2008年03月11日

追悼 〜ある82歳の男の生涯……〜


本日、朝6時台の新幹線で名古屋に行き、
ドラゴンズ谷繁選手のインタビューをする。

帰京途中、1本のメールが入った。
それは、ある人の訃報を知らせるものだった……。


北海道に住む82歳の老人が、亡くなったという。


思えば、5年前。

僕は「彼」に会うために、当時勤めていた会社を辞めた。

次の仕事の当てもないまま、不安な気持ちで
1人で北海道に渡り、札幌から高速バスで
2時間以上の山奥に入り、彼に会い、話を聞いた……。


その後も断続的に連絡を取ったり、
2年前に再び、彼の地に訪れたりもした。


――そして。


僕には、返しきれていない、「借り」がある。
それが何かは、ここでは触れないけれど、
何度も返せそうで、返せなかった「借り」。


今、再び、その「借り」を返すべく、
信頼できる編集者とともに動き始めたばかりだったのに……。


それなのに、「借り」を返せぬまま、
彼は逝ってしまった……。


稀代の山師にして、稀代の情熱家の死。


またひとつ、使命が生まれた気がする。
もう直接、彼と話すことはできないけれど、
何としてでも、彼に「借り」を返したい。

いや、必ず、返すのだ。






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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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