2007年04月19日
映画『ブリッジ』を見た!
忙しいと言いつつも、映画を見る時間はあったりする。
昨日は、NHK−BSで『フェーム』を見た。
初めて見たけれど、いい青春群像映画だった。
今、書いている女子野球も「群像モノ」なので、
各キャラの描き方をついつい意識しながら見てしまった。
で、今日は『ブリッジ』という映画を見た。
先日、編集のSさんと雑談をしていた折に
「こういう映画があるんですけど……」と
紹介され、ビデオを送ってきてくれたので、
今日、それをじっくりと見た。
今年の夏公開予定の、この映画は、
配給会社の紹介文をそのまま引用すれば、
ゴールデンゲートブリッジから
飛び降り自殺する人々をとらえた、
世界中で論争を巻き起こした
衝撃のドキュメンタリー。
ということになる。
宣伝チラシに書かれているような
「現代社会が抱える“タブー”」が
描かれていたとは、僕には思えないけれども
これを企画し、飛び込むシーンを撮影するために、
ひたすらカメラを回し続けた、
監督のモチベーションと、その制作過程には
激しく興味を惹かれる。
「生命の尊厳を訴える」とか、
「自殺を思いとどまらせたい」とか、
そんな理念は、おそらくは後付けのものだろう。
むしろ「本当に飛び込むシーンを撮れるのか?」
とか、「自殺する人はどんな人なのか?」という
監督自身の単純な好奇心から始まったものに違いない。
それは動機不純でもなんでもなく、
正しいクリエイターのあり方だと思う。
このビデオを貸してくれた編集のSさんは、
先日、来日中のエリック・スティール監督に
インタビューをしたという。
そこで、この監督がどんな話をしたのか、
とても気になる。
インタビュー秘話を、ぜひ聞いてみたいと思う。