2007年02月20日

エースの矜持〜広島カープ・黒田博樹

一昨日、宮崎から戻ってきたばかりだけれど、
明日から、再び宮崎に行く。

目的は、広島カープ・黒田博樹選手の取材のため。

05年には最多勝を、そして、06年は最優秀防御率を獲得。
もはや、セ・リーグ屈指の大投手となった広島のエース。

昨年秋、黒田の去就にチームもファンも揺れた。

広島というチームは、その脆弱な経営基盤ゆえ、
高額年俸選手を引き止めることはせず、
移籍金を得る代わりに、他チームに有力選手を
素直に譲り渡すという方針を採ってきた。

そのため、黒田のFA宣言による移籍も
また規定事実のように思われていた。


――しかし。


黒田はFA宣言をしなかった。
他チームの好条件を断り、広島に残留することを決めた。

広島ファンの熱意と愛情がチームを動かし、
そして、黒田の心を揺さぶった。




……本日は朝から、黒田に関する資料を読み込んでいる。
編集のKクンが熱心に集めてくれた資料だ。

入団の経緯、昨年のFA騒動の経緯に触れてKクンは言う。

「黒田選手ほどカープから求められた選手はいないですね」

今朝から資料を読んでいて、僕もそう思う。
広島というチームカラーに実によく溶け込んでいる。


昨年の残留会見で黒田は言った。


「自分が他球団のユニフォームを着て、
カープ相手に目いっぱい投げられる自信がなかった」



多分にセンチメンタリズムに過ぎる発言かもしれない。
けれども、それが偽らざる彼の心境なのだとしたら、
僕は、この言葉を素直に受け止めたい。


「カープのエースであること」とは、
黒田にとって、どんな意味を持つものなのか?


エースの矜持――。


明日の取材を楽しみに待ちたい。







shozf5 at 14:31│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!スタジアムでビール! 

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PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@yahoo.co.jp


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