2008年01月29日

映画『スクール・ウォーズ』の舞台は、僕の高校だった……

本日、結果的に完全休養とはならず、
ゲラを戻したり、電話取材をしたり、
編集者が来宅したので、打ち合わせをしたりで、
結果的に仕事はした。

けれども、時間的余裕があったので、
来週取材する方の本を1冊読了。
(かなり面白く読んだので、他の本も続けて読むつもり)


で、その後は正月に録画しておいた、
映画『スクール・ウォーズ』を見た。

僕は、この映画、公開時に映画館で見ている。
テレビ版をコンパクトにまとめた佳作として楽しんだ。


――公開時の話。


本編が終了して、スクリーンには
スタッフロールが流れている。


キャストが一通り紹介された後、
「協力」という形で、ロケ地の紹介が続く。


そのときに、意外な発見があった。


(ロケ地は、僕の出身高校だったのか!)


本編を見ていて、まったく気がつかなかった。
僕の高校は、(意外と)ラグビーの強い高校だった。
きっと、今でもそこそこの強さは維持しているのだろう。

エキストラにも、僕の高校のラグビー部の名前があった。


……全然、気がつかなかった。




――以下、暗い話。




僕にとって、高校時代というのは、
「暗黒時代」とでも称すべき、何もない時代だった。





何に対してもヤル気がなく無気力だった。

今と同じように、ヤクルトと猪木が好きな高校生。
けれども、何事に対しても後ろ向きな高校生。

取り立てて勉強ができるわけでもなく、
特別に運動ができるわけでも、クラスの人気者でもない。


引越しの折に出てきた、当時の日記がある。
そこには、その日に見た映画の感想、
その日に読んだ本の感想が克明に書かれている。


積極的に人や物事と関わろうとせずに、
僕は、現実世界の満たされなさを映画と本に求めていた。

あるいは、学校が終わって一人で通う神宮球場に。


そんなこともあって、知らず知らずのうちに、
いや、意識的に高校時代の記憶を封印していた。




僕が今、チアダンスに励んだり、
泥だらけで女子野球やラグビーに励む
高校生の物語を書いているのは、
「自分が手にすることのできなかったもの」
への憧憬以外の何物でもない。


彼ら、彼女らの姿は、僕にとって、
あまりにもまぶしすぎる。


それでも、自分が避けてきたものを
日々の奮闘の中からつかみとった
高校生の姿から、僕は多くのことを学んだ。


そんな僕は、この映画を見ても、
自分の出身高校がロケ地となっていることに
まったく気がつかなかった……。


今日、自分の出身校が映画のどこに
描かれているのかを注意深く見た。


そして、発見した。


確かに、見覚えのある光景だった。
卒業してから20年弱。
それは、記憶の中で風化しているシーンだった。



せっかくの10代後半のいい時期を、
そのようなひねくれた感情で過ごした
自分に怒りと哀しみを覚えつつ、この映画を見た……。







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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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