2008年12月04日
男子の中で、女子がプレーをするということ
女性としては、「第一号」となる、
プロ野球選手・吉田えり選手の話題が沸騰している。
週刊誌からのコメント取材が僕のところにも来た。
また、何人かの知人からは、
「どうだろう、彼女は通用するのかな?」
という素朴、かつ懐疑的な質問も寄せられている。
いずれにしても、彼女の挑戦は大いに讃えたいし、
輝かしい成果を残してもらいたいとも思う。
――しかし……。
せっかくのニュースに水を差すわけではないけれど、
テレビや新聞の報道を見ていて、違和感もある。
それは、
「男子の中で、女子がプレーすること」、
この「危険性」について、ほとんど言及されていないこと。
僕は、女子野球の取材もしながら、プロ野球の取材もしている。
だからと言って、偉そうなことを言うつもりはないけれど、
それでも、両者のレベルの差は天と地ほどの開きがある。
長年女子野球に携わっているある高校女子野球部の監督は、
「大体、高校の女子チームは、男子中学2年生のレベル」
と発言されている。それなのに、
「吉田さんを阪神との2軍戦で投げさせたい」
という報道があったけれど、
どうしてそんな無茶な発想が起こるのだろうか?
投球を終えたばかりの吉田投手目がけて、
痛烈なピッチャーライナーが襲い掛かったとしたら……。
相手バッターだって、そんな不安を抱えつつ、
バッターボックスに入るのはつらいことだろう。
『野球狂の詩』の水原勇気のイメージが強すぎて、
「史上初の女子プロ野球選手は誕生するのか?」と、
以前から、たびたび話題になっていたけれど、
「男女混合のサッカー」や
「男対女のボクシング」がナンセンスなのと同様、
そもそもの「前提」が間違っていると僕は思う。
日本女子野球協会も「男女混合プレー」は、
安全面から、推奨していない。
男子とともに試合をしている中京女子大学野球部の実状、
女子球界のスター片岡安祐美(茨城ゴールデンゴールズ)選手が、
なかなかレギュラーポジションを獲得できていない現状。
そうした現実を踏まえても、実力面、安全面を考慮せず、
話題先行の現状は、少し危険なものがあると思う。
重ね重ね、せっかくの知らせに水を差すつもりはないけれど、
もう少し、「安全性」への配慮が必要だろう。
まずは、キャンプで、バッティングピッチャーとして投げてみる。
その後、シートバッティング、そして練習試合と
段階を経て、吉田選手と周囲との調和を図る。
こうした段階こそ、まずは大切だと思う。
「女子が男子をキリキリ舞いさせる」
それは、確かに夢のある光景だけれど、その前に、
もう少し足元を見る必要があるのではないだろうか?
周囲の喧騒が、彼女にとって
大きなプレッシャーとなっているのは間違いない。
もう少し、着実に温かい目で見守ることこそ、
今の吉田選手にとっては大切なことなのに……。
……いくつか、そのようなコメントを発したものの、
話題に水を差す「無粋」な発言のためか、
ことごとくカットされていた(苦笑)。
ということで、長文にて、ここに書いてみた。
プロ野球選手・吉田えり選手の話題が沸騰している。
週刊誌からのコメント取材が僕のところにも来た。
また、何人かの知人からは、
「どうだろう、彼女は通用するのかな?」
という素朴、かつ懐疑的な質問も寄せられている。
いずれにしても、彼女の挑戦は大いに讃えたいし、
輝かしい成果を残してもらいたいとも思う。
――しかし……。
せっかくのニュースに水を差すわけではないけれど、
テレビや新聞の報道を見ていて、違和感もある。
それは、
「男子の中で、女子がプレーすること」、
この「危険性」について、ほとんど言及されていないこと。
僕は、女子野球の取材もしながら、プロ野球の取材もしている。
だからと言って、偉そうなことを言うつもりはないけれど、
それでも、両者のレベルの差は天と地ほどの開きがある。
長年女子野球に携わっているある高校女子野球部の監督は、
「大体、高校の女子チームは、男子中学2年生のレベル」
と発言されている。それなのに、
「吉田さんを阪神との2軍戦で投げさせたい」
という報道があったけれど、
どうしてそんな無茶な発想が起こるのだろうか?
投球を終えたばかりの吉田投手目がけて、
痛烈なピッチャーライナーが襲い掛かったとしたら……。
相手バッターだって、そんな不安を抱えつつ、
バッターボックスに入るのはつらいことだろう。
『野球狂の詩』の水原勇気のイメージが強すぎて、
「史上初の女子プロ野球選手は誕生するのか?」と、
以前から、たびたび話題になっていたけれど、
「男女混合のサッカー」や
「男対女のボクシング」がナンセンスなのと同様、
そもそもの「前提」が間違っていると僕は思う。
日本女子野球協会も「男女混合プレー」は、
安全面から、推奨していない。
男子とともに試合をしている中京女子大学野球部の実状、
女子球界のスター片岡安祐美(茨城ゴールデンゴールズ)選手が、
なかなかレギュラーポジションを獲得できていない現状。
そうした現実を踏まえても、実力面、安全面を考慮せず、
話題先行の現状は、少し危険なものがあると思う。
重ね重ね、せっかくの知らせに水を差すつもりはないけれど、
もう少し、「安全性」への配慮が必要だろう。
まずは、キャンプで、バッティングピッチャーとして投げてみる。
その後、シートバッティング、そして練習試合と
段階を経て、吉田選手と周囲との調和を図る。
こうした段階こそ、まずは大切だと思う。
「女子が男子をキリキリ舞いさせる」
それは、確かに夢のある光景だけれど、その前に、
もう少し足元を見る必要があるのではないだろうか?
周囲の喧騒が、彼女にとって
大きなプレッシャーとなっているのは間違いない。
もう少し、着実に温かい目で見守ることこそ、
今の吉田選手にとっては大切なことなのに……。
……いくつか、そのようなコメントを発したものの、
話題に水を差す「無粋」な発言のためか、
ことごとくカットされていた(苦笑)。
ということで、長文にて、ここに書いてみた。
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この記事へのコメント
1. Posted by はぎ 2008年12月05日 19:00
彼女は見たことないのですが,今年のワールドカップは生で観ました.
それから推測すると自分も厳しいのではと思っています.
投手ならプロ野球でも遅い球で結果を残している人もいますが.
今回の一件は話題を集める為だと思ってしまいます.
自分はそのことは別に良いことだとは思いますが.
それから推測すると自分も厳しいのではと思っています.
投手ならプロ野球でも遅い球で結果を残している人もいますが.
今回の一件は話題を集める為だと思ってしまいます.
自分はそのことは別に良いことだとは思いますが.
2. Posted by SHO 2008年12月06日 22:32
はぎさんへ
はじめまして。
余計なプレッシャーを感じることなく、
彼女には頑張ってほしいと思います。
でも、安全面については、
周囲が本当に心を配ることが大切だと思います。
タイミングを見つけて、
ぜひ取材に行ってこようと思います。
そのときは、またこのブログで
ご報告いたします!
はじめまして。
余計なプレッシャーを感じることなく、
彼女には頑張ってほしいと思います。
でも、安全面については、
周囲が本当に心を配ることが大切だと思います。
タイミングを見つけて、
ぜひ取材に行ってこようと思います。
そのときは、またこのブログで
ご報告いたします!
