2007年08月24日

武論尊とちばあきおの意外な接点

昨晩は、漫画原作者の武論尊氏と銀座で呑んだ。
由緒ある鳥屋で、鳥鍋をつつきつつ日本酒を痛飲。

武論尊氏といえば、僕ら世代には、
『北斗の拳』が真っ先に思い浮かぶ。

『北斗の拳』の制作秘話を伺いつつ、
日本酒をちびりと呑みながら、
「物語の構成術」や「作劇法」を伺う。
いずれも、タメになる話ばかりだった。

ちなみに、氏は大のヤクルトファン。
さらに、今までの優勝でいちばん嬉しかったのは、
2001年の若松監督の優勝のとき!という。
当然のように、ヤクルト談義に花が咲いた。


さて、その中で意外な話を聞いた。


氏が、『ドーベルマン刑事』をヒットさせ、
漫画原作者として台頭した30過ぎのころの話。

彼が、なじみの鮨屋で呑んでいると、
やはりその店の常連である、
ちばあきお氏がやってきた。
あの『キャプテン』の作者だ。

ともに、呑み友だちである2人は、
さっそく鮨をつまみ、酒を呑む。


そのとき――。


ちばあきおは、武論尊にボソッとつぶやいた。

「少し、天狗になっているんじゃないのか?」

このひと言で、武論尊は一気に酔いがさめたという。

(確かに、天狗になっていたかもな……)

自覚していなかったけれども思い当たるフシはあった。
飛躍的に収入が増え、生活も人への接し方も
以前とは変わっていたかもしれない……。

以来、この言葉をつねに肝に銘じて
過ごすようになったという。

あれから30年近く経った今でも、
そして、ちばあきおが亡くなった今でも、
この言葉は武論尊の中に息づいているという。



さて、『北斗の拳』と『キャプテン』のイメージから、
ちばあきおと武論尊と接点があるとは思いもしなかった。

また、先輩・ちばあきおとの思い出話を語る武論尊の
その表情が、次第に辛そうになっていくのも印象的だった。

その後、近くのホテルのバーに移り、
いろいろなアドバイスをもらい、そこで別れた。


……そこで帰ればいいものを、
一人で馴染みの銀座のバーに顔を出し、
そのまま新宿で呑むという体たらく。

それでも、武論尊氏の言葉をかみ締めつつ、
おいしい酒を呑んだのでした……。


追伸
今日の取材、その後の打ち合わせは、
二日酔いがちょっと辛かったです(笑)。






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この記事へのコメント

1. Posted by BATT   2007年08月25日 00:51
5 私も人生一生勉強だと思って! 謙虚さを忘れずに生きていかなければなりませんね。
もっともっと質の高い人間に成るために!!
2. Posted by BATT   2007年08月25日 00:57
5 私も人生一生勉強だと思って! 謙虚さを忘れずに生きていかなければなりませんね。
もっともっと質の高い人間に成るために!!
P・S
「真っ直ぐ、前をー」ようやく購入させていただきました!ゆっくり読ませていただいておりますm(_ _)m
3. Posted by ちゅうやん   2007年08月25日 02:23
最近キャプテン読み出しました(゜∇゜)


自分も今日バイトで慣れていることを失敗しました↓やはり天狗にならず日々努力しようと思います(∋_∈)

てかK-1、魔裟斗対ブアカーオですよ(゜∇゜)もう自分はワクワクウキウキです(^w^)
4. Posted by SHO   2007年08月27日 01:16
BATTさんへ
こんばんは!
本も買ってくれて、ありがとうございます。
お口に合うといいのですが(笑)。

ぜひ、個人的に感想でも聞かせてください。


ちゅうやんへ
『キャプテン』、いいよねぇ〜。
ぜひ、感想を聞かせてね。

で、魔裟斗対ブアカーオ戦は、
確かに久々の胸躍る戦いです。

どんな展開になるのかなぁ〜。

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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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