2012年05月15日

温故知新連載1【ヤクルトファンブック・1976〜1978編】

1976


昨日、資料部屋で探し物をしていたら、
ヤクルトファンブックが大量に出てきた。

1976年版から2012年版までのうち、
欠本は1979、1986、1990年版の3冊。
購入したけれど、何かの拍子になくなってしまったらしい。
それでも、実に34冊、34年分の歴史だ!

で、探し物のことなどすっかり忘れて、
ついつい読み込んでしまうこと数時間。

あまりにも面白く、懐かしかったので、
表紙だけでもこのファンブックをご紹介したい。
ヤクルトファンじゃない人、スミマセン。全3回です!

ということで、連載第1回目は【1976〜1978年版】から

1976年版、表紙は中央に松岡弘、左に安田猛、右に若松勉
写真ではなく、イラストで描かれているが、若松はあまり似てない。

監督は荒川博。大杉勝男は移籍2年目。
助っ人は、ロジャー・A・レポーズ。
そして、チャールズ・F・マニエル
若松、松岡、安田は29歳、大矢は28歳。 
ルーキーは、杉村繁、後の盗塁王・青木実。


そうだ、「ヤクルトの青木」と言えば、
僕の子ども時代は「宣親」じゃなく「実」だった(笑)!

1977


続いて、1977年版
こちらは前年に引き続き、イラストだが、
前年の3人ではなく、エース・松岡弘単体になった。

表紙にサインが描かれているが、これは後年、
大人になってから、松岡さんにサインをしてもらったもの(笑)。

松岡さんは「ずいぶん、古いの持ってるなぁ〜」と言っていた。

前年途中から、監督に広岡達朗が就任
翌78年の初Vの息吹が、少しずつ聞こえ始める頃。

「ライフルマン」船田和英は16年目の35歳。
現コーチの「伊勢大明神」伊勢孝夫は33歳。
両外人は、この年もマニエル、ロジャー。
ロジャー・レポーズは太平洋から74年に移籍。
このとき、来日5年目の36歳。
おぉ、ルーキーは後の戸田寮長・梶間健一だ!


当時の僕は、投手コーチの堀内庄に対して、

「こいつ誰だ? 堀内のニセモノか?」と思っていた。

堀内恒夫しか知らなかった7歳の坊主をお許しください。


1978


そして、ヤクルト初優勝の1978年版
表紙は、やはりイラストで若松勉の単体。
前年に首位打者を獲得したのだから、当然だ。

巻頭も笑顔の若松勉、キャッチコピーは、

「10万ドルの笑顔」

いくら、円安時代とはいえ、「100万ドル」としないところが、
若松らしいというか、ヤクルトらしいというか、実に奥ゆかしい。

「大杉選手のマル秘公開」というコーナーでは、
大杉のバストが112センチであることが明らかに。
その説明文を、ご紹介。

かたせ梨乃ちゃんのバストは92センチ。
 梨乃ちゃんよりも20センチも大きいのだ!


僕は、大杉が112センチであることよりも、
かたせ梨乃が92センチもあることに驚いた


さて、この年の新加入は、デーブ・ヒルトン
ルーキーには、後の横浜監督・尾花高夫
そして、僕が大好きだった「33」鳥原公二
おっ、渋井敬一もいるし、柳原隆弘もいる。
柳原は、後に井本隆とのトレードで近鉄に。
それにしても、井本は期待外れだったなぁ……



引き続き、連載2「1980〜1982年版」に続きます!






shozf5 at 10:47|Permalink スタジアムでビール! 

2012年05月14日

ヤクルトキャップのデッドストック発見!

DSC_0304

探し物があったので、資料部屋を物色。
そしたら、実に懐かしいものが出てきた。

確か1990年代前半だったと思うけど、ヤクルトは
帽子やペットマークをリニューアルすることを決めた。

80年代の超弱小時代を経て、92、93年の
野村克也監督による連覇時代の名残を残す、
このユニフォームが好きだった僕は、
「リニューアルする」と聞いて、残念に思った。

ということで、何を思ったのか、近所の帽子屋を数軒回って、
旧マークの帽子を買い揃えたことを、今思い出した(笑)。

ということで、ただ今、資料探しを中断して、
90年代前半のファンブックを熟読中。

調べてみたら、つば九郎が登場し、
帽子のマークが現行のものになったのは94年だった

94ファンブック


上の写真は94年のヤクルトファンブックの97ページ。
この年のファンブックには、現日本ハム監督の栗山秀樹の
「ティーチャー・栗山のベースボール学園」というコーナーや、
有森也美、佐野史郎、周防正行、小川範子、野際陽子による、
「ヤクルト・フリーク大集合」という企画が。

野際陽子がヤクルトファンだとはまったく知らなかった。
読んでみると、彼女は立教時代に長嶋の同期で、
1リーグ時代の川上、大下をラジオで聞いていたとのこと。
ただ、ヤクルトファンになったきっかけは荒木大輔らしい(笑)。


僕の資料部屋には1976年から2012年までのファンブックがある。
今、確認したところ、79、86、90年の三年分が欠けていた!
探せばどこかにあるかな? いや、元々なかったような気がする。
困った、何としてでも入手したくなってしまった(笑)。

どなたかお持ちの方はいらっしゃいませんか?
お譲り下さる方があれば、ぜひご連絡を(笑)!







shozf5 at 11:37|Permalink スタジアムでビール! 

2012年05月13日

感謝、感謝、感謝……!!

Happy my 42th B-day!

本日、無事に42歳の誕生日を迎えました。

昨夜0時過ぎから、Facebookを通じて、
多くの方に祝福のコメントをいただきました。

この年になって、これだけ多くの方に
お祝いしてもらえるとは思ってもいませんでした。
本当にありがたいことです。感謝、感謝、感謝です。

仕事を通じて頻繁に会っている人もいれば、
十年、二十年来ごぶさたの人もいるし、
拙著を通じて知り合い、ご丁寧な感想をいただいたものの、
いまだ一度も会ったことのない人もいるし、
僕には畏れ多い方からのお言葉もあり……。

本厄となった昨年は、公私ともにキツイ日々でした。
「なるほど、人はこうして年をとるのか」と、
肉体的、精神的に感じることも多々ありました。

それでも、真っ直ぐ、前を向き、一歩一歩進みます。

この数カ月で二冊の本を書き上げました。
それぞれ、もうすぐ発売となります。

次なる企画、その次の企画も取材を始めています。
それは、来年、再来年以降の発表になりそうです。

自分にできることと、できないこと。
自分がやるべきことと、そうではないこと。

そんなものが漠然と見えつつあるように思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

すてきな母の日をお過ごしください。


2012.05.13 陽光と薫風に包まれた仕事場から
                      長谷川晶一





shozf5 at 10:56|Permalink ボーッとしながら考える 

2012年05月07日

映画『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』を見た!

ミスター・ジャイアンツ勝利の旗


前から観たいと思っていた映画が近所で公開中。
ということで、本日、阿佐谷ラピュタに行き、
ようやく、『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』を観ることができた。

この作品は、昭和38年のペナントレースを舞台に、
リアル巨人ナインが迫真の「演技」に挑んだ、
セミ・ドキュメンタリー作品。しかも、カラー!

ストーリーにはまったく期待していなかったけれど、
期待以上の出来栄えで、物語としても楽しかった。

オープニングでいきなり、当時の玉澤バットがたくさん登場
そのシーンだけで、僕は「1200円の元をとった」と感涙。

で、とにかく長嶋さんが素振りをするシーンが多いのだが、
長嶋さんはやはり玉澤ではなくルイビル製のバットだった

当時の長嶋さんは「舶来モノ」を真っ先に導入するお洒落さんで、
おそらく、あれはアーニー・バンクスタイプのものだと思う。

多摩川グラウンドでのノックシーンはたまらない。
3〜4分近く、延々とノックシーンが続くのだけれど、
大画面で、しかもカラーでみるノックシーンの数々。
グラブの出し方、スローイング、やはりカッコいい。

それを見守っているのが、王、廣岡、国松、柴田……
もう、たまらないですよ。

「ミスター・ジェントルマン」藤田元司が名演技。
怪我した長嶋を助けるために、なぜか舟木一夫に、
「舟木クンは飛行機の手配を、いや、いい……」と、
いろいろ指令を出すシーンもカッコよかったよ。

脇を支える豪華な役者陣がまた凄すぎ。

フランキー堺、伴淳三郎、大空真弓、淡島千景、
佐原健二、沢村貞子、新珠三千代、淡路恵子、
アイ・ジョージ、池内淳子、伊藤久哉、伊東ゆかり、
香川京子、加東大介、草笛光子、桜井浩子、宝田明、
仲代達矢、西村晃、舟木一夫、南弘子、園まり、三木のり平。


しかも、主題歌は坂本九

西村「黄門さま」晃は、酔っぱらって長嶋に絡むし、
桜井「ウルトラマン」浩子は、ホントのチョイ役だし、
三木「ごはんですよ」のり平は、なぜか西鉄ファンだし。

後に噂となる柴田勲と伊東ゆかりが並んでるんですよ!
この映画で二人は、そういう関係になったのかしらん?

明日の予定がなければ、もう一回観に行っていたな。


……長文にて失礼いたしました。
残念ながら、阿佐谷ラピュタでの公開は、5月8日まで。
もし、何か機会がありましたら、ぜひご覧ください!

shozf5 at 23:53|Permalink 映画、音楽、そして本 

2012年04月24日

太平洋・クラウンライターライオンズ取材中! 〜真弓明信・竹之内雅史・基満男インタビュー〜

真弓明信氏


現在、『野球小僧』誌において、
「太平洋・クラウンライターライオンズ」時代の
連載原稿を書かせてもらっている。

70年生まれの僕にとって、73年から76年まで存続した
「太平洋ライオンズ」の記憶は、ほとんどない。

しかし、「太平洋」の後の「クラウンライターライオンズ」は、
77年から78年のわずか2年間にも関わらず、妙に印象深い。

当時、僕は7歳から8歳の時期。
プロ野球に熱狂し始めるのは、その数年後のことだ。
なのに、なぜか妙に印象に残っているのだ。

時折り見ていた『プロ野球ニュース』の影響なのか、
カルビーの「プロ野球チップス」のオマケカードの影響なのか、
それとも後天的に得た記憶を、当時のものと錯覚しているのか、
あのクラウンライターのド派手なユニフォームが強烈に残っている。

竹之内雅史氏 (2)


太平洋・クラウンの所属選手たちはみな個性的だ。
これまで、話を聞いたのは、

土井正博、日野茂、基満男、真弓明信、竹之内雅史

そして、球団代表の坂井保之氏の全6名。
もちろん、まだまだ話を聞きたい選手は大勢いるし、
一度聞いた人にも、再び話を聞く必要性も出てくるだろう。

東尾修、白仁天、若菜嘉晴、東田正義、永射保、
伊原春樹、立花義家、古賀正明、倉持明……


彼らの中で、太平洋・クラウンの6年間はどんな意味を持ち、
現在では、どんな思い出となっているのだろう?

基満男氏


昨年末、基満男に話を聞いた。

「黒い霧事件」への関与を疑われた際の話になり、
かつてのチームメイト・竹之内雅史のことを、

「あいつのことはキライだ」と言い放った。

先日、竹之内に会い、そのことを伝えた。

「あいつなら言いかねないな」と苦笑いを浮かべた。

さらに、江藤慎一監督と、試合中にベンチ裏で殴り合ったとされる
エピソードについて竹之内に話を聞いた。

「さすがにオレだって、目上の人は殴らないよ」と笑ったものの、

すぐに殴り合いに近い「衝突」のエピソードを教えてくれた。
その際に竹之内は短く、しかし強く言った。

「気が強くなかったら、できねぇよ、こんな商売!」

そのひと言は、実にカッコよかった。

真弓明信にも話を聞いた。

「黒い霧事件」で球界を去った池永正明と真弓には
直接の接点はない……はずだった。

真弓が入団1年目。
球団関係者からこう言われたという。

「池永の店にはなるべく行かないように」

当時、池永は博多で「ドーベル」というスナックを開いていた。
その当時のことを振り返って真弓は言った。

「でも、行ったけどね、オレ、池永さんの店に」

中学時代にたったの一度だけ、
真弓は平和台球場でライオンズ戦を生で見ている。
その際にブルペンで見た池永の投球に魅了されていた。


「直接の面識はなかったけど、池永さんのことは
ライオンズの先輩だと思っていたから……」


真弓の言葉もまた、カッコよかった。

ここまで出会った人々は、みな男くさい人物ばかりだった。
男くさい人物たちが織りなす6年間の物語。

本当に金がなく、「貧乏球団」のそしりを受けつつ、
それでも野球を続けた男たちの話はとても濃い。

現在、取材を続行中。
一段落したら、ぜひ全面書き直して、一冊にしたい。
何年後になるかはわからない。けれども、絶対に形にしたい。


野球小僧 2012年 06月号 [雑誌]
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※追記
この号に、真弓さんの原稿を書きました。
よろしければ、ぜひご一読を!


shozf5 at 02:34|Permalink 取材・インタビュー…… 

2012年04月23日

女子野球・日本代表候補対プロ選抜、詳報!

日本代表候補


今夏(8月10日〜19日)、カナダ・エドモントンにて
行われる「第5回女子野球ワールドカップ」

ここまで大会連覇を果たしている「マドンナジャパン」は、
史上初となる大会三連覇を目指して、すでに始動している。

代表監督を務めるのは、西武などで活躍した新谷博氏
尚美学園大学女子硬式野球部監督でもある新谷氏は、
過去二大会の投手コーチとして主に投手陣を指導し、
今大会から、重圧のかかる中で監督に就任した。

3月に開催されたトライアウト通過者は全24名。
この中には、日本一有名な女子選手・片岡安祐美や、
世界レベルの飛距離を誇る超スラッガー・西朝美など、
多士済々の顔ぶれが並んでいる。

この24名の中には、女子プロ選手は一人もいない。
なぜなら、一人もトライアウトを受験していないからだ。

と言っても、男子球界のように、プロとアマとの間に、
忌まわしい過去や悲しい断絶があるわけではない。

開幕時期など、諸問題との兼ね合いなどから、
トライアウト受験はかなわかなったものの、
日本女子プロ野球機構(GPBL)・片桐諭代表は、
早くから「いつでも全日本さんには協力する」と表明。

これを受けて、日本女子野球協会・大倉孝一理事長も、
「戦力の見極めが整った段階で、補強選手を
プロ側に要請したい」
と応えていた。

前置きが長くなったが、こうした経緯から実現したのが、
4月21日、わかさスタジアム京都で行われた、
「日本代表強化試合」としての、
日本代表候補対女子プロ選抜2連戦だった。

これまで世界の中で数々の実績を残してきた日本代表。
対して、設立から3年目を迎えたばかりの女子プロ野球。

代表選手の中には「プロには魅力を感じない」と公言する者もいる。
一方、プロ選手の中には代表選手から漏れた選手も多い。

こうした事情を踏まえて、女子球界にはこんな考えがあった。


「プロよりもアマのほうが実力は上だ」


事実、昨年秋に開催されたプロ・アマトーナメント
「ジャパンカップ」では、プロ2チームが、いずれも、
引き分け抽選とはいえ高校チームに敗れている。



僕自身も、W杯取材を通じて、日本代表チームのレベルの高さは、
世界最高峰にあると確信していたし、プロと比較して、
やはり、代表チームの方が実力者ぞろいだと考えていた。


しかし――。


21日に行われた2試合は、これまでの「常識」が誤りだった、
もしくは、完全に覆されたと、誰もが知る機会となった。


第一試合 女子プロ選抜 6対1 日本代表候補
第二試合 女子プロ選抜 9対0 日本代表候補



プロ選抜チームは2試合で、打っては26安打、投げては1失点。
対する代表候補は2試合で、わずか1得点で、投げては15失点。

京都の三浦伊織は2試合で6安打を放った。
高校時代はテニス部でインターハイに出場し、
プロに入るまで硬式野球経験のない三浦は、
アマチュア関係者にとってはほぼ未知の存在だった。

三浦伊織


かつて、日本代表選手だった小西美加は、
プロの2年間でさらに精進し、リーグ一の大エースとなった。
アマチュア関係者がイメージしている「過去の小西」と、
「現在の小西」はまったくの別人だと言ってもいいだろう。

リーグ創設からすでに2年を経て、
三浦や小西に象徴されるように、現在のプロのレベルは
急成長、急発展を遂げているのも紛れもない事実だ。

アマチュア選手の多くは、これからシーズンが本格化するのに対し、
プロ選手は開幕からすでに1ヵ月が経過し、本調子にあるのは事実。

しかし、そうしたことを考慮に入れたとしても、
個々の体幹の強さ、スイングスピード、打球の速さ、飛距離、
脚力、走塁技術、連係プレー……、すべてプロが勝っていた。

まさに、過去2年間、ひたすら野球に取り組んできた、
プロの意地と強みを存分に発揮する結果となった。

過去2年間、兵庫のキャプテンを務め、
連続打点王に輝いた川保麻弥は試合後に言った。


「野球を仕事としてやっている以上は勝たなくてはいけない」

川保麻弥


この結果を踏まえて、女子野球協会は22日に、
プロ側からの追加補強選手として、

・川端友紀
・三浦伊織
・小西美加
・厚ケ瀬美姫
・田中幸夏
・中村茜


の招集を発表した。

この6名は、今後5〜7月にかけて行われる
代表合宿に参加することも決まっている。
プロとアマとの良質な化学融合が訪れることを期待したい。

この強化試合が4月に行われたことを、
今は幸運だったと思いたい。

代表候補に慢心があったとは思わない。
けれども、「完敗」という、屈辱と悔しさの中で、
「自分たちはまだまだなのだ」と、
再確認できたことは、本当に幸運だったと思いたい。

今後の練習や合宿では、顔色が変わっていることだろう。
すべては、そこから始まる。

「2012年4月21日――
日本代表候補チームにとってのリスタート記念日」


後に振りかえった時に、
そう笑える日が来ることを僕は、心から期待している。




shozf5 at 01:21|Permalink 今日も元気に女子野球! 

2012年04月09日

再録・2010初夏・宮國椋丞インタビュー

糸満・宮國投手 (2)


ジャイアンツ・宮國椋丞がプロ初勝利を挙げたという。
一日中、こもりきりで原稿を書いていたため、
その雄姿を見ることはできなかったけれど、
入団一年目から期待していただけに、
プロ初登板で初勝利を挙げたのは僕も嬉しい。

旧知のジャイアンツ担当に今日の試合について聞いたら、
彼曰く、

「6回以降は変化球が高めに浮き始めましたが、
それまでは低目を丁寧に突き、
人を食ったようなスローカーブも有効でした。
正直、澤村などよりも内容のあるピッチングでしたね」
とのこと。

ますます、生で見てみたくなった。

2010年初夏、沖縄県予選開始直前のこと。
僕は、沖縄・糸満高で宮國のインタビューをした

手足の長さとスタイルの良さに驚いた記憶がある。
その投球を見て、さらに驚かされた。

上原監督曰く「極度の口下手ですよ」と聞かされ、
いろいろ気を遣いながら話を聞いたのが懐かしい。

彼はどんな受け答えをするようになったのだろう?
プロに入って、変化があったのか、なかったのか?
ぜひ、インタビューをしてみたいものだ。

というわけで、当時書いた原稿を再録したい。
媒体は『ホームラン』(2010・6+7)号

巻頭特集「今ベールを脱ぐ夏の新ヒーロー」の
文字通り巻頭に掲載されたものだ。
この号で、宮國は表紙も飾っている。




遠くからでも、すぐにそれとわかるユニフォーム姿。
長身で手足が長く、その投球フォームは
実に優雅で天性の華がある。

糸満高校のグラウンドに入ってすぐに
目についたのが宮國椋丞だった。身長183臓体重74繊
スマートな体躯から繰り出される伸びのあるストレートは
常時140キロ台を計測しているという。

バッターが思わず腰を引いてしまう高速スライダーも小気味いい。
糸満高校・上原忠監督も宮國の実力には太鼓判を押す。

「入学時は63舛靴なくて、ガリガリのマッチ棒ですよ。
でも高2の冬のトレーニングで、少しお尻の周りに
筋肉がついて身体ができてきた。
ストレートのキレや伸びはすごいね。
とっても器用なのでスライダー、フォーク、シンカーも
何でも投げられるよ。僕は反対なんだけど」


その理由を聞こう。

「せっかくいいストレートを持っているのに、
今は直球と変化球を5対5の割合で投げている。
僕は7対3で、直球が多くていいと思うんだけどね」


マウンド上の宮國の投球を見ながら上原監督はつぶやいた。

「この冬にフォームを変えたら、
さらにすごいピッチャーになりました。
これから夏に向けて、まだまだ楽しみです」


練習終了後、宮國の女房役である島袋陽平捕手に話を聞く。

「変化球も多彩だし、真っ直ぐの質も群を抜いています。
ピンチでもいつも冷静で、とても頼りになるピッチャーです」


そして、投球練習を終えて、
クールダウンを行っていた宮國に話を聞いた。

「まだストレートは本調子ではないけど、
夏までにはいい調子に仕上げていくつもりです」


練習終了後で、疲れているのか、それとも緊張しているのか、
表情は堅い。上原監督の「ものすごく口下手だから、
取材は大変ですよ」という言葉を思い出す。

続けて「現在の球種」について、質問を投げかける。

「今はそんなに多くの球種を投げていなくて、
ストレートとスライダーとカーブぐらいです。
監督には毎日言われているけど、
自分は真っ直ぐを軸に押していくピッチャーだと思うので、
今はストレートに磨きをかけるように練習しています」


監督の言う「フォーム修正」についても尋ねてみた。

「今まではスリークォーター気味で
ヒジが下がることが多かったんですけど、
この冬にオーバースローに変えてからは、
こっちのほうが投げやすいです。
とにかく今は、フォームを固めているところです」


全国有数の激戦区である今年の沖縄にあって、
「打倒興南」の最右翼として注目されている糸満高。

実際に宮國は08年の1年生大会で、
今春のセンバツ優勝投手、興南高・島袋洋奨に
投げ勝って優勝を遂げている。

しかし、本人は謙遜なのか、謙虚な性格なのか、
「ライバル」と目されている島袋を大絶賛する。

「彼の甲子園での活躍は自分にとっても
いい刺激になっています。
でも、彼の方が一枚も二枚も上手で、
技術も精神面の強さも、すべて尊敬しています」


あまりにも謙虚で優等生すぎる発言。
少し意地悪な気持ちを込めて質問をする。

――1年時には自分が投げ勝ったのに、
今では全国区の有名投手となった島袋君に
悔しさを感じることはありませんか?

まったく表情を変えることなく、宮國は言う。

「まったくそんな思いはないです。本当に尊敬しています」

――じゃあ、ライバル選手、ライバル校はありますか?

こちらとしては「もちろん、興南の島袋です」という答えを
期待しての問いだったが、またしても宮國は淡々と答える。

「今の沖縄はどこもレベルが高いので、
どの学校もライバルだと思っています」


質問の矛先を変える。

――戦いたい相手は誰ですか?

自分でも「誘導尋問のようだな」という自覚をしつつの
質問だったが、ようやく宮國の言葉に力強さが加わった。

「やっぱり、決勝は興南と当たって、
島袋と投げ合って勝って甲子園に行きたいです」


それははたして本心だったのか、
それとも拙い取材者の意図を汲み取って、
気を遣った上での発言だったのか? 
そんな不安を抱き、反省していると宮國は言葉を続けた。

「沖縄県大会を制して、甲子園の大観衆の前で
投げているイメージを想像して、
今はモチベーションを高めています。
手強い相手だけど、興南とも互角に戦えると思っています」


島袋捕手が救いの手を差し伸べてくれた。
上原監督曰く「沖縄の高校野球史上一番かも」という強肩が自慢だ。

「センバツ優勝校の興南高にはしっかり対策を練って戦います。
でも実力は五分五分で、
どっちが勝ってもおかしくないと宮國とも話しています」


糸満高校では宮國に加えて、この島袋陽平も
全国レベルのキャッチャーとして注目されている。
確かに、練習で見せたセカンドスローイングは
高校生のレベルを大きく超えていた。
宮國による島袋評は次の通り。

「とても信頼できる頼もしいキャッチャーです。
いつも、ピンチのときには“ちゃんと腕を振れ!”と
気合を入れてくれます。でも、クラスも一緒なんですけど、
普段はあんまりしゃべったりしないけど(笑)」


憧れの投手は、岩隈久志(東北楽天)と
岸孝之(埼玉西武)だという宮國。
いずれも長い手足を生かしたキレのいいストレートと
バランスのいいピッチングが持ち味だ。

はたして、打倒、興南・島袋洋奨の最有力候補である
宮國椋丞は沖縄県大会でどんな投球を披露するのか? 

全国的にはいまだ無名のヒーロー。
その雌伏のときは終わりを告げ、
大空に向けて今まさに羽ばたこうとしている――。



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shozf5 at 02:26|Permalink 懐かしき文章たち…… 

2012年04月04日

美空ひばりの秘蔵資料を見て感じたこと……

不死鳥 美空ひばり in TOKYO DOME <完全盤> 翔ぶ!! 新しき空に向かって [DVD]
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現在、7月発売の『元アイドル』本の執筆の大詰め。
全15名の物語なのだが、ただいま11名分書き終えた。
来週中には、第一稿が書き終わる予定。

その一方で、次回作、その次の作品の取材も並行中。
その一つに「美空ひばり」関連の書籍がある。

長谷川と美空ひばりという、不思議な取り合わせだけど、
こちらの取材もほぼ大詰めにさしかかっている。


先日、美空ひばりの一人息子・加藤和也氏に、
生前のひばりさんの日記を見せてもらった。

そこには、初めての子の成長に感動し、
ときには、息子の中耳炎におどおどし、
離れ離れの息子を気遣う母親の姿があった。

さらに、和也氏が小学校を卒業する際に、
ひばりさんがまったくのサプライズで
謝恩会で歌った映像も見せてもらった。

突然のひばりさんの登場にどよめく場内。
一父兄から、天下のひばりに変わる瞬間。
最初に歌ったのが、なんと『芸道一代』

今回は「女王」ではなく「家庭人」としての
美空ひばりを描きたいのだけれど、
美空ひばりと加藤和枝が共存する貴重な映像だった。

心身ともに優れないことも多いけれども、
グダグダ言わずに、真っ直ぐ、前を見て進みたい。
さぁ、今日も取材に出かけよう。






shozf5 at 10:22|Permalink 取材・インタビュー…… 

2012年04月03日

女子野球三昧の一週間!

女子プロ野球開幕2012

先週一週間、東京をほぼ留守にしていた。
何をしていたかというと、女子野球取材&観戦

3月26〜27日は、大阪で女子プロ野球開幕シリーズ。
3月28日は、兵庫・市島で高校選抜大会。
3月31、4月1日は、埼玉・川越で日本代表合宿。


3年目を迎えた女子プロ野球は、
今季から新チーム・大阪ブレイビーハニーズが誕生。
リーグを代表する大エース・小西美加投手が入団し、
今季の動向を左右する台風の目となりそうで楽しみ。

選手たちに話を聞くまでもなく、
今年は京都アストドリームスがいい感じで楽しみ。

過去2年は兵庫スイングスマイリーズの前に
苦杯をなめ、苦戦を強いられてきたが、
今季は大幅なメンバーの移籍もなく、有望新人の加入もあり、
悲願の初優勝を狙える好位置につけている。

開幕戦では、京都の3番・三浦伊織選手が、
自身初となるランニングホームランを放った。
ここまで京都は無傷の3連勝。
このままの勢いを失わないでほしいと思う。

神村学園応援歌


市島には、久しぶりに訪れた。
この日は福知山成美対蒲田女子戦に注目していた。

日本代表候補に選ばれた経験を持つ、
福知山・川口琴、蒲田・花ヶ崎衣利両投手
息詰まる投げ合いが見られれば……、
そう思っていたけれど、両者の投げ合いは実現しなかった。

久しぶりにお会いする高校の監督も多く、
今年の有望選手についてお話を聞いた。

31


31日は、さいたまの市営浦和球場にて、
日本代表対埼玉選抜の壮行試合を取材した。

ちなみにこの球場は、昭和31年10月、
高橋ユニオンズの最終戦が行われた地

日本代表チームは、新宮有依、磯崎由加里、中島梨紗が登板。
新谷博監督の中にある「三本柱」の試運転となった。

さすがに、世界トップレベルにあるこの三人は、
三者三様の安定したピッチングを見せて、
新谷監督をはじめとする協会関係者を安心させた。

そして、この日、現時点での仮の役割として、

キャプテン・志村亜貴子、副キャプテン・片岡安祐美、中島梨紗

が発表された。

翌1日は、尚美学園大学に舞台を移し合宿2日目を行った。
それぞれ、個人の技術レベルでは申し分のない選手ばかりなので、
あとは、監督がやりたい野球を個々がどれだけ理解できるか、
具体的なフォーメーションの確認など、高いレベルでの調整が、
今後の合宿や練習試合を通じて求められていくことになる。

磯崎由加里投手



それにしても、この一週間、完全に女子野球漬けだった。
ということで、大詰めを迎えている新刊にはノータッチ(笑)。
今週からは、気合いを入れ直してラストスパートに入ります!





shozf5 at 15:34|Permalink 今日も元気に女子野球! 

2012年03月12日

ドリーム モーニング娘。ライブへ!

DSC_0231

10日は、日本武道館へドリーム モーニング娘。ライブへ

10カ月間続いた、「元モーニング娘。」連載が今月で終了。
ということで、満を持して武道館へ出かけた。

オープニングの「ハッピーサマーウェディング」から、
ステージ上の9人の姿を見ていたら、
インタビュー時の、それぞれの発言が思い出され、
なぜだか、シンミリと感慨深くなってしまった。

以前もこのブログで書いたけれど、
取材前に、過去のインタビュー記事を洗い出し、
(この人は、こういう人なんだろうな……)
という仮説とともに、取材に臨む。

イメージ通りのこともあれば、イメージと全然違って、
なかなか刺激的なインタビューをさせてもらった。

途中、ドリムス。メンバーではないけれど、
OGの石黒彩、辻希美が登場。
こちらは事前告知があったけれども、
さらに、後藤真希の登場では、久々に武道館が揺れた。

長渕剛や矢沢永吉の武道館ライブに行ったことがあるけれど、
それ以上の揺れだったと思う。個人的な感想を言えば、
三澤光晴さんが生きていた頃の全日武道館大会以来かな(笑)。

現役モーニング娘。とドリーム モーニング娘。、
そして、ゴマキも加わった『ザ☆ピ〜ス!』は壮観だった。
ゴマキとなっちのツーショットは、なかなかいい光景だった。

久々にいいライブを見たように思う。
その証拠に、一緒に行った編集長と朝方まで痛飲、痛飲、大痛飲。

二人とも、日曜は朝からの取材があったのに、
興奮しすぎて「まぁ、いいや」と呑みまくった。

これで、ひとまず、ドリーム モーニング娘。「第一章」は終了。
メンバーたちが口々に言っていたように、
来るべき「第二章」を楽しみに待ちたい。





















shozf5 at 16:43|Permalink 映画、音楽、そして本 

2012年03月06日

2012年版・12球団すべてのファンクラブに入る男!

2012・11球団ファンクラブ特典

毎年、この時期になると僕の仕事場の一角は段ボールの山となる。
というのも、何をとち狂ったのか、僕は
2005年以来、12球団すべてのファンクラブに入っているため、
各球団の「ファンクラブ特典」が、次々と届けられるからだ。

現在では、ごく一部で「ファンクラブ研究家」と呼ばれている(笑)

今年も、例年通り、横浜を除く11球団の特典グッズが届いた。
ご存知ない方のために、申し上げると、
例年、横浜ファンクラブの初動は、かなり遅い。

阪神ファンクラブは、シーズン中の7月に翌年の募集を開始して、
前年12月には、特典グッズが到着するのに対して、
横浜ファンクラブは、年が明けても、何の音沙汰もナシ。

今年の場合は親会社が変わったゴタゴタの影響もあってか、
募集告知がなされたのはキャンプ半ばの12年2月11日のこと。
当然、現時点で特典グッズは到着していない。

2004年の球界再編騒動の折りに「本当のファンサービスとは?」と
素朴な疑問を抱いた僕は、
「ファンサービスを知るにはファンクラブを知ればいい」と、
実に単純な考えの下、翌05年、12球団すべてのファンクラブに入会。

初めは「30過ぎた大人のやることじゃない」と思っていたけど、
実際にやってみたら、これが実に楽しいことに気がついた。

とにかく各球団の個性、そしてファンサービスに対する意識が、
如実にファンクラブに表れているのだ。

詳細は、毎年『野球小僧』(白夜書房)の6月号(5月10日発売)に、
「12球団ファンクラブに入会してみた!」と題して、
8ページの記事を書かせてもらっている。
(たぶん、今年も書かせてもらえるはず・笑)


05年当時と比較すると、各球団の進化は著しい。
たとえば西武は、松坂大輔のポスティングマネーから
5000万円を、翌年のファンクラブに投資した。

それは「松坂革命」とも呼べる革命的なものだった。
特典グッズは、ますます高品質のものとなり、
球場への来場サービスも、一気に充実した。

そういう意味では、ダルビッシュの移籍金を手にした
日本ハムが、来年、「ダルビッシュ革命」を断行するのか?
大いに期待したいところだ。

さて、さて、今年のこの段ボールの中にも、
それぞれが趣向を凝らした「夢と希望」であふれている。

ぜひ、球春の訪れとともに、各グッズを身にまとい、
それぞれの球場に出かけ、うまいビールを呑みたい!














shozf5 at 21:01|Permalink スタジアムでビール! 

2012年03月04日

「マドンナジャパン」・女子野球日本代表候補決定!

DSC_0228

3、4日と女子野球日本代表候補者決定トライアウトに行っていた。

会場では、選手や各チームの関係者、保護者の方々など、
懐かしい顔ぶればかり。
「最近、女子野球の原稿を書いてないじゃないですか」と、
数名の方に言われた。これからは、もっと書きます(笑)。

以下、合格者24名。

【投手】
磯崎由加里(尚美学園大学)
新宮有依(平成国際大学)
有坂友理香(アサヒトラスト)
里彩実(尚美学園大学)
坂本加奈(マドンナ松山)
中島梨紗(侍)
花ヶ崎衣利(蒲田女子高校)
小出加会(埼玉栄高校)
吉井萌美(埼玉栄高校)
矢野みなみ(前東芝北九州ソフトボール部)

【捕手】
高島知美(平成国際大学)
西朝美(アサヒトラスト)
直井友紀(侍)

【内野手】
大山唯(尚美学園大学)
六角彩子(侍)
中野菜摘(尚美学園大学)
金由紀子(ホーネッツ)
新井純子(尚美学園大学)
山崎まり(アサヒトラスト)
片岡安祐美(茨城ゴールデンゴールズ)
出口彩香(尚美学園大学)

【外野手】
柳谷優花(ホーネッツ)
萱野未久(sirius)
志村亜貴子(アサヒトラスト)



さて、上の写真は本日、見事に合格した4選手。
左から、直井、六角、磯崎、新宮選手。
いずれも、埼玉栄高校の卒業生で同学年。

彼女たちが1年のとき、埼玉栄を取材していて、
磯崎、六角、新宮、それぞれの才能に驚いた。
この3人は、それまで見てきた選手に比べて、
ひと際、その才能が輝いて見えた。

この頃の直井さんについては、残念ながら印象にない。
それも、そのはずだった。
埼玉栄の鈴木コーチによると、この頃の直井さんは
「目も当てられない状態だった」ということだった。

その後も、僕はこの3人に注目を続けていた。
そして彼女たちは順調に成長して3年生となった。

2009年夏、僕は彼女たちの「最後の夏」を見ようと、
兵庫・市島の最後の夏の大会に出かけた。
埼玉栄高校の宿舎にお邪魔し、それぞれに話を聞いた。

このとき初めて、直井さんに話を聞いた。
新宮、磯崎という屈指の好投手をリードする「女房役」は、
同級生たちをどう見ているのか知りたかった。

僕は直井さんの話す内容に夢中になった。

このときの直井さんの話は、実に「男前」だった。
今でも、このときの取材音源はとってあるけれど、
ここまで気持ちのいい話をする18歳には、
彼女以外に出会ったことはない。

そして、最後に彼女は言った。

「どんな結果に終わろうとも、私は絶対に泣かない!」と。

その翌日、埼玉栄は決勝で花咲徳栄に負けた。
敗戦が決まった瞬間から、直井さんの動向に釘付けとなった。

確かに、彼女は泣かなかった。
しかし、その目は涙でいっぱいだった。

それでも彼女は涙がこぼれそうになると、
みんなから離れて、ひとりで空を見上げていた。
「涙をこぼすまい」という強い意志が、その姿から感じられた。

あのとき、「大学進学を機に野球をやめる」と語っていた。
しかし、その後も野球を続けて、今回見事に代表候補になった。

今回の合格者それぞれに、ドラマも思い入れもあるけれども、
その中でも、もっとも感動したのが今日の直井さんの合格だった。
西、高島という強力な大先輩を前に、ぜひ奮闘してほしい!


さぁ、8月のカナダ取材に向けて、
僕自身の取材態勢もきちんと整えなきゃ!














shozf5 at 19:52|Permalink 今日も元気に女子野球! 

2012年03月03日

ヤバい、大衆演劇、超楽しい!

d30527ab.jpg
取材終了後、近くの温泉へ。
浴衣のまま、大衆演劇鑑賞。
大衆演劇、超楽しい!
でも、暗闇で食べる刺身の盛り合わせはイマイチ。
やっぱり、視覚って大事だね。


shozf5 at 20:58|Permalink

女子野球日本代表トライアウト初日!

7bc04ab6.jpg
今夏、カナダで開催される第5回女子野球ワールドカップ。
その代表選手を決めるトライアウトが、埼玉の尚美学園大学で今日と明日にかけて行われる。

幸いにして埼玉は快晴! 参加者は約210名。
顔なじみの選手も多いので彼女たちの応援をしつつ、新戦力の台頭も楽しみです!


shozf5 at 11:13|Permalink

2012年03月01日

裏方への優しいまなざし――王貞治インタビュー

王監督と

先週24日に発売した『不滅 元巨人軍マネージャー回顧録』
書店に並ぶ拙著を見ていると取材時、執筆時の思い出がよみがえる。

この本の取材で、とても印象に残ったのが、
王貞治氏へのインタビューだった。

この本の主人公・菊池幸男氏は、そのキャリアを
スポーツメーカー・玉澤の巨人担当からスタートし、
やがて、その仕事ぶりが認められて、ジャイアンツ入り。
最初は用具係に、94年からは一軍マネージャーとなった人物。

菊池氏の人となりを知るために、
当時のジャイアンツ関係者に話を聞いて歩いた。

そして、菊池氏の結婚式に王さんが出席した際のエピソードが
とても印象的だったので、王さんに会い、そのときの話を聞いた。

取材の間、王さんは終始にこやかだった。

「懐かしいなぁ」とか、「話しているといろいろ思い出すね」と、
当時のことを楽しそうに振り返ってくれたのが嬉しかった。

印象的だった言葉がある。
王さんは、菊池さんをはじめとする裏方に対して、こう言った。


「世の中にはスポットライトを浴びる人間と、
 それを支える人間がいます。
 みんながそれぞれの役割を演じているわけです。
 どんな人でも必ず重要な部分を担っている。

 あの伝統あるジャイアンツ、あの時代の強いジャイアンツを
 菊池クンが支えたのは間違いないし、彼にだって
 “オレがチームを支えているんだ”っていう
 プライドが必ずあるはずでしょう」



この言葉を、菊池さんに伝えると、
彼もまた感無量の様子だったことも印象深い。


どんな人でも、それぞれの役割を演じている――。


王さんの言葉を胸に、僕は僕の役割を演じたい。
取材の最後に、王さんに言われた。

「これからもいい本をたくさん書いてね」

僕にとって、忘れられない言葉となった。


不滅 元巨人軍マネージャー回顧録
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shozf5 at 19:05|Permalink 忘れられぬインタビュー 

2012年02月16日

新刊『不滅 元巨人軍マネージャー回顧録』発売です!

不滅 元巨人軍マネージャー回顧録
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またまた、すっかりごぶさたしてしまいました。
新刊の刊行が決まり、その準備や下取材、
などなどで、相変わらず更新が遅れました。

で、またまた告知で恐縮です。
新刊『不滅 元巨人軍マネージャー回顧録』が、
来週2月24日に発売されます。

高校卒業後に上京して以来40数年間、裏方として
ずっとジャイアンツを支え続けた男の物語です。

V9時代、高度経済成長期の栄光期から始まり、
自身の成長と巨人軍、そして日本という国の変容と。

裏方さんの視点からジャイアンツを描けないか、
そんな思いで取材を続け、ようやく完成しました。

いつものように、大変地味なテーマですが(笑)、
どうぞ、お手に取ってやってくださいませませ。

帯の推薦コメントは王貞治氏が寄せてくださいました。
王さんには、本書の取材を通じても大変お世話になりました。

挿画は安西水丸さんです。
水丸さんには、昨年の夏に仕上げていただいていたのに、
原稿を書き直しているうちに半年も経ってしまいました。

どうぞよろしくお願いいたします!!




shozf5 at 22:48|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2012年02月15日

安倍なつみインタビューを終えて……

シャイニング バタフライ(初回生産限定盤)(DVD付)
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昨年来続けてきた「元モー娘。」取材が、いよいよ佳境に。
今週、満を持して安倍なつみさんにインタビューをした。

事前に彼女の著作を読み、これまでのインタビュー記事を整理し、
率直なところ、「どこまで深い話が聞けるのだろう?」と思っていた。

……ところが、これまででもっとも深く濃い話となった

センターポジションを任された重圧と、
本当の自分と、世間の持つ「なっち」像とのギャップ。
まさか、そんな話が彼女の口から立て続けに出てくるとは。

これまで、たとえば中澤裕子や矢口真里が、それぞれ
「なっちは決して弱みを見せようとしない」とか、
「メンバーにも本心を語ろうとはしない」と語っていたけれど、
その意味が、少しだけ理解できたような気がした。

どんなにつらいことがあっても、重圧を受けても、
世間の荒波にさらされようとも、決してひるむことは許されない。

なぜなら、彼女は「センター」だからだ。

それを15歳にして体感し、体得した彼女は、
以来、2004年にモーニング娘。を卒業するまで、
その重責を担い続けていたのだ。

途中、彼女が涙を浮かべた場面があった。
その姿に、僕も思わず言葉を呑んだ。


取材後、同席していた編集長がポツリと言った。

「今、前田敦子の辛さが唯一わかる人は彼女かも」

確かに、そうかもしれない。


……取材から数日後、取材時のテープ起こしが上がってきた。
彼女には、いつもテープ起こしをお願いしているのだけれど、
彼女のメールには、こんな一文が添えられていた。


「センターって……、というか、
なっちって本当にすごい、と。
脱帽です」



本当に、僕もそう思う。











shozf5 at 22:52|Permalink 取材・インタビュー…… 

2012年02月06日

中畑新監督は面白かったなぁ!

中畑新監督

※練習終了後の囲み取材に答える中畑新監督。
正面で熱心にメモを取っているのは元モー娘。のあの方。


先週はずっと沖縄に取材に行っていた。
日本ハム、横浜、そしてヤクルトを回ってきた。

それぞれ、斉藤佑樹や、乾真大、中村勝、
石川雄洋、国吉佑樹に宮本慎也、ミレッジなど、
見たかった選手がそれぞれのチームにいたし、
新外国人や移籍選手の動きにも注目していた。

でも、やっぱりバツグンに面白かったのは、
横浜DeNAベイスターズの中畑清新監督だった。

以前、一度だけ中畑氏の自宅に行ったことがある。
取材を終えると、彼は突然着替え出した。

真っ白なブリーフ一丁になったときに、
突然、思い出したのだろう。
奥にいた奥さんに向かって、大声を出した。

「おーい、イチゴがあっただろう! 出してやってよ!」

しばらくすると、大ぶりのイチゴが山盛りで出てきた。
そして、「うまいからたくさん食えよ!とか、
「練乳をかけた方がいいぞ!」と、
パンツ一丁のまま熱心に語りかけてくれた(笑)。

それ以来、「中畑清」というと、僕の中では、
「真っ白いブリーフと真っ赤なイチゴ」が浮かぶようになった。


このキャンプでも彼の周りには常に報道陣が群がり、
カメラは、その一挙手一投足を逃さず狙っていた。

その期待に応えるかのように、オーバーアクションで、
選手やファンや報道陣たちにリアクションを見せ続けている。

(相当、疲れるだろうなぁ……)

と、他人事ながら心配していたものの、
昔から彼をよく知る人物と、その日の夜呑んだところ、

「大丈夫、大丈夫、キヨシはあれが素だから」

と一笑に付された。

上に掲げた写真の、囲み取材が始まる直前、
詰めかけた多くの報道陣の姿を見るや、

「オーイ、マネージャー! ヘアメイクを呼んでくれよ!」

と、自らの髪の毛を撫でつけながら大声を出す。
その冗談を受けて、報道陣たちは一斉に笑いだす。

しかし、それは失笑気味の乾いた笑いではなく、
愛情あふれる笑いだったことが、僕には新鮮だった。

早くも担当記者たちの間には、
新監督への親愛の情が沸いているのかもしれない。

そして、この日の夜インフルエンザ感染が明らかになり、
翌日から強制隔離されたというのもやっぱり面白い。

相変わらず、戦力的には苦戦を強いられるだろうが、
今年の横浜DeNAベイスターズには注目したいと思う。


shozf5 at 11:23|Permalink スタジアムでビール! 

2012年01月28日

私がヌードになった理由……後藤理沙インタビュー再び

私がアイドルだった頃
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年末年始、僕のブログを初めて訪れる人の多くが、
「後藤理沙 ヘアヌード」という検索ワードだった。

というのも、『週刊現代』の年末年始合併号で、
彼女のヌードグラビアが袋とじで掲載されたからだった。

2008年8月、「元アイドル」連載で後藤理沙の
インタビューをしたことを、このブログで書いた。

その日のことは、

「ヘアヌードはしない 〜後藤理沙さんインタビュー〜」

に書いた。このとき彼女は、

「雑誌社の人って、みんな私を脱がせようとするの」

と笑顔で語り、「でもね……」と少しだけ真剣な表情になって、

「私は後悔したくないから脱がないの」

と言葉を続けた。


それから1年半が過ぎ、彼女はヌードになった。


「元アイドル」連載の書籍化が決まり、ちょうど、
原稿に取り掛かろうとしていた矢先の出来事だった。

こうなった以上、以前取材したものだけでは、
物語を構成することはできない。
そこで、追加取材を試みることにした。

1年半ぶりに見る彼女は、前回よりもスリムになり、
肌のつやもよくなったような印象を受けた。

「いつものように、今日もスッピンです!」

……こうして始まった、追加取材。
テーマは、当然「脱ぐにいたった経緯とその心境」だ。

相変わらず、彼女の言葉は屈託がなかった。

詳細は単行本に記したいが、端的に言えば、
信頼できる旧知のカメラマンとともに、
「自分の作品を作る」という意気込みで、
ヌードになる決意をしたということだった。

――何年か経って、後悔することはないでしょうか?

そう尋ねると「ない!」とキッパリと言いきった姿が印象的だった。

さらに、ネット上で「(脱ぐのが)10年遅い」とか、
彼女のスタイルに対する批判を目にしたという彼女は、

若干の憤りとユーモアを交えて言った。


「ネット上で、“後藤理沙も堕ちたねぇ”って書かれてたんです。
 もう、それを見て頭にきましたよ。私は、
 “堕ちた”んじゃなくて、“上がる”ためにやってんじゃ、ボケ!」



威勢のいい言葉遣いが、耳に心地よかった。
はたしてどんな写真集が完成するのか?
写真集が完成したら、改めてその感想を聞くつもりだ。

完成した写真集を前に、果たして彼女はどんな言葉を吐くのだろう?


※追記・12.08.24
後藤さんのインタビューが収録された
新刊『私がアイドルだった頃』、発売されました。
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shozf5 at 02:58|Permalink 取材・インタビュー…… 

2012年01月25日

『独白 ――私がアイドルだった頃(仮)』、執筆中!

私がアイドルだった頃
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ここ数日、一歩も外に出ずにひたすら原稿と格闘中。

来週から、プロ野球キャンプが始まり、
東京を留守にすることが多くなりそうなので、
今のうちにできるだけ書いておこうと企んでいる。

昨日のエントリーでも紹介した、「元アイドル」たちのドキュメント集、
『独白 ――私がアイドルだった頃(仮)』の原稿なのだが、
これが、楽しくて楽しくて、一心不乱に書き続けている。

ということで、ここ二日は一歩も外から出ていないので、
久しぶりの大雪の被害も受けていない。
と同時に、この四日間、一滴のお酒も呑んでいない(笑)。
こんなに禁酒しているのはいつ以来だろう?

本日(24日)も、ある元グラビアアイドルについて執筆。

現役時代に彼女が残したインタビュー資料を整理し、
僕が実際に行ったロングインタビュー原稿を見直し、
ときには、取材時の音声データを聞き直し、
そんなことを繰り返しながら、何とか形になってきた。

この本の原稿には、それぞれ思い入れがある。
それが読者にとって、鬱陶しくならないように気を遣いつつ、
でも、その思い入れこそ、文章の熱になるのでは?
そんなことを思いながら、執筆しているところ。

発売は、半年ほど先の夏前になると思う。
まだまだ時間はある。
まるで、書き惜しみするかのように、
少しずつ、少しずつ、じっくりと書き進めたい。


2012.08.24追記
ようやく、発売されました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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shozf5 at 02:39|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2012年01月24日

ごぶさたしていますの、長〜い近況報告です!

Facebookに徒然の出来事をつづっていると、
どうしても、このブログに何かを書こうという
気持ちが萎えてしまう。

……ということで、こちらの更新がおろそかに。

さて、簡単な近況報告です!

2月発売予定の次回作、『不滅 元巨人軍マネージャー回顧録』
何も問題がなければ、今週末に、ようやく校了します。
一度、発売を延期して、すべてを書き直した「問題作(笑)」です。

ときにはスポーツメーカー社員として、
ときには球団の用具係として、
ときには、長嶋監督のマネージャーとして、
40年にわたってジャイアンツを支えてきた男の物語です。

在職中の彼が残した膨大なメモを基にしながら、
当時の時代背景と、彼の奮闘を描きました。
あの王貞治さんが、推薦コメントをくれることに!
発売は2月24日の予定です!


7月発売予定の新刊は、現在、執筆作業中です。
こちらは、「元アイドル」15名ほどのドキュメントです。

タイトルは仮題ですが、
『独白 ――私が「アイドル」だった頃』にしようかな、と。

雑誌に連載したものをベースにしつつ、
追加取材をしたり、新たにエピソードを加えて、
大幅に書き直しているところです。

こちらは、かなり順調に進んでいます(笑)。
現時点では7月の発売を予定しています!


そして、秋口から年末にかけて出版しようと思っているのが、
すでに休刊した「ある雑誌」の物語です。

この雑誌にかけた人々の群像劇と、この雑誌が生み出したもの、
そんなものを描ければいいな、と思っています。

地味なテーマですが、ずっと心に引っかかっていたテーマです。
こちらは、資料収集&整理が一段落して、
今週末から、本格的に取材を始めることになりました。


これらの書籍企画と並行して、

「太平洋&クラウンライターライオンズ」連載取材も順調です。

取材途中にもかかわらず執筆しなければならないという、
雑誌連載の難しさを抱えながらで、僕としても、
「はたして、どんな結末になるのか?」と楽しんでいます。


同じく「元モー娘。」連載も、ここまで全8名の取材を終えて、
いよいよ大詰めを迎えています。

AKB48が大ブレイクしている中、僕はこの1年間、
モーニング娘。のことばかり考えていました(笑)。
その連載も、ついにエンディング間近。少し寂しいです(笑)。


また、1990年夏に、突然「夏」を失ってしまった
男たちの「その後」の物語
を書こうと思っています。

ある不祥事によって、突然「夏」を奪われた18歳の高校球児。
彼は、その後プロの世界に身を投じ、「エース」として活躍、
きちんと実績を残し、今では評論家として活躍中。

……あれから22年。彼も不惑を迎えた。
それぞれ40代を迎えた彼とチームメイトたち……。

あの「失われた夏」は彼らの中にどう息づいているのか?

ずっと取材したいと思っていたテーマにとりかかります。
こちらは「書籍用に」と思っていましたが、
いつまで経っても、とりかかれそうもないので、
「まずは雑誌で読みきりで」と決意して、スタートします。





……公私ともに不安定な精神状況ではありますが、
無理やりにでも忙しくして紛らわそうという思いも(笑)。

今後も、Facebook中心となりそうですが、
このように長いエントリーは、このブログにアップします。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!








shozf5 at 00:55|Permalink ボーッとしながら考える 

2012年01月19日

生きていく上での指針について、「何を恥と思うか?」と、つかこうへいは言い、「何を【しない】か?」と、沢木耕太郎は言った。

年明け早々、刺激的なインタビューが続いていた。
正月気分の抜けきらぬ6日には、
ノンフィクションの巨人・沢木耕太郎氏のインタビュー

学生時代から、氏の著作を愛読していたので、
期待と楽しみと、不安と畏怖がないまぜで現場に臨んだ。

相手に威圧感を与えないように気遣いをする
氏のおかげで、インタビューは快調に進んだ。

たっぷり時間もあったので、ノンフィクション表現についての、
個人的な疑問もたくさん質問し、氏の意見を伺うことができた。

さて、その中で「氏の美学」について、
話題が及んだときに、彼は言った。


「美学なんて、大げさなものではないけれど、
行動の指針として意識していたのは、
何を“するか”ではなく、何を“しないか”ということ」



「これをしよう」というよりも、「これはしない」という基準で、
結果的に、自分の行動が規定されているのだという。


この話を聞いていて、ふと、故つかこうへいのことを思い出した。
インタビューをした際に、あるいは酒の席で、つかさんは言っていた。


「人として大切なのは、何を恥と思うか?、それだと思う」


「人間は決して、自分が恥ずかしいと思うことはしない」と、
つかさんは信じていた。

だから、「最近では恥の概念がどんどんなくなっている」と、
憤りと不安を口にしていた。


学生時代から憧れていた沢木耕太郎インタビューの途中で、
まさか、つかさんのことを思い出すとは思わなかった。


今年は、他にも刺激的なインタビューがあったのだけれど、
それは時間を作って、おいおい、アップしていきたい。







shozf5 at 18:40|Permalink 忘れられぬインタビュー 

2012年01月13日

「元アイドル」たちのドキュメント書籍、執筆中!

2月発売の新刊がいよいよ大詰めだったけれど、
今週初めに、ようやく一段落した。

最終のゲラチェックがもうすぐ終わるので、
それを待って、改めて詳細をご報告します。


で、息つく間もなく、7月発売の次回作の執筆に。
こちらは、「元アイドル」15名ほどのドキュメント

これまで取材を続けてきた21名の中から、
諸事情があって掲載できない(!)数名を除いて、
新たにインタビュー原稿や資料を整理し直して、
雑誌連載分に大幅加筆をして全面改稿しているところ。

連載開始当初から、「何とか一冊にまとめたい!」
そう思っていたテーマなので、これから三か月ほど、
この原稿に精力的に取り組んでいくつもり。

それにしても、この取材はどれも楽しかった。
登場していただいた人たちは、みんな魅力的だった。


アイドル時代のきらびやかで華やかだった話。
人気を失い、人がどんどん離れていく頃の話。
ヘアヌード写真を出す際の、葛藤と決意と覚悟。



雑誌発売後に、取材させてもらった人たちから、
おおむね好意的な反響をいただいたのも嬉しかった。

彼女たちの「想い」をきちんと描ければ、
下世話にならず、それでも読者の興味を得る、
そんな「物語」ができるはずだと信じて、頑張りたい!

※追記・12.08.24
上記の連載が『私がアイドルだった頃』として発売されました。
どうぞよろしくお願いいたします。
私がアイドルだった頃
私がアイドルだった頃
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shozf5 at 15:52|Permalink 執筆、執筆、執筆…… 

2012年01月03日

2012年、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

素晴らしい一年に!

(※写真は福岡ヤフードームにあった優勝記念オブジェ)

新年も無事に明けました。
明けまして、おめでとうございます!
今年も、どうぞよろしくお願いいたします!

さて、正月は実家でのんびりと過ごしました。

まったく原稿も書かずに、次の本の構成を考えたり、
買ったままで読んでなかった本を二冊ほど読んだり、
新たに取り組んでみたいことを考えてみたり、
つまりは、とりとめもなくボーッと過ごしていました。

40歳を過ぎて、遅ればせながら、恥ずかしながら、
世の中には思うに任せぬことがあったり、
人生は無限でないことを悟ったり、
いろいろなことを考え始めるようになりました。

今年も、やりたいことをいくつか企んでいます。
ぜひ、ご指導、ご鞭撻いただければ幸いです。
ぜひ、温かい目で見ていただけると幸いです。

……ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたします!



shozf5 at 22:00|Permalink ボーッとしながら考える 

2011年12月29日

パワースポットで、終わりよければすべてよし!

パワーシャワー

パワースポットに生えている柳の木は、
大地のエネルギーを吸い上げて、
まるでシャワーのようにパワーを降り注ぐのだという。
ということで、しばしば訪れる公園の柳の木の写真を。

さて、今年も今日を含めてあと3日。
忘年会ラッシュも、本日の夜で打ち止め。

今年は仕事では刺激も多く順調だったけど、
個人的にはさまざまな心労が多かった。

とは言え、何とか無事に年の瀬を迎えられたのだから、
まずは、「よし!」ということにしようじゃないか。

来年2月に発売される次回作もいよいよ大詰めです。
年明けに第三校を戻して、一月中には校了します。

その後に控えた新刊も着々と進行中。
来年も、頑張ります。
ますますのご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします!!



……今年はもう一回ぐらい更新できるかな?
更新できなかったときのために、念のため……、

みなさん、よいお年を!



shozf5 at 17:31|Permalink ボーッとしながら考える 

2011年12月27日

矢沢永吉、大人買い!!

永ちゃん

先週、人生初の「生・永ちゃん」を満喫。
一週間経ってみても、あのライブには大満足。
その興奮もさめやらず、CDを大人買い。

以前、誰かがカラオケで歌っていて、
「この曲、カッコいいなぁ」と思っていた
『A Day』を手始めに、ここ数日は永ちゃん三昧。

今日も、追加でアルバムを5枚購入した。
来年のライブまでには、ある程度曲を覚えたいなぁ。

年末年始は、永ちゃんを聞きながら、
次の新刊の準備に取り掛かることにしよう。






shozf5 at 13:23|Permalink 映画、音楽、そして本 

2011年12月25日

クリスマスイブに78歳からのラブレター

78歳からのファンレター

年内の原稿書きがほぼ終わったので、
じっくり腰を据えたいゲラ直しや資料整理をしている。

仕事部屋には、高橋ユニオンズ、モーニング娘。、
そして、元アイドルのCDや写真集、
ジャイアンツ、太平洋・クラウンライオンズ……、

今年手がけた仕事の資料が山積みなので、
それらを整理し、資料部屋に運んだりしている。

でも、ついつい手元の資料類に目を通したりして、
なかなか思うように作業がはかどらない。

それらの中に、手紙やハガキが数多くあった。
数えてみると、全部で十四通

差出人は、いずれもかつて取材をさせてもらった方々。
その年齢は、みな70代以上の方ばかりだった。

現代では、要件のやり取りはほぼメールでなされる。
自筆で手紙を書き、切手を貼って投函するという、
こうした一連の作業は、かなり激減している。

しかし、やはりご高齢の方たちは、筆まめの方が多い。
そうした手紙をひとつひとつ読み返していたら、
取材時のさまざまなことが思い出されてきた。

札幌に住む76歳の方から頂いたハガキがある。
この方には一度もお会いしたことはない。
拙著『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』を読んで、
わざわざご丁寧な感想文を送ってくれたのだ。

それによると旭川には「スタルヒンラーメン」があるという。
ぜひ、今度、食べてみたいものだ。


あるいは、今月中旬にもらった手紙がある。
差出人は今年78歳になった大阪の女性
彼女は、戦後すぐに発足した女子プロ野球の選手だった。

二年ほど前に、僕は彼女に話を聞き、
原稿用紙50枚ほどの短編を書いた。

この原稿は諸事情があって、未発表のまま。
それでも、彼女は

「これまで、いろいろな取材を受けてきたけど、
 今までで一番お気に入りの原稿よ」


と僕を気遣ってくれた。


戦後すぐの焼け野原。
辺りをさえぎるものは何もない大阪。

大阪城だけがそびえ立っている夕闇の中で、
当時、十代だった少女は、野球道具を背負って、
疲れた体を引きずるようにとぼとぼと歩いている……。


彼女の話を聞いていると、絵が浮かんでくるようだった。
僕としても「いい作品ができたな」と思っていたものの、
結局、この原稿は陽の目を見ることがなく、
お礼として彼女に手渡しただけで終わってしまった。

それでも、彼女は折に触れて僕を気遣ってくれている。
11月にお会いする機会があったので、
発売されたばかりの新刊を手渡した。そのお礼が先日届いた。

いつもながらの達筆で、拙著に対する感想がつづられた後に、
こんな一文があった。


「長谷川さんのファンです」


今までもらったファンレターの中で、一番嬉しかったかも(笑)。
世間が浮かれているクリスマスイブの深夜。
薄暗い部屋で、この手紙を眺めながら過ごした。

……全然、寂しくなんかないもん。強がりじゃないもん。


……まったく資料整理がはかどらない。ヤレヤレ。





shozf5 at 13:03|Permalink 忘れられぬインタビュー 

2011年12月24日

メリー・クリスマス!の近況報告!

旧市街夜景

またまた、ごぶさたしてしまいました……。
上の写真にあるように、ポーランドに行っていました。











……ウソです

でも、上の写真は昨年ポーランド取材のときに撮影した、
ワルシャワの旧市街のものです。マイナス30度の世界でした。
ポケットに入れたウォッカを、ちびちび呑むのが楽しかったです。


さて、ごぶさたしている間も、相変わらずの日々でした。

この間に福岡・博多に行き、連載取材をしました。
また、8人目となる元モー娘。取材も行いました。

で、今週月曜日には、人生初の「生・矢沢永吉」ということで、
知人の招待を受けて、永ちゃんライブを楽しんできました。
で、メチャクチャカッコよかったので、さっそくCDを買いました。

その一方では、前代未聞の忘年会ラッシュもありました。
ここにきてようやく、落ち着きを見せました。

また、来年2月発売の新刊も着々と進み、
いよいよ大詰め段階を迎えています。

そして、その後に控えた6月発売の次回作も、
着々と準備が整い、後は原稿の最終調整だけです。

と言っている間に、8月頃に、別の新刊も発売します。
こちらは、年明けから本格取材が始まります。

精神的にダウナーな日々がずっと続いていましたが、
無理やりのアゲぽよ化を心がけ、何とか一年を終えられそうです。


で、先ほど(おそらく)今年最後の原稿を書き終えました。
これで、一足お先に正月休みモード突入です。

ゲラを読んだり、構成案を考えたり、仕事は残っているけど、
それでも、やっぱり気分的には弛緩弛緩の大弛緩モード

どうか、みなさま、素敵なクリスマスを!






shozf5 at 02:30|Permalink ボーッとしながら考える 

2011年12月16日

土地の記憶、歓声の記憶

平和台球場記念碑と城跡

年末進行のさなかだけれど、博多に行っていた。
太平洋/クラウンライターライオンズ取材のため。

一年間続いた高橋ユニオンズ連載が終わり、
「さて、次はどうしよう?」という中で、
思い浮かんだのが、太平洋&クラウン。

いろいろ資料を集め、関係者に話を聞いて、
そんなことを続けているものの、今はまだ手探り状態。

で、今回の博多行き。

子どもの頃大好きだった元プロ野球選手にインタビューをし、
そして向かったのが、この平和台球場跡地。
かつての西鉄、太平洋、そしてクラウンの本拠地。

球場撤去時に古代遺跡が見つかり、
現在は、発掘作業の真っ只中にあり、
周囲は金網で囲われ、作業員が発掘を続けていた。

僕は、この球場でプロ野球の試合を見たことがない。

今、僕の目の前に広がっているのは、
バックスクリーンがあり、得点板があり、
ダッグアウトがあり、スタンドがある……。
そんな野球場ではなく、ただの茫漠とした、古代遺跡でしかない。

でも、これから取材を続け、関係者の声を多く集めるに連れ、
この場に、確かに存在していた「平和台球場」が、
多くのプロ野球選手とファンたちの姿が眼前に広がるだろう。

早くその日が訪れるよう、今後も取材に励みたい。

……ようやく、太平洋&クラウンが確かな実感を伴いつつ、
動き始めたような気がする。

この地の記憶、歓声の記憶をたどる旅を楽しみたい。













shozf5 at 15:48|Permalink 私は今、旅の途上です 

2011年12月05日

ごぶさたです&新刊、いよいよ脱稿です!

すっかり、ごぶさたしてしまいました。
前回のエントリーが、11月23日。
談志師逝去が報じられた日のことか……。

で、その前が11月7日、『木村政彦』本の感想記事。
一ヵ月で二回しか書かなかったことは初めてのこと。

この間、何をしていたのか、簡単なご報告を。

取材をして、資料を集めて、原稿を書いて、
そしておいしいお酒を呑んでいました(笑)。

……そう、いつも通りの日常でした。

ただ、どうも気持ちが萎えるというのか、
心が折れるというのか、このブログで、
自分の日常を綴るという気持ちになれなくて……。

原因は自分でもわかっているのだけれど、
まぁ、こんな公の場所で言うようなことでもないし(笑)。
やっぱり身体の健康こそ、精神の健康なのねん。


さて、本日は久しぶりに精神的に気分がいい。
と言うのも、ここ半年ほど取り組んできた、
新刊書籍の原稿が、一応、終了したから。

一度、9月上旬に書き終えたものがイマイチで(笑)、
改めて手を入れることにして、さらに二ヵ月。
ようやく、一応の決着を見た、いや決着をつけた。

原稿が終わったばかりで、今は躁状態だけれど、
しばらくすれば、また冷静になることでしょう。

そのときに改めて読み直してみて、少しでも
合格点に近づいてるといいのだけれど、はたして?

順調にいけば、来年2月に発売予定です。
改めて、経過をご報告します!

で、来年6月には、続けて新刊を発売します!
こちらは、雑誌連載に大幅加筆をして描きます。

来年の準備もいろいろと進んでいます。
このブログも、マメに更新するようにします。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
取り急ぎ、生存&健康のご連絡まで。







shozf5 at 19:22|Permalink ボーッとしながら考える 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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