2011年09月26日

『プロ野球[外国人選手]大事典』を読んだ!

野球小僧remix プロ野球[外国人選手]大事典 (白夜ムック)
野球小僧remix プロ野球[外国人選手]大事典 (白夜ムック)
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先日、『プロ野球[外国人選手]大事典』が届いた。

僕も少しだけ原稿を書かせてもらっているのだけれど、
このシリーズは、[80年代]編、[90年代]編、[メジャーリーグ]編が、
これまで刊行されているが、そのどれもが面白い。

基本的に見開き2P(長くても4P)ワンテーマなので、
まさに辞典感覚で、興味のあるところからサクサク読めるのがいい。
で、期待して手にした[外国人選手]編も、やっぱり面白かった。

子どもの頃、丹念に読んでいた『週刊ベースボール』や、
毎晩欠かさず見ていた『プロ野球ニュース』で知った知識は、
大人になっても忘れないし、たとえ忘れたとしてもすぐによみがえる。
この本を手にしながら、そんなことを考えた。

ヤクルトファンとしては、久しぶりに見る「暗黒ガイジン」の名前が、
とても懐かしくもあり、とても切なくもあり、複雑な心境だった。
パラーゾデントン(デントナではない!)、懐かしい〜。

そして、あぁ、アイケルバーガー……。
読者アンケートによる「記憶に残る外国人」で20位だったのも笑える。
ヤクルトファン芸人ゆっていは、アイケルバーガーを1位にしてた!

彼の本名が、ホアン・タイロン・アイケルバーガーというのも、
本書を読んで、22年ぶりに思い出した、どうでもいい事実(笑)。

30代以上の人なら楽しんで読めると思う、オススメです!


shozf5 at 18:17|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年09月25日

三度目の『象が空を』、そして、蒼き独白……

夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)
夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉 (文春文庫)
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最近、とみに眠りが浅い。だから呑む。
5時頃まで呑んで、床に就いても昼前には起きてしまう。

今週、新刊が発売されたばかりだし、
本来なら次の本も執筆を終えている予定だったから、
元々、この時期は遅い夏休みとしてどこか海外に行こうと思っていた。
でも、原稿を書き直すことにしたため、旅行は取りやめた。

だから、仕事は特別忙しいわけじゃない。
だったら、すぐに書き直す作業に取りかかればいいものを、
まったく筆が進まない。
というより、何を書けばいいのかまったくわからない。

だから、ついつい呑んでしまう。
これはアルコール依存症の初期段階なのだろう。

先週は、新刊発売記念として、いろいろな人に祝福されて呑んだ。
元々、酒好きだし、酒癖が悪い方ではないと自認しているけれど、
みんなと別れて一人になると、突然、投げやりな思いになってくる。

元来、湿っぽい酒は嫌いだし、愚痴まみれの人と呑むのは嫌い。
なのに、一人になると、どうもそんな心境に支配されてばかり。


……病んでるね(笑)。


積極的に人に会いに行くのも億劫だし、
映画を見るために人混みに出るのも面倒で、
それでも、酒場と神宮球場にだけは一人で出かけて。

そんな感じでここ数週間を過ごし、
きっと、これから数週間もそんな感じなんだろう。


さて、病み病みの前置きはこれぐらいにして、ようやく本題。

呑みに出る以外、外に出るのが億劫なので、
何も書けない代わりに、何かのヒントを探すべく、
古い蔵書ばかり読み続けている。

特に、最近立て続けに読んでいるのが沢木耕太郎の作品群。
その中でも印象に残ったのは、『路上の視野』『象が空を』

この2作品は、いずれも氏のエッセイを集めたもので、
映画や書物の感想、日々の雑感、旅の断片に加えて、
「なぜ書くのか?」「どう書くのか?」が率直に書かれている。

僕がこれらの本を読むのは、今回が3回目。
いずれも最初に読んだのは学生の時期。
『路上の〜』は高校生の頃、『象が〜』は大学生の頃。

2度目に読んだのは、いずれも2003年の夏。

このとき、僕は会社を辞めた。
目の前に広がる膨大な時間に喜びと怖れを感じつつ、
ニューヨークや韓国、沖縄に旅立ち、
カバンの中に、沢木氏の著作を入れて旅先で読んだ。

そして、今回が3回目。

前回読んだ際に、僕はさまざまな付箋を貼っていた。
その個所はいずれも、ノンフィクションライターとしての氏が、
日頃、心がけていること、腐心していることばかりだった。


それはたとえば、こんな個所だ。

インタヴューには、相手の知っていることばかりでなく、
「知らないこと」まで喋ってもらうという側面が明きらかに存在する。
そんなことをいうと、知らないことなど喋れるはずがない、
と反論されるかもしれない。

だが、質問を投げかけられることで、
その人が自分でも意識していなかったことを
自身の内部に発見して喋ったり、
思いがけないことを口走ったりするということは、
必ずしも稀なことではないのである。



あるいは、「本来、人はインタヴューに応じなくてもいいのだ」という
指摘をしている、こんな個所もある。

会ってくれなくて当然、かりに会ってくれたとしても、
すべてのことに誠実に喋ってくれなくても当然なのだ。

しかし、にもかかわらずインタヴューに応じてくれる人たちがいて、
思いがけないほど深い反応を示してくれる人たちがいる。

それは恐らく、インタヴュアーの背負っているメディアの力以上に、
インタヴュアーの、その人を、その事件を、
理解しつくしたいという情熱に感応するためではないかと思うのだ。



さて、今回。

以前は付箋をつけなかったけれど、印象的な一文に出合った。
これこそ、僕が現在悩んでいたことだった。

それまでのルポルタージュに不満を抱いていた沢木は、
その原因が、書き手の顔が見えないこと、
つまり書き手である「私」がどんな人間なのか、
その事象を前にしたときに、笑顔のか渋面なのか、
そうしたことがはっきりと伝わらないからだと気づく。

そして、目指したのが以下のスタイルであり、
やがては、そのスタイルからの卒業だった。

私は、文章の中の生き生きとした「私」の獲得に全力を注いだあげく、
やがてその「私」に中毒するようになり、
今度はいかにこの「私」から脱していくかに
腐心せざるを得なくなった。



僕は今、書き直しに直面しているこの作品において、
「生き生きとした私」を描くか、それとも消し去るか、
まったく立ち位置を決めかねている。

いや、それぞれの方法論について、何の手立てもないまま、
呆然と立ち尽くしている状況にあるのが本当のところだ。


再び、沢木氏の2冊の本を持って、どこかに旅に出ようか?


2冊とも500ページを超える厚い本なので、
それぞれ3冊ずつに分けられている文庫版を買うことにした。

新刊はもう販売されていなかったので、
古書をアマゾンで買うことにした。明日にでも届くはずだ。

おそらく、現実的には旅に出ることはないけれど、
それでも、フリーになった当初のように、久しぶりに、

「オレは何者にでもなれるし、何者にもなれないかもしれない」

そんな蒼い気持ちを思い返す、心の旅には出てみたい。



shozf5 at 22:37|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年09月24日

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』制作日誌更新しました!!

小田野柏氏手帳

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』制作日誌、更新しました!!

「古い手帳から教えられたこと……」

よかったら、ぜひご覧ください!!



shozf5 at 19:31|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年09月22日

追加取材第一弾は、槙原寛己氏インタビュー!!

不滅 元巨人軍マネージャー回顧録
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槙原寛己の詫び状・感謝状

昨日は、拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』の発売日。
とは言え、浮かれてばかりにもいかず、
発売延期が決定した次回作の取材に台風の中、青山に。

目的は、元ジャイアンツの三本柱の一角、槙原寛己氏取材

次回作の主人公は、ジャイアンツとともに40数年を過ごした、
元マネージャーの目から見た、ジャイアンツ&団塊世代&日本、日本人!!

自分としても、何とも壮大なテーマを掲げ、一応、脱稿したものの、
気合が空回りというか、看板倒れというか、
要するに面白くもなんともない出来となってしまった……。

ということで、発売を来春にずらすことにして、
追加取材を施して、全面的に再構成することにした。
心機一転の第一弾取材として、槙原氏に会いに出かけた次第。


94年5月18日、彼は完全試合を達成する。


この日の2日前に門限破りで「外出禁止1ヵ月」の
ペナルティを受けていた槙原は、試合前に、
「外出禁止1ヵ月は納得いかない」と申し出て、
見事に完全試合を達成し、ペナルティ解除となった。


時が流れて2001年9月30日。
この日、槙原は現役を引退する。


現役最終日のこの日、彼は、
完全試合のスコアブックのコピーに次のようにしたためる。


「門限破り二日後、迷惑おかけしました。
 ありがとうございました。槙原」
 ※上記の写真がそれ!!


今回の本の主人公は、槙原にペナルティを与えた人物でもある。
現役最終日に、槙原は詫び状兼感謝状を、彼に渡したのだった。


昨日は、この辺りのエピソードを中心に、
「選手から見た彼の印象」について語ってもらった。

想像通りの一面もあれば、意外な一面もあった。
いずれにしても、追加取材をした意味は十分あったと思う。

まだまだ、再構成の道は始まったばかり。
けれども、シーズン中ゆえに取材できなかった、
あの人やこの人など、追加取材を行いたい人はたくさんいる。

彼らの話をできるだけ加えて、より多面的で、
より中身の濃い物語を作っていきたいと思う。

不滅 元巨人軍マネージャー回顧録
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shozf5 at 15:09|Permalink 取材・インタビュー…… 

2011年09月21日

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』PV完成しました!



本日21日、拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』発売です。
ということで、先日完成したネットCM用のPVを公開します!

企画を思いついてから、取材開始、雑誌連載、
そして書籍化決定後の追加取材&大幅加筆。
出版社や編集者の人たちから多くの激励を受けたこと。
そのすべての行程にさまざまな思い出がいっぱいあります。

取材を通じて知り合った70代後半〜80代の元選手たち。
みな「それぞれのその後」を生きつつ、
約60年前の青春の日々を熱く語ってくれました。

執筆中に亡くなってしまった方もいます。
妻に先立たれ、施設に入った方もいます。

完全に歴史に埋もれてしまった高橋ユニオンズというチームを、
何とかきちんと掘り起こすことができないか、
目の前のご老人達の青春を描くことができないか。

そんな思いで書き上げた一冊です。
ホントに地味なテーマかもしれません。
……いや、地味なテーマです(笑)。

それでも、ぜひお手に取っていただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
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shozf5 at 00:00|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年09月20日

『女子かしまし物語』で、爽快な目覚め(笑)


今朝は8時から、昨日の原稿の推敲作業しようと思っていたら、
頭の中をモー娘。の『女子かしまし物語』がエンドレスで流れ続け、
結局、6時ぐらいに目が覚めてしまった。

最近、この曲ばかり聴いているからかな?
これだけ賑やかな曲が脳内を流れ続けてたら、
イヤでも目が覚める。

予定より早く起きたおかげで、9時前には推敲作業も一段落。

さぁ、午後から始めようと思っていた懸案の作業に取り掛かろうか。
今日は、地味に1日頑張ります!


shozf5 at 10:39|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2011年09月19日

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』、ネット発売開始!

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
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9月21日、拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』が発売されます。
アマゾンなどのネット書店ではすでに発売中とのことです。

現在、書店発売前にもかかわらずアマゾンの野球本ランキングで、
2位を記録中。瞬間最大風速だとは言え、ありがたいことです。

ちなみに1位は、先日このブログで紹介した『野球部あるある』!
知人の本とともに、上位にランキングされていて、素直に嬉しいです!

また、『最弱球団』に関しては、映画の予告編のようなPV
さらに、なぜかイメージソング(笑)まで完成しています!
いずれも、21日以降に正式公開されます。ご期待ください!

また10月にはトークイベントも予定されています。
ほかにも、ラジオCMなどの仕掛けを準備中です。

どうぞよろしくお願いいたします!



shozf5 at 00:28|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年09月18日

芝居『キダリダ』に胸を打たれる!

キダリダ!

最近知り合って、なぜだか異常に気があって、
呑み方も同じタイプという演技者の先輩がいる。

たぶん、お互いに人見知りで、ホントは寂しいくせに、
酒が入らないと、本音を晒せないというところが似ているのだと思う。

その人が出演するというので、昨日(17日)、
新宿まで『キダリダ』という芝居を見に行った。

「キダリダ」とは韓国語で「待つ」という意味なのだけれど、
大阪の下町、在日韓国人の世界を舞台に、
友情と愛情をきちんと描いた、習作だった。

つかこうへいの描く「在日」とはまた違う、
大阪の下町ならではの生々しさとエネルギーが、
この芝居には横溢していて、パワフルで心地よかった。
原案・企画の白国秀樹氏の芝居も素晴らしかった!



最近「執筆に忙しい」という理由で、芝居にも映画にも、
書物にもほとんど触れる機会をなくしていた。

見に行っていない試写状もかなりあるので、
今週辺りからマメに足を運んでみようかな。

発売延期になった新刊も、いまだ光が差さない。
何かいい刺激を得られればいいのだけれど……。


『キダリダ』、ホントにおススメです。
お時間のある方は、ぜひ。
(東京は明日の昼公演が最終だけれど……)


TEAM O.H.S 公演

『キダリダ』


原案・企画 白国 秀樹
脚本・演出 八鍬 健之介
監修 かわの をとや



*日時・場所*
・東京公演
2011年9月14日(水)〜19日(月)
@新宿SPACE107
・大阪公演
2011年9月23日(金)〜25日(日)
@大阪ABCホール


*タイムテーブル*
東京公演@新宿SPACE107
14日(水) ――  19:00
15日(木) ――  19:00
16日(金)※14:00 19:00
17日(土) 14:00 19:00
18日(日) 14:00 19:00
19日(月) 13:00
*前売4500円/当日4800円
(日時指定・全席自由)
※昼割3800円

大阪公演@大阪ABCホール
23日(金) ――  18:00
24日(土) 13:00 18:00
25日(日) 13:00  
*前売3800円/当日4000円
(日時指定・全席自由)


*キャスト*
白国 秀樹
松井 宗但
松下 卓也
伊藤 竜次
中里 隆成
瀬戸 早妃
工藤 里紗
武井 睦
三野 友華子
中島 一浩
中谷 中
中村 裕之
小栗山 晃市
星野 雄大
新井 幹久
柾木 ユウヒロ
池谷 太郎



shozf5 at 20:11|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年09月16日

王さんインタビューの興奮と感動!

DSC_0078

一昨日(14日)、福岡・ヤフードームで王貞治氏のインタビューをした。
一日置いたにもかかわらず、いまだその心地よい余韻の中にいる。

現在進めている新刊の意図を十分理解してくれていた王さんは、
「話していると、だんだん思い出すね」と当時の思い出を語ってくれた。

聞きたかったポイントはいくつかあった。
その中でも、最初に聞きたかったのは次のことだった。


1975年1月17日――。

この日、スポーツメーカーに勤務していた若者が結婚式を挙げた。
若者は、ダメでもともとで王さんを結婚式に招待した。
実は、この日は阪神の主砲だった田淵幸一の結婚式でもあった。
もちろん、球界を代表する王さんにもその招待状は届いていた。

このとき、王さんのとった選択は、

初めに田淵氏の結婚式に少しだけ顔を出した後に、
ゆっくりとその若者の結婚式に出席するという道だった。
このとき、王は当時の番記者にこう言ったという。

「田淵君の結婚式は、オレが出席しなくても、
多くの人たちが祝ってくれるだろう。
でも、彼みたいな裏方さんの結婚式こそ、
きちんと出席して祝ってあげなきゃいけないんだ」


あまりにも、「らしい」発言だった。
このときの心境について、改めて王さんにその思いを聞きたかった。

僕は質問を切り出した。

「彼の結婚式の日は、田淵さんの結婚式でもありました。
そこで王さんは、はじめに田淵さんの式に出席した後に……」

そこまで言うと、王さんは僕の質問を遮るように口を開いた。


「でもね、裏方さんの結婚式こそ、ちゃんと出なきゃいけないんだよね」


……まさに、僕が聞きたかった言葉だった。

あれから36年の月日が流れても、裏方に対する
王さんのまなざしは温かく優しかった。

他にも聞きたかったことがいくつかあり、
それらに対しても、僕が聞きたかった言葉、
さらに「世界の王」だからこその言葉が数多く聞かれた。

本当に心地いい空間の中に身を置くことができた瞬間だった。



……普段、取材相手にサインをもらうことなどしない。
だから、同席してくれた編集者が「サインをもらおうよ」と
言ったとき、初めはカッコつけて「僕はいいです」と言った。

でも、彼が文房具屋で色紙を買っているのを見たとき、
「やっぱり、僕ももらいます!」と自然に口が開いていた。

そして、もらったのが上の写真だ。
色紙にペンを走らせているとき、
その部屋にいた誰もが気づいたけれど、
誰も口にできなかった言葉がある。


(……王さん、日付間違ってます……)


インタビューの最後の最後に、今度発売される
拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』を王さんに手渡した。

この本には王さんのゆかりの人物が登場するからだ。
その人物は今年の春に亡くなった。
拙著を手に取りながら王さんは、彼の思い出話を語ってくれた。

「いい人ほど早く亡くなるんですよ……」


ひとしきり思い出話が済み、王さんが部屋から退出する。
その際に、僕に向かって王さんは言ってくれた。


「これから、たくさんいろんな本を書いてね!」


その瞬間、泣きそうになった。
その前日までに新刊の発売延期を決めたばかりだった。
どのように書き直そうか、暗中模索の渦中にあった。
そんな状態で王さんのインタビューに臨んだのだった。

いまだ答えは出ていないけれど、きちんとしたものを作ろう。
王さんの言葉を聞いて、改めて、そんな決意をした。

僕にとって、一生忘れられないインタビューとなるだろう。
取材音源は、絶対に消さないで保存しようと思う。










shozf5 at 16:57|Permalink 忘れられぬインタビュー 

2011年09月15日

『野球部あるある』が、メチャクチャ面白い!

野球部あるある
野球部あるある
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先日発売された新刊『野球部あるある』が届いた。
著者は『野球小僧』編集者の菊地選手。
菊地さんには、日頃からお世話になっているけど、
さすが高校野球部〜大学落研出身者ならではの、
野球部に関するあるあるネタが満載。


以下、三点ほどご紹介。

「俺、外野はできないんだよね」と語る選手は、
内野だってたいしてうまくない。



「グラウンドでは先輩も後輩もない!」
と言われるが、嘘だと思う。



40代以上のOBが必ずする
「水飲めなかった話」。



いい意味ですぐ読めるし、どこから読んでもいいし、
しばらくしてから読んでも何度でも楽しめる。
ランチをとりながら読んだけど、楽しく読めた。

……ということで、ホントにおススメです。












shozf5 at 22:00|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年09月14日

高橋ユニオンズTシャツ完成!

ユニオンズTシャツ!

拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』が、9月21日に発売される。
それを記念して、ユニオンズTシャツが作られることになった。

1954(昭和29)年からわずか三年間しかなかったチームが、
57年の時を経て、平成の世の中でグッズ化されるとは!

現在70代後半から80代前半のOBたちに渡して、
今年のOB会は、おそろいで写真を撮りたい(笑)!

読者プレゼントの詳細は、現在発売中の
『野球小僧』10月号(白夜書房)に出ています。
こちらも、ぜひよろしくお願いいたします。







shozf5 at 00:15|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年09月13日

念願の王貞治氏インタビュー、そして残念なお知らせ……

野球にときめいて―王貞治、半生を語る
野球にときめいて―王貞治、半生を語る
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明日、福岡・博多に行き、王貞治氏インタビューに臨む。
10月発売予定の新刊の最後の取材なのだが、
世界の王にゆっくりと話が聞けるという何とも至福の時を楽しみたい。


……と意気込んでいたのも束の間、残念なお知らせです。


この新刊、10月21日発売に向けて、一昨日原稿をほぼ書き終えた。
ところが、ここ二日、改めて通読してみたところ、どうもしっくりこない。

率直な思いを編集者に伝えると、やはり彼もそう思っていたのだろう、
発売を延期してもいいから、追加取材、全面改稿を認めてくれた。

現時点では、「ここをこうすればよくなるはずだ」という、
おぼろげな光は射し込んでいるものの、
じゃあ、具体的にはどんな取材が必要で、どう書けばいいのか、
正直なところ、ハッキリとは見えていない。

ということなので、いつまで発売延期するのか、
その具体的な日程もよくわからない。

関係各位に多大なる迷惑を書けてしまうけれど、
この恥ずかしい思いとともに、再度、挑戦してみたい。

いろいろお騒がせしてすみません。
改めて、頭を空にして練り直してみます。














shozf5 at 23:02|Permalink 取材・インタビュー…… 

2011年09月10日

我が家にメイドカフェがオープンした(笑)!

黒猫さん


最近、我が屋にメイドカフェがオープンした。

別にメイド好きというわけじゃないけど、それでも
自分の住むマンションにメイドカフェができるなんて、
いかにも中野ブロードウェイらしくてちよっと嬉しい(笑)。

かつてメイドカフェが話題になり始めた頃、
中野ブロードウェイにも3〜4軒オープンしたけど、
今は全滅した(……たぶん。いや、まだどこかにあるのかな?)。

さて、今回オープンしたメイドカフェ。
30分1000円で生ビールが呑み放題だという。
オープン直後は「30分1500円」だったけど、
いきなりのダンピング? それともキャンペーン価格?

……まぁ、いいや。

いずれにしても30分もあれば、生なら3〜4杯は呑める。
2000円払って60分にすれば、普通に呑んでても5〜6杯はいく。
せこい考え方だけど、十分、元が取れるじゃないか。

オープンは13時からだと書いてあるから、
来週辺り、昼食後にビールを呑みに行ってみようかな?

何度か、店の前を通ってみたことがあるけど、
夜は大盛況だったけど、昼はガラガラだった。

昼間から自宅マンションでメイドカフェで、
真っ赤な顔をしながらビールを呑む……。

あんまりカッコいい光景じゃないか……。
でも、いくら酔っても自室まで30秒というのも魅力的。
誘惑に負けてフラフラと行っちゃいそうな気もするな(笑)。

もし行くことがあれば、ご報告します(笑)!


shozf5 at 11:11|Permalink ボーッとしながら考える 

2011年09月09日

2000年日本シリーズ・ON直筆サイン入り未使用チケット!

2000日本シリーズ・巨人対ダイエー両監督サイン入りチケット

沖縄から無事に戻ってきた。
取材も順調に進み、いい人たちに巡り合えたし、
みんなと楽しくおいしいお酒も呑んだ。

さて、今回の取材では、さまざまな「お宝」を見せてもらった。
そのひとつが、上に挙げた写真。

これは2000年10月28日の日本シリーズのチケット。
この年の日本シリーズは長嶋ジャイアンツ対王ホークスの対決。
「夢のON決戦!」として、話題になったシリーズだった。

この日は第六戦が行われ、4勝2敗でジャイアンツが優勝を決めた。
その日の未使用チケットに、何と長嶋、王の直筆サインが入っている。

執筆が佳境に入っている10月発売の書籍の主人公は、
長嶋とも王とも懇意の間柄にあり、
両者とも、快くサインに応じてくれたのだという。

ちなみに、この10月28日は、この主人公の誕生日でもある。


……さぁ、今週末の脱稿を目指して、ラストスパートです!








shozf5 at 00:59|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2011年09月05日

『ベースボールタイムズ』最新号発売!

ベースボールタイムズ 2011年 10月号 [雑誌]
ベースボールタイムズ 2011年 10月号 [雑誌]
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9月1日に発売された『ベースボールタイムズ』10月号。
なぜか、アマゾンではすでに品切れに。売れてるのかな?

さて、本書では内海哲也投手の物語を書きました。

内海には「エースの原風景」というべき忘れられない一瞬があります。
それは、上原浩治がマウンドに立った05年の開幕戦のことでした。

このとき、何が起こり、それが内海にどんな影響を与えたのか……。

よかったら、ぜひご一読を!






shozf5 at 19:27|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2011年09月03日

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』ブログ始まりました!

トンボ集合 (2)


9月21日に発売される『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』。
(最近、このネタばかりでスミマセン……)

発売を控えて、本書のブログが開設されることになった。
で、僕も「長谷川晶一の取材後記」というカテゴリーをもらい、
本書の取材過程や執筆エピソードなどを書くことに。

この『真っ直ぐ、前を』では、もうユニオンズには触れませんので、
なにとぞ、最後の告知のご勘弁を(笑)。

以下、リンクです。

『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』制作日誌

いくつかのイベントやプレゼント企画も控えています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!



shozf5 at 19:28|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年08月25日

「最弱」だけど、「最高」! 新刊『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』、9月21日発売!

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
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現在、10月発売予定の新刊の執筆作業の追い込み中。
一歩も外に出ずにひたすら資料類と格闘しながら執筆中。

さて、その前に9月21日発売の別の書籍も着々と進行中。
こちらは、およそ三年間、ずっと取材を続けてきたもので、
タイトルは、

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

昭和29年から31年のわずか三年間だけ存在した幻のチーム。
プロ野球の歴史上、ほとんど黙殺されているこのチーム。
まったく記録が残されていないことを知り、取材をスタート。

全国に住んでいらっしゃる当時の選手たちはみな八十歳前後。
彼らの下を訪れ、話を聞くたびに胸が熱くなった。

また、当時の球団経営の帳簿がほぼ完全な形で、
保管されているのが見つかり、静かな興奮に包まれた。

そんな思いを抱きながら取材を続けていたところ、
この本の出版をとても楽しみにしてくれた方が亡くなった。

彼に読んでもらうことはかなわなかったけれど、
それでも多くのOBの方々が、出版を喜んでくれている。

「最弱球団」と揶揄される、ホントに弱いチームだった。
けれども、取材を通じて、僕は断言できる。


「最弱」だけど、「最高」!


もうすぐ発売します。
どうぞよろしくお願いいたします。

















shozf5 at 16:56|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年08月17日

『週刊ベースボール創刊号』復刻版、面白いよ!

週べ・創刊号

先日、ベースボール・マガジン社から、
『週刊ベースボール 創刊号』復刻版が届いた。

これは、現在刊行中の『週刊プロ野球データファイル』の、
定期購読特典として作られて、送られて来たもの。

昨年発売された『週刊プロ野球60年』シリーズも、
僕は定期購読していたのだけれど、
このシリーズは本当によくできていて、
初めは個人的趣味で購読していたものの、
今は、原稿を書く際に本当に欠かせない資料となった。

現在取り組んでいる『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』も、
『不滅! 元読売巨人軍マネージャー回顧録』も、
どちらも、このシリーズなくしては原稿が書けなかった。

このシリーズはお世話になっている編集長が作ったのだけれど、
これはお世辞抜きに、「買い」だと思う(今でも買えるのかな?)

ということで、今年もこの『データファイル』を、
発売前に早々に定期購読することにした。

昨年まで週ベの連載でお世話になっていた編集者が、
この部署に異動するということで、ご祝儀の意味もこめて、
定期購読したのだけれど……。

現在まだ刊行中なので、早計なことは言えないけれど、
こちらは実に読みづらく、使い勝手が悪い。

一度、全部バラしてからファイルに綴じる作りなのだけれど、
どのページをどこに綴じればいいのか、まったくわからない。

おそらく、自分の好きなように編集できる自由さが売りなのだろう。
けれども、全部そろってからでないと、編集しようがないのも事実。

ということで、正直、最新号が届いても、まったく読まずに、
ただ資料部屋に放っているだけ。
全巻そろった後に改めて、ファイルを揃えて綴じなおしたい。


……前段が長くなってしまったけれど、
定期購読特典でもらった『週ベ 創刊号』。これが実に面白い!

長嶋茂雄が巨人入団した昭和33年創刊で、
創刊は4月16日号で、定価は30円。

表紙は長嶋茂雄と廣岡達朗。
見切れているけれど、廣岡のグラブは間違いなく「玉澤製」だ。

現在執筆中の物語は、この玉澤が頻繁に登場する。
当時のジャイアンツナインはほとんど玉澤を使っていた。
……ということが、この表紙から感じられてすごくうれしい!


さて、この創刊号、書かれている内容も面白いのはもちろん、
当時の編集者たちの「面白いものを作るぞ」という
情熱と意気込みが誌面を通じてビンビン伝わってくるのも最高!

週刊誌創刊ブームとジャイアンツブームが、
同時に邂逅するという幸福な瞬間。
当時の編集者がうらやましく感じられる。

時間を見つけて、じっくり読み込んでみたい。




shozf5 at 00:51|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年08月16日

正力亨名誉オーナー逝く……

10月発売の新刊書籍の執筆が続いている。

今回は、川上監督時代からのジャイアンツの歴史を、
一人の人物の半生と重ね合わせつつ振り返りたい
と思っている。

川上、長嶋、藤田、王、藤田、長嶋、原……。

60年代後半から2000年代にわたる歴代監督たち。
それぞれに膨大な資料があり、それを精査すると、
いずれも、正力亨オーナーの存在が確かにあった。

本日のスポーツ新聞にも言及されていたけれど、
江川事件、桑田騒動、長嶋・王監督解任劇……、
いずれも同オーナーの影がちらついていた。

今回、暴露本と呼ばれる類の本もたくさん読んだ。
それによると、なりふり構わぬ巨人軍の体質、
正力オーナーの姿勢を否定的に捉えているものも多い。

僕自身は小さい頃からのヤクルトファンだけれど、
それでも、巨人の存在があればこそ、
ヤクルトの良さが引き立っていたのも事実だと思う。

あえて自虐的に言えば、

強い巨人と、弱いヤクルト。
金持ち巨人と、貧乏ヤクルト。
ラミレスを横取りする巨人と、発掘するヤクルト。


ラミレスのところはハウエルでも、広沢でも、
ペタジーニでも、グライシンガーでもいいや(苦笑)。


大人になり、ジャイアンツと仕事をする機会が生まれた。
実際に仕事をしてみて痛感するのは、他の11球団と比べて、
ジャイアンツは遥かに成熟した組織を誇っているということ。

そこで働く人たちはみな、社会人としての常識を持ち、
もちろん能力も熱意も兼ね備えている。

「勝たねばならぬ」の思いの下、
あまりにもえげつないことをしすぎるきらいはある。

けれども、「常勝」を掲げて、
そのために努力する姿勢は決して間違っていないと思う。

その礎は、正力松太郎であり、正力亨が築いたのだと思う。
毀誉褒貶、相半ばする人物ではあると思うが、
現在、ジャイアンツ関連の書籍を読みあさっていると、
彼の残した功績も、きちんと評価すべきだと改めて思う。

……合掌。















shozf5 at 14:29|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2011年08月14日

すべてのじゃがりこを集めてみた!

全じゃがりこ!

「地域限定版」お菓子が花盛りだけれど、
「全国のじゃがりこを集めてみよう!」と思い立ったのは、
先月半ばぐらいのことだったのかな?

なぜ「集めよう」と思ったのか、そこには深い理由があるのだけれど、
話せば長くなるので、ここでは省略(笑)。
どうしても知りたい方は、直接ご連絡ください(笑)!

ということで、先月から今月上旬にかけて、
取材旅行のついでに寄り道したり、
昔の知人に会いに行くという名目を作ったりして、
今、日本で入手可能の全じゃがりこをゲットした!

ちなみに、まだすべて未開封。
食べ比べてみての感想は、また後日ということで(笑)。


以下、仕事関係のご報告です!

7月に書き下ろしの新刊を書き終え、
現在8月末を目標に別の新刊を執筆中です。

なかなか思うように進まず悪戦苦闘中ですが、
しばらくの間、地道に頑張ります!

取り急ぎ、近況報告でした!


shozf5 at 02:51|Permalink ボーッとしながら考える 

2011年07月31日

あぁ、団塊世代……

団塊世代の戦後史 (文春文庫)
団塊世代の戦後史 (文春文庫)
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次なる書籍の執筆が、いよいよ8月から始まる。
今度のテーマは、青春のすべて、いや人生の大半を
長嶋茂雄に、王貞治に、そして読売ジャイアンツに捧げた男の物語。

団塊世代の彼の人生と巨人軍の栄枯盛衰、
さらには団塊世代の彼の青春から定年を通じて、
日本や日本人の成長、発展、そして挫折を描きたいと考えている。

もちろん、挫折だけの暗い物語にするつもりは毛頭ない。
そこに希望を見いだせるような物語にするつもり。

ということで、団塊世代に関する本を読みあさっているのだけれど、
その中でも、この三浦展氏の著作群はいずれもわかりやすく面白い。

大ヒット作『下流社会』の著者でもある氏の団塊世代に対する、
冷ややかかつ的確な指摘の数々は、
これから始まる執筆の際に、大いに役に立つと思う。

特に、「団塊世代には戦前的な古さと戦後的な新しさが共存している」
という一節に代表される、二面性に対する言及が目から鱗。

どうしても全共闘やビートルズのイメージが強かったけれど、
それは一部の大学進学者やエリートの話であって、
その一方では中卒、高卒で集団就職した人もいっぱいいて、
彼らの中にある伝統的、土着的一面もまた確かにあるわけで。


今回の物語の主人公の姿を重ね合わせつつ本書を読むと、
具体的データ、筆者の考察部分、ともに「その通り」という指摘ばかり。

本格的に執筆を開始する前に、
彼の著作をもう少し取り寄せて読んでみたいと思う。














shozf5 at 02:33|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年07月19日

「最弱球団」、締め切り前日・ユニオンズ取材雑記3

佐々木&前川

またまた、すっかりごぶさたしてしまいました。
この間、Facebookでは、ちょくちょくコメントを残していたので、
個人的には「放置したなぁ」という感じはないけど、
10日以上も、ブログを書かなかったのは今回が初めて。

きっと、今後もそんな感じだと思うので、
よかったら、右のバナーから「友達申請」してください(笑)。


さて、この間、ほぼ仕事場にこもり切りで原稿執筆。
もちろん、9月発売の高橋ユニオンズ書籍の原稿。

締め切りは20日なのだけれど、先週12日にはほぼ書き終えた。
で、この一週間はほとんどが推敲作業の繰り返し。

また、最終章に関しては、どうしても追加取材が必要で、
17日・日曜日に三重県・四日市までトンボ帰り。
(ユニオンズだけに!)。

※蛇足ながら、1955年高橋ユニオンズは、
資金不足解消のために、トンボ鉛筆に名義を貸して、
チーム名を「トンボ・ユニオンズ」としました。


5月30日に急死した伊藤四郎氏のお宅に伺い、
ご遺族にお悔やみ申し上げつつ、
生前の思い出や亡くなったときのことを伺った。

さて、残すは、この最終章のみ。
今日は、これから別件の取材が入っているけど、
それを終えたら、ゆっくりと取りかかるつもり。

予定では20日未明には終わるはず。
そしたら、そのままプチ一人打ち上げをします。

これで、ひとまずはひと安心。

でも、すぐに次の書籍の執筆も始まる。
今年の夏は、どこにも行かずにこもりきりだけど、
9月になって、残暑の頃にでもハジケたい(笑)!

ひとまずの近況報告でした。



























shozf5 at 10:25|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年07月08日

「スポーツライターの夢」、ジョージ・プリンプトン

img089

ちょっとした探し物があったので資料部屋にこもっていた。
「確か、ここら辺にあったはずなのに……」というところに、
その本はなく、いろいろ探したけど見つからない。

でも、そういうときは必ず、すっかり忘れていたものが見つかる。
で、今日はこんなものが出てきた。

『Switch』1987.02

1987年ということは、僕は17歳。
でも、残念ながら、この号はリアルタイムでは読んでいない。

大学に入学してから読んだから、92年ぐらいに、
学校近くの古本屋で売っていたものを買って読んだはず。

で、卒業と同時に処分してしまったのだけれど、
お世話になっている編集者から、最近この号をいただいた。
彼は、ずっとこの号を手元に置いていたそうだ。

ジョージ・プリンプトンというアメリカのスポーツライターの特集号で、
後に作家デビューを果たす、編集長の新井敏記氏が、
アメリカに赴き、半ば行き当たりばったりながら、
彼にロングインタビューをするのがメイン記事になっている。

紀行文でありながら、ノンフィクションの方法論も描く、
そんな意欲的なドキュメンタリーとなっている。
他にも、沢木耕太郎氏の『王の闇』が再録されてもいる。

学生時代の僕は、この号を特別興奮しながら読んだわけじゃない。
普通の読み物として、むしろ暇つぶし的に読んだ記憶がある。

しかし、先輩にとって思い入れのあるこの号が、
なぜか理由あって、再び僕の手元に戻ってきた。

僕は、自分のことをスポーツ・ライターだと思ったことも、
名乗ったこともないけれど、野球に関する仕事も多いので、
世間的には、しばしばスポーツライターと呼ばれる。

別に肩書きなんて、何でもいいので別に否定しないけど、
ただ「スポーツライター」と名乗ってしまうと、
タレントさんとか職人さんのドキュメントが書きづらくなるので、
曖昧にするために「ノンフィクション・ライター」と名乗っているだけ。


……で、何が言いたいかと言うと、今、これを読もうかどうか、
とっても、とっても悩んでいるところだということ。

明らかに現実逃避なんだけど、一方では「原点に戻って勉強し直す」、
そんな大義名分も浮かんだり、消えたりして……。

ベストな選択は、この本を持ったまま、近くの呑み屋に行き、
呑みながら、読み進めることなんだけど、
今日は、これから懐かしい人との呑みの約束があるので、
その手も使えないなぁ、と。















……グダクダ言ってんじゃねぇよ、
どうせ読むことになるんだから、
とっとと読めばいいじゃねぇかよ!!!!!




今、心の声が聞こえたので、読むことにします。

どうしてこんな言い訳がましいことを書いたのかと言うと、
今日までは単行本執筆に集中しようと思って、
月曜日締め切りの雑誌原稿にまったく手をつけていない、
そんな後ろめたさが、こんな言い訳を書かせるのです。
……ゴメンナサイKクン。駄文につき合わせてゴメンナサイ、みなさん。



今日は朝から懐かしいCDばかり聞いているので、
どうやら過去の懐かしいモードに突入したようだ。

ジム・ジャームッシュ、『ダウン・バイ・ロー』とか、
岡崎京子の『Pink』とか、無性に見たくなってきた。





shozf5 at 17:36|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年07月07日

スタルヒン野球葬の悲劇・ユニオンズ取材雑記2

スタルヒン野球葬請求書 (2)

1957年1月12日午後10時38分――。
史上初の300勝投手・スタルヒンは交通事故で不慮の死を遂げた。
享年四〇。あまりにも早すぎる突然の死だった。

日本帰化を望んだものの、父の犯した殺人事件の影響や、
戦前戦中の混乱期にあって、スタルヒンは終生無国籍のままだった。

戦後、巨人への復帰を願ったものの、
それもかなわず、弱小球団を転々とする。
そしてたどりついた最後の球団が高橋ユニオンズだった。

このチームで彼は史上初の300周を達成した。
それでも、連盟は特別な表彰を行わなかった。

現役続行を望んでいたが、55年オフに引退。
それからわずか一年余りの悲劇だった。

1月20日、史上初の「野球葬」が行われた。
野球界に多大な貢献をした人物だからこその「野球葬」。

先日、当時の資料を整理していたら、
スタルヒンの野球葬に関係する書類が出てきた。


それが、この写真の「スタルヒン野球葬請求書」だ。

差出人は「太平洋野球連盟 総理事 橋本三郎」で、
さらにそこには、
「金 壱萬円也 但し、スタルヒンの野球葬香典」と書かれている。
他に、「花輪代参千円」の請求書も見つかった。

パ・リーグ全球団が平等に経費を負担したのか?
それは現時点では僕にはわからない。

けれども、「野球葬」と言いながら、
実際の経費負担は最後の所属チーム・高橋ユニオンズだったのは事実だ。

自らを「球界の孤児」と自嘲気味に語っていたスタルヒン。
尽くしても尽くしても報われないスタルヒンの思い。
はたしてどんな思いで過ごしていたのか、
そんなことを考えながら、スタルヒンの死について、
先ほど原稿を書き終えた……。




shozf5 at 10:39|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年07月05日

執筆作業の、「孤独」と「恍惚」!

筒井捕手と投手陣

今週は、ひたすら原稿を書き続ける一週間。
締め切りまではあと二週間ちょっとある。

これまで取材してきたこと、集めた資料の最終確認をして、
原稿を書いては止まり、書いては止まりを繰り返す。

基本的に午前中は、前の日の原稿の推敲を。
午後からは、新規原稿の執筆を。
そして三日に一度ぐらいは、すべてを通して再読を。
そんな感じで、行ったり来たり、行きつ戻りつ。

いろいろな地方に行って、知らない人に会って、
その土地のうまいものを肴に酒を呑んで。

取材作業は、とてもすごく楽しいんだけど、
今取り組んでいる執筆作業は、ホント、寂しい作業。

今週は、他の仕事を何も入れていないので、
きっと、誰にも会わずに、何の会話もせずに、
夕方まで原稿を書いて、夜は神宮で軽く呑んで、
そのまま帰宅して、仕事を再開して、の繰り返し。
そんなに深酒もできないし……。


……アレ、ちょっと愚痴っぽくなっていた(笑)。
これじゃあ、辛くて辛くて仕方ないみたいじゃないか!

いや、イカン、イカン、まことに遺憾。
この執筆作業、孤独ではあるけれど、
これはこれで楽しいんです。

ふとしたはずみに、トランス状態になってしまえば、
気がつけば10時間が経っていたなんてことが、
ホントにあるんです。脳内麻薬恐るべし!

ホントは、ユニオンズ取材時のエピソードを書こうと思っていたけど、
今日は、このまま続きの原稿に取り掛かります!

愚痴なんだか、仕事自慢なのか、
よくわからない駄文で、失礼しました……。

















shozf5 at 00:29|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2011年07月02日

19歳少年の希望と挫折……・ユニオンズ取材雑記1

1957・西本道則氏

……すっかり、ごぶさたしてしまいました。
この間、地方取材を何本かこなしつつ、
新刊の執筆にひたすら励んでいました。

秋から来春にかけて3冊の本が出版される予定です。
いずれも、ここ数年取り組んできたことだけに、
大切に心をこめて取り組みたいと思っています。

で、ここ一カ月は、『高橋ユニオンズ』本のラストスパートです。
3年近い取材もほぼ終了し、膨大な記録の山を整理し、
自分で作った年表を基に、その裏付けをとりながら、
ひたすら書き進めている最中です。

ご存じない方のために、簡単に説明すると、
高橋ユニオンズとは1954(昭和29)〜56(昭和31)年の、
わずか三年間だけ存在したプロ野球チーム
です。

これまでプロ野球70年の歴史において希有な、
「企業」ではなく「個人」が所有したチームで、
オーナーは高橋龍太郎という財界人でした。

しかし、このチームは他球団の寄せ集めばかりで、
本当に弱いチームでした。
さまざまな政治事情や金策が尽きたこともあり、
チームは四年目のキャンプ中に解散してしまいます。

現在、このチームについての資料はほとんどありません。
完全に歴史の中に埋もれたチームとなっています。

何とか後世のために、そしてこのチームに関わった人たちのために、
資料的にも価値があり、さらにエンターテインメントでもある、
そんなドキュメンタリーを書こうと試行錯誤している最中です。

かつての選手たちはみな70代後半から80代になっています。
いずれも、その見た目は、普通のおじいちゃんです。
でも、彼らの口から出てくるのは「スタルヒンは〜」とか、
「西鉄の中西に打たれたボールは〜」とか、
まぎれもなくプロ野球選手の言葉ばかりです。

そのたびに僕は、

「お年寄りにも若い頃があり、青春があったのだ」

という、実に当たり前の感慨を抱いてしまいます。


先日、このチームの「四年目の新人」に会ってきました。
高校卒業直前に希望を抱いてキャンプに参加し、
キャンプ途中に球団が解散してしまった当時19歳の方です。

希望を抱いてプロの世界に飛び込んだところ、
開幕を前にして、自身の所属チームが消滅。
わけがわからないまま他球団に移籍を余儀なくされた少年。

運命の波に翻弄された、当時19歳の少年。
彼は60年近くも前のできごとを振り返った後、
小さな声でつぶやきました。


「僕はラッキーでしたよ」


……僕はこの言葉の真意がわかりませんでした。
すると、彼は言葉を続けます。


「だって、三年しか存在しないチームなのに、
四年目に入ることができたんですからね。
高橋ユニオンズの選手としては一試合も出場していないけど、
僕は、今でもユニオンズOBだと思っていますよ……」



その言葉を聞いて、僕は胸が熱くなりました。
上に掲げてある写真は、解散直前の彼の写真です。

この後に待ち受けている試練など知る由もない19歳の少年は、
実に清々しく希望に満ちた表情でピッチング練習をしています。


この本の取材では、何度も胸を打たれました。
そうしたエピソードを何とか一つの形にしたいと、
現在、試行錯誤中です。
また、随時、経過をご報告します!



※今回、あえて「です、ます」で書いてみたけど、
ちょっと気持ち悪いな(笑)。次回から、いつも通り書きます。







shozf5 at 14:55|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 

2011年06月21日

ビールの大盛り

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博多に着いて、取材が終わり、そのまま久留米へ。
何度かお邪魔した「やっちん」へ。
馬刺のバリエが豊富で酒の種類が多いし、店長のやっちんが最高なんで、やって来ました!
いきなり「ビールの大盛り」のサービス。
デキャンタでいただくビールは初めて(笑)。
お代わりの手間が省けていいや。
さぁ、夜は長い!


shozf5 at 20:31|Permalink ひたすらの、呑み…… 

さぁ、博多へ!

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高橋ユニオンズ取材でこれから博多へ。昨日は久々の集中力発揮で18時間ぐらい原稿を書いた。
肉体的にはキツいはずだけど、全く辛くない。
まさにライターズ・ハイの真っ只中。
現地では以前、別の書籍でお世話になった方がナビしてくれる。夜の飲み会までセッティングしてくれた。ありがたいありがたい!
それにしても、もうこの時間は通勤ラッシュなのねん。耐性がないから辛い。タクシーに乗ればよかったと軟弱なオレ。


shozf5 at 08:18|Permalink 私は今、旅の途上です 

2011年06月18日

何も生み出せない日は、生み出すキッカケを作ろう。道具を磨くとか。

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本日(17日)、懐かしい編集者2人と呑んだ。
諸事情があって、かつて彼らと一緒にやった仕事は、
アンハッピーエンドという結末に終わった。

理由はいろいろあるけれども、
強いて言えば3人とも、被害者だと僕は思っている。

で、本当に久しぶりに彼らと新宿で呑んだ。
かつてともに交わった人生の機微。
そして、今はそれぞれ別の道を歩んでいる。

でも、久しぶりの彼らとの邂逅を経て、
僕は、また彼らとの新たなつき合いが始まるという確信を得た。

それぞれの新しい道での、それぞれの新しい関係。


(……人生っていいな)


最近、しばしば痛感する想いを今日も感じられた。
新たなる出発点が、今日だったような気がする。



……で、今日の表題の


「何も生み出せない日は、生み出すキッカケを作ろう。道具を磨くとか。」


これは、先日インタビューしたKREVA氏の最新刊に出てくる言葉。


オレ、この言葉すごい好き!


今日、懐かしい人と呑みながら、この言葉が頭をよぎった。

2009年は、僕にとって暗黒の年だった。
でも、2009年に仕事が激減して笑えるぐらい収入が減ったときに、
あまりにもヒマすぎて、僕はいくつかの企画を立案した。

で、そのときに始めた企画が、いずれも今年書籍化される。


何も生み出せない日は、生み出すキッカケを作ろう。道具を磨くとか。


この言葉が改めて、身に沁みる。


09年の暗黒の原因は、実は件の彼ら2人にも一因がある。
彼らを責めるつもりはまったくないけれど、
でも、恩讐を超えて、再び始まる出会いもある。

そんなことを感じて、幸せな気分となった一夜となった。







shozf5 at 01:17|Permalink 取材・インタビュー…… 

2011年06月13日

高橋ユニオンズ発祥の地へ!

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大正11年に開業した東京會舘。
昭和28年12月、高橋ユニオンズはこの地で、
高橋龍太郎オーナーによる球団設立記者会見を行った。

「なぜ、帝国ホテルではなく東京會舘なのだろう?」と
僕は、ずっと不思議に思っていた。

先週の土曜日、馴染みの店で呑んでいたら、
たまたま東京會舘の支配人が隣に座った。
僕の疑問を話すと、その謎はすぐに氷解した。

で、本日、当時の資料を借りて、
彼の案内で昭和20年代の名残りを見て回った。

この写真は大正11年当時から使われているシャンデリア。
おそらく、オーナーの高橋龍太郎も、
この灯りの下で、何度も会合をしたことだろう。

高橋ユニオンズ取材、快調です!


shozf5 at 15:57|Permalink 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』関連 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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