ぶりが認められていたのだろう、
これまでの思い出話に花が咲き、
取材した芸能人の悪口などで盛り上がり、
その場は、とても温かい会となった。



……彼女に限らず、かつての仲間たち、
友人、知人たちの中で、
ライター業を廃業する人が相次いでいる。

経済不況に出版不況と、
その理由を見つけることは簡単だけれども、
長年、活躍を続けてきた人たちばかりで、
僕にとっては、決して他人事ではなく、
胸中は複雑で、寂しく暗い気持ちになってしまう。

若い頃と同じようなスタイルで仕事を続けていては、
いつか必ず限界が来る。

理由は、いろいろある。


・現場の編集者が若くなっていくこと
・世話になった編集者が現場を離れていくこと
・ベテランライターに細かい取材を頼みづらいこと
・安くて機動力のある若いライターのほうが、
 編集者にとって、仕事を頼みやすいということ


ライターには「40歳の壁がある」と聞いたことがある。
上記のような理由から、仕事のスタイルを
変えていかないと、いつかは壁にぶち当たるのだという。


(40歳までは、あと1年ちょっとか……)


旅立ちゆく彼女の姿を見ながら、
僕はそんなことを考えていた。
ついつい、酒が進んでしまい呑みすぎてしまった……。



暗い話になってしまったけれど、
旅立ちゆく彼女に、幸多かれ!
心から、そう願わずにいられない。



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この記事へのコメント

1. Posted by アメジスト   2009年03月29日 04:48
SHOさま

気が沈みますね。
全くわからない業界の事ですが、いろんな理由には、なるほどと、納得がいきます。
今迄のやり方を変えていくというのは、大変な事ですよね。
譲れない部分、譲れる部分、選択が、難しいです。これを間違うと、その人らしさというか、、存在意味を脅かす… そんな風に、思いました。
ものを造り出して行く仕事は、ただ単にこなしていく仕事とは違っていて、その人だから…っていうのが、いい結果に繋がるように思います。
自分のポリシーを崩す事なく、一人でも多くのライターの方が、そんな場を得られる事、願っています。
P.S 我が、食品業界も不況の煽りで、労働時間カットで、厳しいです。何処も同じです。
いずれにしても、前を向いて、進めぇ!!!…ですね。p(^^)q


2. Posted by SHO   2009年03月30日 02:11
アメジストさま

こんにちは。
別の同業者とも、今後について、
酒を呑んだばかりでした(笑)

「商品」と「作品」の間で、
しばらくは揺れ動き続けるのでしょう。

でも、グジグジ言わず、
真っ直ぐ、前を見続けるのみです。
頑張ります!!!

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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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