2010年08月

2010年08月31日

お立ち台には、兵庫の田中碧&小西美加!

二大ヒロイン!


本日(30日)、神宮球場へ女子プロ野球取材。

子どもの頃から神宮に通い続け、
大人になってからは神宮でビールばかり呑み、
昨日(29日)もヤクルトの完敗を見たばかり。

その翌日に「まさか女子プロ野球を神宮で観るなんて!」
という、個人的には実に感慨深い一日となった。


試合前には京都アストドリームスの選手を中心に話を聞いた。
このプロリーグ発足以降、僕は河本悠ファンになったので、
先日の彼女の完封勝利が嬉しく、時間をいただき話を聞いた。

河本選手や大倉三佳選手の年長組(失礼!)の
リーダーシップこそ、今の京都には大切なもの。

京都の踏ん張り如何が、今後の女子プロ野球人気を
左右していると言っても過言ではない。
なので、京都の選手にはとても期待しているのだけれど……。


しかし、今日も兵庫スイングスマイリーズの勝利だった。


京都が勝てなかったのは残念だけど、
兵庫の勝利の立役者は、先発勝利の田中碧投手と、
殊勲打の小西美加選手だったので、とても嬉しかった。


思えば、僕が女子野球を取材した最初のチームが、
2005年の埼玉栄高校の「一味同心」の3年生で、
そのチームのエースが田中投手だった。

そして、初めての女子野球海外取材だった2006年台湾W杯。
この大会で、さまざまな課題と葛藤を抱えつつ奮闘し、
その後大きく成長した投手が小西選手だった。

2005年の埼玉栄高校女子硬式野球部と、
2006年のW杯日本代表チームについては、
それぞれ一冊の本にまとめたのでなおのこと感慨深い。


その2人が、そろってお立ち台でインタビューを受けている。
もし、僕が酔っていたら、間違いなく号泣していた。
取材中だから、シラフだったので泣かずに済んだ(笑)。


ということで、今日はヒロイン2人の集合写真!
彼女たちの幸せそうな顔を見ていると、
プロリーグが発足して、とてもよかったと思う。


観客席には、先日のベネズエラW杯選手たちが、
多数駆けつけていて、幸せな空間も堪能できた。
金メダルも見せてもらって、とても感激した。


試合後は、先輩スポーツライターである
小関順二、佐野正幸両氏と、近くで呑む。

ドラフト会議の第一人者である小関さんは、
ストップウォッチで選手の能力を測る第一人者。

男子プロ野球では、ドラフト会議中継の解説者を
毎年務めて、選手の特徴を分析している人。

今日も、女子選手のプレイを計測していて、
男子との違いをいろいろと教えてもらった。

ちなみに、小関さんの評価していた選手は、


・川保麻弥(兵庫)
・厚ケ瀬美姫(兵庫)
・小西美加(兵庫)
・三浦伊織(京都)
・川端友紀(京都)


彼女たちの数字を見せてもらったけれど、
確かに、他の選手より群を抜いていた。
やっぱり、数字は嘘をつかないのだなと驚いた。


いろいろと勉強になった一日だった。
明日は、いつもの「元アイドル」取材。
明日も楽しみなので、詳細はまた明日に。

長文、失礼いたしました。







shozf5 at 01:07|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月28日

「プロレスの匠」〜長州力の言語感覚〜

藤波・長州

昨日(27日)は、満を持しての長州力選手インタビュー。
ここ最近忘れていた緊張感を伴っての取材となった。

やっぱり、僕ら世代には「長州=キレる人」という
イメージが沁みついてしまっているので、
「絶対に粗相があってはいけない」、でも、
「絶対にこれだけは聞かなくてはいけない」という、
二律背反した思いを抱えた上でのインタビューだった。


結論から言えば、すべて杞憂に終わった。
同席してくれた編集者とも話したのだが、
彼は「天性の詩人」だった。


藤波との「名勝負数え唄」をワインになぞらえたり、
芽が出る前の「逃げた」自分を情感を交えて告白したり、
興行会社の宿命を「ピリオドを打つこと」と言いきったり、
暴露本によってめちゃくちゃになった今のプロレス界を、
「オープンキッチンカフェ」と「田舎の定食屋」で例えたり、
彼独特の言語感覚と比喩にはしびれっぱなしだった。


彼の言う「プロレスの匠」とは、
現在のレジェンドたちを的確に言い表している。


また、話の節々に出てくる藤波辰爾への親愛の情と、
師匠アントニオ猪木への尊敬の念の表明は、
当時の新日本プロレスに熱い思いを抱いていた
すべての新日ファンにはたまらないはず。


年に何回かしかない緊張のインタビューは、
年に何回かしかない大満足の取材となった。

さぁ、今日も、これから別件の取材だ。頑張りますです!




shozf5 at 11:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 取材・インタビュー…… 

2010年08月26日

女子野球日本代表監督・大倉孝一という人

大倉監督とナイン

もはやにっちもさっちもいかない状況になった。
ということで、終日、原稿書きの真っ最中。

原稿を書いていたところ、携帯が鳴った。
ディスプレイには「大倉監督」の文字が。
見事にW杯連覇を達成した日本代表監督からの電話だった。

本来なら、こちらからお電話しなければいけないのだけれど、
昨日帰国したばかりで、少し落ち着いてからと思っていた。
ということで、通話ボタンを押すのももどかしく電話口に。


「もしもし、長谷川くん! やったよ!」


それは、いつもの大倉監督の元気な声だった。
今回の偉業をねぎらい、ベネズエラについて、
大会について、選手たちについて話が弾んだ。

オーストラリアが意外にも強くなっていたこと、
選手たちが日に日にたくましくなっていったこと、
監督自身もパニックになるほどアウェイの洗礼を受けたこと。

印象的だったのは、監督の言ったこんなひと言。


「これまでの野球人生で、こんなにも“ウェイト”の
サインを出したことはなかったよ(笑)」



「ウェイト」とは「待て」ということ。
簡単に打ちに行かずに、じっくりとボールを見ろという指示だ。

直前合宿で、カウントを有利にするために「ファール打ち」の
練習をしていたように、今回の日本チームは、
ボールをじっくりと見て、相当、相手に球数を投げさせたという。

こうしてじわじわとプレッシャーを与えつつ、
自軍に有利な展開に持ち込んだのだ。
まさに「大人の野球」が日本女子球界に訪れようとしている。

以前、大倉監督は言っていた。
監督には3つのタイプがある、と。

1.超カリスマ型監督
2.超スパルタ型監督
3.バランス型監督


「僕にカリスマ性がないことは自分でもわかっています。
そして、女子にはスパルタで押し通せないことも理解している。
だから僕は、常にバランスを考えて彼女たちと接しています」


こうした指導が、ついに実を結んだ。
改めて、素晴らしい監督と素晴らしい選手たちによる
素晴らしいチームが完成したのだと思う。

しばらくの間は、ぜひゆっくりと休んでください。
ぜひ、ゆっくりとお話を聞きに行きたいと思う。






shozf5 at 22:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月24日

ヘアヌードはしない 〜後藤理沙さんインタビュー〜



先日、後藤理沙さんのインタビューをした。
毎月、行っている「元アイドル」連載の13回目。

彼女は98年、99年のポカリスエットのCMが印象的。
デビュー後、すぐに連ドラ出演、映画の主演が決まり、
順風満帆のデビューを飾った。

しかし――。

彼女は19歳のときに、突然、芸能界を引退する。
地元の福岡に戻って、バーテンダーとなったり、
ダーツ選手として、全国の大会に参加したりした。

そして、22歳のとき「マイナスからのスタート」と、
覚悟を決めた上で、芸能界復帰を決めた。

本人の覚悟以上に、芸能界は厳しかった。
引退前と比べると仕事は激減した。
それでも、地道に活動を続けていた。

一方、私生活では07年に結婚し、09年に離婚。
09年には脂肪吸引、豊胸手術の美容整形を施す。
一時期はホームヘルパーとして週五日働き、
芸能活動は週末だけに限られることもあった。
現在は芸能活動一本に絞って活動することを決めた。

一度、引退し、復帰をした「元アイドル」には、
これまで何人か、話を聞いた。
彼女たちの多くは復帰を機にヘアヌードを発売している。
当然のように、後藤さんにもオファーがあったという。


「雑誌社の人って、みんな私を脱がせようとするの」


あっけらかんと彼女は笑った。そして、言葉を続けた。


「私ね、後悔したくないから脱がないの」


毎回毎回、「アイドルとは何か?」という壮大なテーマを
解明すべく取材&執筆を続けているけれど、
まだまだ、その謎は解けそうもない。

いいことも悪いこともたくさんあったアイドル時代。
狂騒の時代を改めて振り返る彼女たちは、
例外なく美しく、魅力的だ。

ぜひ、これまでお話を聞いた方々の物語を、
きちんとした形でまとめて発表したいと思う。











shozf5 at 18:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 取材・インタビュー…… 

2010年08月23日

第4回女子野球ワールドカップ・16.第9戦決勝・オーストラリア戦!

DSC_9606

※写真は08年W杯、優勝直後の集合写真


22日、日本チームはオーストラリアとの決勝戦に臨んだ。
第2次ラウンド初戦で、唯一の黒星を喫した相手。

昨日、女子プロ野球の取材時に、多くの関係者の口から、
「何で、オーストラリアに負けたんですかね?」と聞かれた。
それぐらい、日本とオーストラリアの間には実力差があるが、
もちろん、勝負はやってみなければわからない、油断禁物だ。

記念すべき、先発メンバーは以下の通り。


1)中野菜摘(尚美学園大学)
2)志村亜貴子(アサヒトラスト)
3)六角彩子(サムライ)
4)西朝美(マドンナ松山)
5)高島知美(平成国際大学)
6)金由紀子(ホーネッツ)
7)萱野未久(尚美学園大学)
8)宮崎恵(アサヒトラスト)
9)山崎まり(筑波大学)



先発は、前回のオーストラリア戦で苦杯を嘗めた
磯崎由加里(尚美学園大学)のリベンジ登板。

試合は初回から日本打線が大爆発した!
初回に打者一巡の9得点を挙げた。

相手のワイルドピッチやエラーで得点したり、
5番・高島選手のレフトへのタイムリーに、
昨日同様、金さんの押し出し死球などなど。
ホントに金さんは死球が多い。今日だけで2死球(笑)。

2回裏は、萱野選手のタイムリーで1点。
3回裏も、志村、六角両選手がチャンスを作り、
相手エラーに乗じて、さらに1点。
理想的な試合展開を繰り広げた。

投げては、磯崎投手が4回を投げて1失点。
5回からは里綾実(尚美学園大学)にチェンジ。
里投手は5回表にエラーと押し出しで2点を失うものの、
その後は2三振でピンチを切り抜けた。

そして、5回裏の日本の攻撃。
西、高島両選手のヒットでチャンスを作ると、
萱野選手の押し出し、なおも1死満塁の場面で、
途中からライトに入った中島梨紗(サムライ)の
センター前タイムリーヒットでもう1点。
計13点を奪取して、見事にコールド勝ちを決めた。

決勝戦でのコールド勝ち!
実に、堂々たる戦いぶりで大会2連覇を達成した!


日本チームは、やっぱり強い!
これまで、大倉監督をはじめとした首脳陣、
そして実に魅力にあふれた選手たち、
日本代表を陰で支え続ける教会関係者たちに、
取材を通じてお話を聞いてきたけれど、
心から嬉しいし、本当に誇りに思う!

ぜひ、無事に帰国して、改めて、
お話を聞かせてほしいと思う!

本当にお疲れさまでした、
そして、本当におめでとうございます!
いいぞぉ〜、大倉ジャパン!!!!!!


1年生投手トリオ!

※今大会で大活躍した、新宮、磯崎、六角選手。
彼女たちが高校1年生だった頃の写真。
「すごい3選手だ!」と思って写真を撮らせてもらった。
まさか、あれから3年、3人とも世界で大活躍するとは!















shozf5 at 09:01|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月22日

女子プロ野球と『スクール☆ウォーズ』 〜「切り替えて」を「切り替えて」〜

今日の女子プロ野球の試合終了後、僕は、
あるドラマのワンシーンを思い出していた。

1984年に放送された、ドラマ『スクール☆ウォーズ』の
伝説のワンシーンだ。長くなるけど、時間のある方はぜひ。



京都の選手が手を抜いているというつもりはないけど、
「負けたけど明日から気持ちを切り替えよう」的な雰囲気が、
チーム内に満ち満ちていることには違和感を覚える。

年間を通して戦うプロ選手なんだから、
ひとつの敗戦をいつまでも気に病む必要はないと思う。

それでも、前期の結果や後期のここまでの戦い方から、
もはや「切り替え」だけで済む問題ではないのではないか?


打てなかったこと、抑えられなかったこと、
負けたことが問題なわけじゃないのだ。


同じプロ選手でありながら、どうしてこんな大差がつくのか、
「切り替えず」に、見つめ直す必要があるのではないか?

今こそ、負けた悔しさを「切り替えず」に
抱き続けることこそ、大切なのではないだろうか?


今日の敗戦が悔しくて、悔しくて、今晩、
一睡もできないような選手はいるだろうか?

今日、たびたび見せた深澤美和選手のヘッドスライディング、
うつむき加減でグラウンドを後にした大倉三佳キャプテン。
全身を使った精一杯の投球を見せた河本悠投手。
大事な場面で自分の仕事をした三浦伊織、川端友紀両選手。
彼女たちの姿には希望の可能性を見た気がするのだが……。


このドラマの中には印象的な二校の戦い方が登場する。
負け癖のついた川浜高校の無気力ぶりと、
大差での勝利で緊張感の切れた相模一高の試合運び。


演出上、多少、オーバーに描かれているけれど、
こういう光景は取材を通じて、しばしば目にする。

現在、女子プロ野球ファンはとても優しい。
けれど、その優しさに甘えていては、
絶対に早晩、見捨てられてしまうだろう。

立ち上がったばかりの女子プロ野球が、
このドラマのような状態にならないように、
京都の、もうひと踏ん張り、ふた踏ん張りを見たい。


プロである以上、結果も求められるという、
シンプルかつ、当然の命題を改めて考えた次第だ。

先ほど届いた京都アストドリームスのメルマガに、
「切り替えて」の文字があったために、
ついつい、長文をエントリーしてしまいました。
……長文にて、失礼いたしました。




shozf5 at 20:03|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

京都アストドリームス、勝てないなぁ……

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先ほど、試合終了。
京都は引き分けを挟んで、後期4連敗。

僕は基本的に「いいところを探そう」という視点で、
女子野球については取材をしているけれど、
京都アストドリームスの戦いぶりについては、
そろそろそんな甘い姿勢ではいけない気がしてきた。

このまま京都が負け続けるようでは、
リーグの存在意義にも、女子野球界にも、
大きな影響を与えてしまう気がする。

選手たちが頑張っているのはよくわかるし、
実際に、選手たちもすごく上達している。
個人的には河本悠選手の全力プレーは大好きだ。

けれども、結果があまりにも伴わない。
「よく頑張ったね」というだけでは、
今後の京都のためにも、リーグのためにもならない。

せっかく、三浦、川端という素晴らしい才能が生まれ、
駒谷、荒井という若い才能が育ちつつあるのに、
どうも、うまく機能していないし、負け試合にテーマが見えない。

じゃあ、どうすればいいのか?

試合終了後、太田スーパーバイザー、片桐代表と話をした。
いろいろと考えること、問題点が見えてきた。

このままじゃ、いけない。
そんな視点で、今後、取材を続けていこうと思う。



shozf5 at 17:46|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

女子プロ野球関東初上陸!

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本日、女子プロ野球関東初上陸。
原稿書きをひと休みして、西武ドームへ。

兵庫スイングスマイリーズ・厚ヶ瀬美姫選手、
京都アストドリームス・三浦伊織選手のインタビュー。

現在、1回を終えて、4−2で兵庫がリード。
京都の先発は、駒谷投手。
兵庫の先発は、小久保投手。



shozf5 at 13:26|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

第4回女子野球ワールドカップ・15.第8戦アメリカ戦!

里投手


21日は、いよいよ決勝ラウンド初戦・対アメリカ戦が行われた。
ここからはトーナメント方式に変わるため、
本当に、もう、ひとつも負けられない戦いが始まる。

ベスト4に残ったのは、以下の4チーム。

・日本
・アメリカ
・ベネズエラ
・オーストラリア


日本はこの日、アメリカと戦うことになった。

日本の先発は中1日で新宮有依(平成国際大学)。

13日・キューバ戦……完投勝利
19日・カナダ戦……完投勝利


ここまで2試合に登板して、2完投勝利。
おそらく相当、調子がいいのだろう。

新宮投手は、埼玉栄高時代から注目していたが、
大学に進んだ今年、さらに進化した世界有数の好投手。
疲労はあるだろうが、ぜひとも踏ん張ってほしい。
期待を背負った上での登板となった。

先制点をどちらが取るかがポイントだと思っていたが、
待望の先取点は日本チームが手にした。

1回裏、一死後、2番・志村亜貴子(アサヒトラスト)が、
セカンド内野安打で出塁すると、
大倉監督は3番・六角彩子(サムライ)にバントを命じた。

1死からの送りバントは、「何としてでも先取点を」という
大倉監督の執念が透けて見える采配だった。

その後、4番・西朝美(マドンナ松山)が敬遠、
5番高島知美(平成国際大学)がレフト前ヒットで満塁。

続く、キャプテンの6番・金由紀子(ホーネッツ)に対して、
アメリカの先発投手は、押し出しのデッドボール!
日本チームは予期せぬ形での先制点を挙げた。
余談となるけれど、金さんは本当に死球が多い(笑)。


先発の新宮投手は2回表こそ3者凡退に抑えたものの、
初回、3回、4回とピンチの連続。
3回表には1点を失い、同点に追いつかれる。

5回表に無死1、2塁の場面を作ると、大倉監督は、
今大会で最も頼りになる里綾実(写真・尚美学園大学)へスイッチ。
新宮投手は疲労と多大なプレッシャーの中、
見事に、みんなの期待に応えたと思う。

里投手は、代わりばなヒットを喫して、
いきなりノーアウト満塁の大ピンチとなってしまった。

しかし、ここからが圧巻だった。

続く打者をホームゲッツーでアウトにすると、
その後も、落ち着いた投球で見事に抑えて、
この回のアメリカ打線を0点に完璧に封じた。

野球とはやはり「流れ」のスポーツで、
大ピンチを切り抜けた後は勢いが自軍に訪れる。

5回裏の日本は、3番の六角選手のタイムリーで、
待望の1点を挙げてアメリカを引き離した。

ここでも大倉采配が光ったのは1死から、
2番志村選手に命じた送りバント。
結果として続く六角選手のタイムリーの呼び水となった。

さらに6回裏には、1番・中野菜摘(尚美学園大学)、
3番・六角のそれぞれ2点タイムリーで4点を追加。
アメリカに引導を渡すことに成功した。

里投手は、最後まで投げ切って今大会3勝目を挙げた。
日本チームは、これで決勝戦進出!!!!!!!!!
明日、ベネズエラ対オーストラリアの勝者と決勝を戦う。

さぁ、残すはあと1試合!
泣いても笑っても明日ですべてが終わる。

長丁場の戦いで相当、心身ともに疲労困憊だろう。
それでも、残り「あと1試合」だ。

ぜひとも、日本チームには総力結集、全員野球で、
最後の踏ん張りを期待したい。頑張れ、大倉ジャパン!


JAPAN 6, U.S.A. 1 (Aug 21, 2010 at MARACAY)
------------------------------------------------------
U.S.A............... 001 000 0 - 1 7 1 (0-1)
JAPAN............ 100 014 X - 6 8 1 (1-0)
------------------------------------------------------











shozf5 at 08:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月21日

第4回女子野球ワールドカップ・14.第7戦ベネズエラ戦!

尚美・西選手


20日に行われた第2ラウンド最終戦は対ベネズエラ戦。
開催国ということで、おそらく完全アウェイ状態なのだろう。

すでにベスト4入りを決めている日本チームは、
ここまで全勝と勢いに乗るベネズエラとどう戦うのか?

スケジュールを見ればわかるように、
ベネズエラはこれまでの試合すべてナイトゲーム。
さすが開催国。やりたい放題の日程作成だ。
しかし、こうしたことも国際大会の宿命だ。

さて、この試合の先発は第4戦のプエルトリコ戦で先発勝利、
そして、唯一の敗戦を喫した第5戦のオーストラリア戦で救援した
里綾実(尚美学園大学)が中1日で先発。

里投手は、立ち上がりが絶好調で3回まで三者凡退の山を築く。
さすが、今春のヴィーナス・リーグでMVPを獲った実力者。

一方の打線もさすがだ。

特に初回は、相手投手の乱調につけこんで、
きちんとボールを見て、実に三つの四球を選んだ。

ここで5番・DHの高島知美(平成国際大学)が
センターへ先制の2点タイムリーツーベースを放った。
この回は押し出しや相手のエラーに乗じて計5点!

里投手がテンポのいい投球でリズムを作る中、
日本チームは、嫌らしい攻撃で着実に加点。

2回裏には、西朝美(写真・マドンナ松山)のタイムリー、
初回に続き金由紀子(ホーネッツ)のタイムリーで2点。

3回裏には西選手のレフトへのタイムリーで1点。

気がつけば、5回裏攻撃時点で10点を挙げ、
見事にコールド勝ちを収めた。

志村亜貴子(アサヒトラスト)が3打数3安打と活躍。
さらに、4番・西、5番・高島、6番・金が、
それぞれ2打点を挙げる力強いバッティングを披露。

実に見事な勝ちっぷりだった! いいぞ、大倉ジャパン!

明日からは4強によるトーナメント戦。
ひとつも負けられない戦いが続く。
組み合わせなど詳細が不明なので、
わかりしだいご報告します! 取り急ぎ。


Score by Innings R H E
--------------------------------------
VENEZUELA........... 000 00 - 0 2 3
JAPAN...................... 521 11 - 10 10 0
--------------------------------------









shozf5 at 10:54|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月20日

第4回女子野球ワールドカップ・13.第6戦カナダ戦!

新宮投手


19日に行われた第2ラウンド2戦目は対カナダ戦。
日本チームは、第1ラウンドで、アメリカ、キューバに
勝利しているので2勝のアドバンテージがあるものの、
昨日、オーストラリアに敗れたため現在、2勝1敗。

ここで勝って、現在3戦全勝のベネズエラとの
差を広げられないようにしたいもの。

この日の日本の先発は新宮有依(写真・平成国際大学)。
新宮投手は第2戦のキューバ戦で見事な完投勝利。
この日のピッチングにも期待がかかった。

先制したのはカナダ。
3回表に1死1、2塁からタイムリーを打たれ2得点。
しかし、3回裏に志村亜貴子(アサヒトラスト)のタイムリーで
日本チームはすぐに1点を挙げた。

さらに4回裏には宮崎恵(アサヒトラスト)の押し出し死球と
山崎まり(筑波大学)のバント敵失でさらに2点を挙げた。

日本は5回裏には山崎の代打で起用された、
第1期からの代表歴を誇る新井純子(尚美学園大学)が、
2死満塁からの2点タイムリーなどでさらに3点。
見事な打撃で、大倉孝一監督の期待に応えた。


印象的なのは、今大会でホームランを放った西朝美(マドンナ松山)に
犠牲バントを命じた5回裏の采配。西選手は見事にバントを決めた。

さらに4点差となった6回裏にも志村選手にバントを命じ、
とにかく1点を大切にとりに行く堅実な采配が印象的。

西、志村両選手とも、いずれも初球を見事に決めて、
日本チームに傾いていた流れをさらに加速させた。


一方、新宮投手は2回、5回のピンチをいずれも
ゲッツーで切り抜ける粘り強い投球を披露。
4回も無死2、3塁のピンチを作ったものの、
ここでも無失点に抑える我慢強い投球が光った。


これで日本チームは、第2ラウンド3勝1敗。
次戦は20日・ベネズエラと対戦。


ホスト国との対戦のため、完全アウェイとなるだろうが、
「ヤワなヤツは一人もいない」と新谷コーチが語っていたように、
日本選手の力強い戦いを期待したい。頑張れ、大倉ジャパン!


Score by Innings R H E
-----------------------------------------
CANADA.............. 002 000 0 - 2 7 3
JAPAN.................. 001 230 X - 6 2 2
-----------------------------------------






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2010年08月19日

第4回女子野球ワールドカップ・12.第5戦オーストラリア戦!

大倉監督とナイン (2)


18日に行われた第2次ラウンドの初戦。
日本はオーストラリアと戦い、9−10で敗れた。

プールAでは2勝2敗で3位だったオーストラリアに、
プールB全勝1位の日本が敗れるのだから勝負事はわからない。

日本の先発は第1戦のアメリカ戦で、
殊勲の勝利投手となった磯崎由加里(尚美学園大学)。

さて、試合は序盤から両チームが点を取り合い、
3回終了時点で6対7の大乱打戦。

日本チームは、
1番・中野菜摘(尚美学園大学)
2番・六角彩子(サムライ)
のコンビが今大会、見事に機能しているようで、
この試合でも、中野2安打、六角3安打と活躍。
さらに9番に女子球界屈指の俊足を誇る
志村亜貴子(アサヒトラスト)選手を起用し、
上位と下位をうまくつなぐ嫌らしい打線になった。

さて、この試合だが、初回から、
チャンスの場面で西朝美(マドンナ松山)が
敬遠されるなど、西選手の打撃は世界でも脅威なのだろう。
西選手は、続く第2打席でも敬遠された。

その初回のチャンスは金由紀子(ホーネッツ)の2点タイムリー、
さらに、今大会では外野守備につくことが多い中島梨紗(サムライ)の
バントヒットと相手エラーに乗じて3点目を挙げた。

その後も取ったり取られたりが続いたものの、
日本チームは4〜6回を無得点に抑えられ、
試合のペースをつかむことができなかった。

磯崎投手からの継投は、
野口霞(平成国際大学)――里綾実(尚美学園大学)とつないだ。

里投手は17日の第4戦・プエルトリコ戦での先発に続き、
連日の登板で、大倉監督の勝負に賭ける執念が見られた。

第2次ラウンドは6チーム中4チームが上位進出。
激戦必至なだけに、残り2試合、日本は絶対に負けられない。

しかし、これまで数々の苦境を乗り切ってきた大倉ジャパン。
新谷博投手コーチのブログによれば、
選手たちはこの試合でも堂々と勝負していたという。

日本チームの底力に期待して、日本からエールを贈りたい。
頑張れ、大倉ジャパン!

Score by Innings R H E
-----------------------------------------
AUSTRALIA........... 115 002 1 - 10 13 3
JAPAN.................... 312 000 3 - 9 12 3
-----------------------------------------






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第4回女子野球ワールドカップ・11.2次ラウンドについて

日本代表ナイン


現地時間17日に第1次ラウンドがすべて終了した。
日本チームは4勝0敗で2次ラウンドに駒を進めた。
以下、1次ラウンドの結果を。

【第1次ラウンド結果】
[プールA]
1)ベネズエラ  :4勝0敗
2)カナダ    :3勝1敗
3)オーストラリア:2勝2敗
4)中華台北   :1勝3敗
5)オランダ   :0勝4敗
※香港は途中帰国

[プールB]
1)日 本   :4勝0敗
2)アメリカ  :3勝1敗
3)キューバ  :2勝2敗
4)プエルトリコ:1勝3敗
5)韓 国   :0勝4敗



今後は、各プールの上位3チームが第2次ラウンドに進出。
それぞれ別プールの3チームと全3試合戦う。

つまり、日本チームはプールAの

・ベネズエラ
・カナダ
・オーストラリア


と戦うことになった。以下、2次ラウンドのスケジュール。


【第2次ラウンドスケジュール】
■18(水)
[10:00]カナダ−アメリカ
[15:00]日本−オーストラリア
[19:00]ベネズエラ−キューバ
■19(木)
[10:00]オーストラリア−キューバ
[15:00]日本−カナダ
[19:00]ベネズエラ−アメリカ
■20(金)
[10:00]カナダ−キューバ
[15:00]アメリカ−オーストラリア
[19:00]日本−ベネズエラ
※時間はすべて現地時間


ここでは1次リーグの直接対決の結果も踏まえた上で
上位の4チームがベスト4で準決勝進出。
ここからはトーナメントで戦われることに。

決勝戦までは残り5試合。
さらにハードな戦いが続く。頑張れ、大倉ジャパン!



shozf5 at 10:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月18日

第4回女子野球ワールドカップ・10.第4戦プエルトリコ戦!

宮原投手

17日、日本は第4戦・対プエルトリコ戦に臨んだ。
ここまで日本チームは3連勝で、
すでに決勝リーグの上位進出が決定している。

この日の先発は、里綾実(尚美学園大学)投手。
新谷投手コーチが「三本柱の一人」と語っていた選手だ。

対するプエルトリコは韓国には勝利したものの、
キューバ、アメリカには大敗を喫しているだけに、
日本チームも実力差を見せつけて勝利したいところ。

そんな期待通りに、日本チームは実力差を見せつけた。
初回に高島知美(平成国際大学)のゲッツーの間に先制。

2回には金由紀子(ホーネッツ)のツーベースを足がかりに、
バントとスクイズ、盗塁など、小技で追加点を挙げた。

先発の里は、危な気のない立ち上がりで3回まで無安打。
4回に2本のヒットを許すものの落ち着いた投球を披露。
結局、4回を投げて6奪三振という力投を見せた。

里の後を継いだのが「番長」宮原臣佳(写真・倉敷ピーチジャックス)。
宮原投手も2回を無失点という安定した投球内容を誇った。


里投手も、宮原投手も、前回大会では、
代表候補に選ばれていたものの、直前で代表落ち。
その悔しさを武器に、2年間頑張ってきたのだろう。
「臥薪嘗胆」、野球の神様は決して努力を裏切らない。


日本チームは3回に5点、6回に2点を加点。
結局、10−0・6回コールドで予選リーグ全勝を決めた。


PUERTO RICO......... 000 000 - 0 2 2 (1-3)
JAPAN........................ 125 002 - 10 9 2 (4-0)


現在まで、死角が見つからない戦いぶりを見せる日本チーム。
体調管理に気をつけ、油断さえなければ連覇も十分可能だ。
明日からは決勝リーグだ、頑張れ、大倉ジャパン!





shozf5 at 09:55|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2010年08月16日

第4回女子野球ワールドカップ・09.第3戦韓国戦!

今井投手と新谷コーチ

15日、日本チームにとっての第3戦・対韓国戦が行われた。
一連の騒動を受けての大会再開だったが、
日本チームは、堂々とした戦いぶりを見せてくれた。

大会辞退を決定し、香港チームは帰国の途に就いた。
日本チームは、負傷した香港選手に対して、
選手全員で「ジャパンジャージー」に
寄せ書きをしてプレゼントしたという。

以前から交流の深い香港選手の分まで、
日本選手は、ますます頑張ってくれることと思う。


日本の先発は代表返り咲きの今井綾子(写真・信濃グランセローズ)。
今井投手はストレート、スライダー、カーブ、
シュート、チェンジアップと多彩な球種が魅力。

直前合宿では、新谷コーチにつきっきりで指導を受けていた。

「かわいいのは顔だけでいいんだよ!
 ボールまでかわいくてどうするんだよ(笑)」


そんな冗談とともにサイド気味のフォームで、
キレのいいボールを投げ込んでいた。

今井投手は韓国打線に対して3回を零封。
続いてマウンドに上がった坂本加奈投手(マドンナ松山)も、
2回を0点に抑えて、韓国打線を完全に封じ込めた。

一方の日本打線は、2回裏に一挙10点を挙げる猛攻。
結局、先発全員安打を含む15安打の一方的な大勝利。

これで、プールBで唯一の3戦全勝。
プエルトリコ戦を残して決勝リーグ進出を決めた。

本日16日は試合予定はなし。
次戦は、17日の対プエルトリコ戦。

混乱の中、堂々とした試合ぶりを見せた日本チーム。
大倉ジャパン、さらに遠くから声援を送りたい!


Score by Innings R H E
-----------------------------------------
SOUTH KOREA......... 00 0 00 - 0 2 3
JAPAN....................... 0(10)3 1X - 14 15 0
-----------------------------------------










shozf5 at 09:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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