2008年02月12日

孤高の人 〜前田智徳インタビュー〜

孤高の人












先日(9日)は、カープの2軍キャンプに行き、
調整中のベテラン・前田智徳選手の取材に行った。

強面の無骨な人のイメージがあるし、
無愛想でインタビュアー泣かせとの噂もある。

けれども、僕にとっては、
不安よりも期待のほうが
大きいインタビューだった。


練習終了後に時間をもらったのだけれど、
「取材の話なんか、聞いてないし、受けたくない」と
取材スタート時に、無表情で大声で言われた。

今、取材テープを聞いてみても、
あの瞬間がよみがえり、血の気が引く思いがする。


――それでも。


取材時間は、90分を越える長いものとなった。
プロ野球選手の取材は、30分程度で
切り上げられることが多く、
とても慌しいものになることが多いのだけれど、
今回は、聞きたかったことがかなり聞けた。

時間が長ければいいというものではないけれど、
それでも、手応えのある濃密な90分だった。


左右のアキレス腱手術を乗り越え、
これまでに20回以上の肉離れを経験したという。
そして、昨年、満身創痍の末、2000本安打を打った。


前田は言った。


「早く、ラクになりたいですよ」


そして、こうも言った。


「野球の楽しみ? そんなもん何もないですよ」


引退すればラクになるのはわかっている中、
そして、「野球の楽しみ」が何もない中、
なぜ、前田智徳は、野球を続けるのか?
19年目のシーズンはどんなシーズンになるのか……。


これから、じっくりと原稿に取り掛かりたい。






shozf5 at 23:47│Comments(2)TrackBack(0) スタジアムでビール! 

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この記事へのコメント

1. Posted by あき   2008年02月13日 03:31
かなり前の事になりますが、格闘家のエンセン井上サンに会えて近いような遠いような距離でいた時に心臓が痛かったです。最近はグラバカの郷野選手!!興奮しすぎて寝る事が出来ず勝手に徹夜してました。 前田サンの楽になりたい、楽しくないって言葉、ちゃんと知りたいです。
2. Posted by SHO   2008年02月14日 15:56
あきさんへ

前田選手については、
原稿を書き終えたら、
改めてご報告します。

以前、郷野選手に取材したことがあります。
彼は、子どものころの病気で
確か、片方の肺(だったかな?)を
失くしているんでしたよね。

エンセン選手は、怖すぎて
近づけませんでした(笑)

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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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