2007年09月23日
『スクール★ウォーズ』、再び! 〜大八木淳史の挑戦〜
昨日、今日と高知にラグビーの取材に行っていた。
目的は、高知県夏季大会決勝戦を見るため。
決勝を戦うのは、土佐塾高校と高知中央高校。
高知県は、ラグビー不毛の地と言われている。
この決勝戦も、全国はもちろん、
高知県内でもそれほど注目されている試合ではない。
――けれども。
今年の3月、高知中央高校はラグビー部を新設した。
地方の私立高校のそのニュースは、
一部では全国的に報道されもした。
なぜなら、このラグビー部のGMに
元日本代表の名ロック・大八木淳史が就任したからだ。
この高校は、超進学校でも超伝統校でもない。
むしろ、問題を抱えた生徒が集っている学校だった。
この学校に、新たにラグビー部が新設された。
ラグビー経験者はほとんどいない。
部員の中には、不登校児も他の部活に挫折した者も、
そして、停学を繰り返す生徒もいた。
その学校に、元日本代表の名ラガーが乗り込んだ……。
……まるで、どこかで聞いた話じゃないか?
……そう、『スクール★ウォーズ』、そのものだ。
荒廃していた学校が、高校日本一を獲得するこの物語。
実話を元に制作されたこのドラマ。
大八木淳史もまた、このドラマに登場する。
かつて『スクール★ウォーズ』のモデルとなった男が、
20数年の時を経て、自らが『スクール★ウォーズ』の
再現に、取り組んでいるのだ。
決勝戦直前にもかかわらず、
昨日、今日と大八木淳史GMに話を聞いた。
その話の数々は、衝撃的なエピソードばかりだった。
事実は、ドラマを凌駕するのか?
『スクール★ウォーズ』の世界そのものが
高知のある私立高校で繰り広げられていたのだった。
――そして。
本日の決勝で、高知中央高校は敗れた。
試合後、
初めはやる気がなかったという部員たちが、
人目もはばからずに、声を上げて泣いていた。
練習をサボり、あまり学校にもこないという生徒も
「これからは、本気でやります!」と大八木GMに誓う。
僕は、既視感を覚えていた。
(どこかで見たことがある光景だ……)
そう、『スクール★ウォーズ』で同じようなシーンがあった。
強豪校に「0−109」で敗れた後の試合後のシーンだ。
この試合を契機に、
ドラマ内の「川浜高校」は強くなっていく。
今日の試合を経て、高知中央高校ラグビー部に
何らかの変化は起きるのだろうか?
秋の県予選もすぐに始まる。
高校ラグビーの聖地・花園ラグビー場に、
大八木GMは、彼らを導くことはできるのだろうか?
かつて大八木が着ていた、伏見工業を模して作られた
赤いジャージーをまとった高知中央メンバーたち。
彼らは、花園で、その雄姿を披露することができるのか?
――僕にとっての新しい楽しみが、今日、生まれた。
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この記事へのコメント
1. Posted by BATT 2007年09月25日 00:26

そういえば大八木さんも長渕さんの大ファンでした。私も及ばずながら応援したいと思います!!
2. Posted by SHO 2007年09月26日 13:08
BATTさんへ
確かに、くりぃむなんとかの
「長渕ファン王決定戦」は熱かったですね!
大八木さんの学校については、
今後も見ていきたいと思います!
確かに、くりぃむなんとかの
「長渕ファン王決定戦」は熱かったですね!
大八木さんの学校については、
今後も見ていきたいと思います!