2007年03月07日

酒と女は2合(号)まで!


カウンターでひとり、鮨をつまんでいると、
すでに酩酊状態の初老の男が隣に座った。

先の店で食事は済ませてきたのだろう、
男は「つまみはいいや、握りをちょうだい」
と、ろれつが回らないまま口にする。


僕は、それに構わずに
長かった一日を反芻しながら、ひとりで呑んでいる。

たった今、全身マッサージを受けたばかり。
心地よい酔いが全身を駆け巡る。

すると、頭の中をいろいろな考えが駆け巡る。


……『男はつらいよ』の49作が作られるとしたら、
マドンナは誰にすべきか? 順当にリリー?
それでは48作と連続になっちゃうよな……。
上野樹里ではどうだろう? 相武紗季は?

……『ロッキー7』はあるのだろうか?
スタローンならやりかねないよ。
だとしたら、どんな脚本がいい?
亀田三兄弟にボクシングの真髄を教える話はいかが?

……ブリトニーが、もし今死んだら、
後世の人たちはどんな評価を下すのだろうか?
夭折の天才として、評価されるのかな?
マドンナはどんなコメントを残すんだろう?

……今年のヤクルトはやはりピッチャーが足りない。
高市よりも、増渕に頼らざるを得ない現状は、
はたしていかがなものか? 
イヤ、高井あたりが、突如ブレイクしてくれないか……。

……猪木がもし今、現役バリバリで、
チェ・ホンマンと闘うとしたら、
やはり寝て闘うのだろうか?
そして、それを後世の人は、その状態を
「猪木・ホンマン状態」と言うのだろうか……。


そんなことをつらつら考えていたら、
隣の初老の男が大声で言う。


「酒と女は2合(号)まで!」


思考が中断されたので、現実に戻り、僕は男を見る。
彼は、確実に僕に言っていた。
僕の目を見ながら、もう一度繰り返す。


「酒と女は2合(号)まで、わかるか?」


……わからないよ! 脈絡ないよ!


ものの5分もすると、彼は「じゃあ!」と帰ってしまった。


僕は、再び「谷口タカオのキャプテンシー」について
思考を戻そうとしたものの、ダメだった。


「酒と女は2合(号)まで!」


でも、あのオヤジは2合以上呑んでいたはずだ。
自らの反省を踏まえての言葉なのか?
年若い僕へのありがたい教訓なのか?


……呑んでいた徳利を飲み干すと、僕は席を後にした。

ビールや焼酎は呑んだけれど、
それでも、今日は2合でやめることにしよう。
今日だけは、彼の教訓に忠実に従おう……。

だから、今日は新宿へは行かない。






shozf5 at 23:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ひたすらの、呑み…… 

初めての体験……

昨日(6日)は、慌しい一日だった。
つい先ほど、自宅に戻ってきた。


その内容は、
15時まで都内で取材をした後、
16時過ぎの新幹線で名古屋へ。

名古屋からさらに1時間ほどの
次の取材地に着いたのが19時30分。

そこから、鮨をつまみながら取材をし、
それが終了したのが21時30分。

大慌てで名古屋に引き返すも、
新幹線に間に合わず、立ち往生……。

夜、新宿で人と会い、呑む約束があったのだけれど、
それは当然キャンセル(Mさん、ゴメンナサイ……)。


でも、内心では「栄辺りで呑むか!」と
ほくそえんでいたのもつかの間、
編集のKクンが、気を利かせて、
いつの間にか深夜バス・新宿行きの
チケットを購入済み。


……僕、深夜バス乗ったことないんです。
腰痛持ちの肩こり持ちなので、
ずっとずっと深夜バスを避けていました。

時間的、経済的に多少、無理をしても、
僕は迷わず宿泊を選んできました。

期せずして、今日の深夜バスデビューです。

思ったより、ゴージャスな内装でしたが、
やはり、辛かったです。
ビールを買う時間もなく、全然酔っていないため、
ほとんど眠れませんでした。


……かと言って「耐え難いほど辛いか」というと、
意外とそうでもありませんでした。


僕のiPodには、現時点で約1800曲が入っています。
……イヤ、「曲」ではないな。

なぜなら、落語が結構入っているからです。
旅が多いとき、移動が多いとき、
僕はしばしば、iPodで落語を聞いています。

そして今日は、1時間以上ある、
立川談志の人情噺を3本、聞くことができました。

窓の外の無機質な高速の風景をよそに、
僕はしばし、江戸情緒の世界を堪能しました。


なかなか悪くない、7時間ほどのドライブでした。



……でも、自ら高速バスに乗ることはないかな(笑)。


そして、今日は10時から取材です。
もちろん、寝ないで行くしかありません(笑)。
さぁ、頑張ります!



shozf5 at 07:04|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

2007年03月06日

僕はかつて、編集者だった……。


僕はかつて、編集者だった。
およそ10年ほどでしかないけれど、
それでも僕は編集者だった。


……けれども、自らの意思で僕は編集者を辞めた。


今では、どこにも所属せず、ふらふらしながら、
胸を張って、そして、見栄を張って、
フリーランスの物書きをしている。

僕の父もまた、編集者だった。
彼は、酔うたびに言っていた。

「編集者がいなければ、雑誌はできない」と。

締め切りを守らないライターに腹が立っていたのか、
わがままな作家に対して憤懣やるかたない思いがあったのか、
亡き父は、酔うたびにしばしばそう言っていた。


――そして、僕は編集者になった。


大学時代にライターをやっていて、
「オレはこれで食える!」という
若者ならではの自信が、僕にはあった。

それでも、「一度は会社員を経験しよう」という
何とも傲慢な思いで、入社試験を受け、
そして、とある出版社にお世話になることになった。

「3年勤めたら、辞めよう」

そんな傲慢な思いを持っての入社だった。

……自分で、書いていてイヤになる。
何てイヤなヤツなんだろう。

ところが、仕事は面白かった。
いや、面白くて面白くてしょうがなかった。

そのころ、よく父の言葉を思い出したものだ。


「編集者がいなければ、雑誌はできない」


当時の僕は、疑いなく父の言葉を実感していた。
だからこそ、仕事が面白かった。
いろいろな人に会い、自分のデザインで
ページを作り、読者の反響を待つ……。
何とも楽しい日々だった。


ところが、僕はその生活を捨てた。


辞めた理由はある。
話せば長いので割愛するけれど、
少なくとも、編集者に見切りをつけたわけではない。

それでも、フリーになってみたかった。

端的に言えば、そんなことなのだが、
それでも、今、しばしば思う。


「編集者っていい仕事だよなぁ……」と。


なぜ、そう思うか?


……スミマセン。ここからが本題です(笑)。


先週の金曜の夜、お世話になっている編集者と
銀座で打ち合わせをした。

その彼が提案する企画の面白さ。
そして、それを実現させるための情熱。

僕はその力強さに打たれていた。


――そして、本日。


初めて会う編集者と新雑誌の打ち合わせをした。
それは実に、刺激的な話だった。


で、金曜日の件にしても、今日の件にしても、
編集者って、いろいろなこと、しかも、
楽しいことばかり考えている人たちなんだなと痛感した。

その「面白いこと」をいかに仕事に結びつけるか?
つまりは、いかにお金を稼げるようにするか?

そのための手段をいろいろと講じている。
ただ単に、思いつきの企画ではなく、
それを現実にするための手段までを考える。

まさに、

「編集者がいなければ、雑誌はできない」

そんなことを痛感した次第です。

そのたびに、思う。


もし、もう一度、編集者に戻れたなら……。


……でも、僕は現時点では戻らない。


物書きとしても、中途半端な状態で、
編集者に戻ったとしても、やはり中途半端なままだろう。


僕は編集者に助けられて生きている。
ひとつの仕事が終わり、ホッとしたのもつかの間、
新しい仕事に取りかかり、さらに
新しい出会いとともに、新しく旅立つ。


新しいカバンには、新しい夢。


また、明日から頑張ろう、そんな思いを抱く、
……今日は、そんな夜なのです。



追伸
明日は朝イチで名古屋に行き、東京・桜新町で取材。
……イヤ、桜新町から名古屋に行き、
夜は東京で打ち合わせ(笑)。

これはこれで楽しい人生じゃないかな?




shozf5 at 01:49|PermalinkComments(2)TrackBack(1) ひたすらの、呑み…… 

2007年03月05日

脱・ペーパードライバー?

今朝方、何ともいえないイヤな夢を見た。
アメリカの地方都市で取材中の夢。

同行のカメラマン、編集者がともに
食あたりで倒れるものの、なぜか僕だけ健康体。

仕方がないので、カメラマンにカメラの使い方を習い、
編集者に現場の担当者の連絡先を聞き、
ひとりで取材に行くことにした。


しかし、問題は現地までの移動だった。


地方都市のド田舎のため電車などなく、
もちろんタクシーもない。

編集者は「大丈夫、レンタカーあるから」と笑顔。
でも、僕はもっと引きつった笑顔になる。


――そう、僕はペーパードライバーだ。


免許取得後、15年以上経つ筋金入りだ。
もちろん、その間、一度も運転していない。
言葉の不安よりも、運転の不安が大きいのだ。

それでも、「大丈夫、大丈夫」という
みんなの声に抗えずに、ひとりで旅立つ。

今、思えば「国際免許証」もないのに、
「大丈夫」などということもないのだが、
それでも、僕はひとりで旅立った……。

ここからは「夢」の話で、荒唐無稽なため、
割愛するが、簡単に言うと、僕は高速ハイウェイで、
スピルバーグの『激突』のようなタンクローラーに
追いかけられ、『イージーライダー』のような、
不良軍団に追い詰められ、気づけば、
『インディージョーンズ』のように
ジャングルに紛れ込むという顛末だった。


……ぐったりして目が覚めた。


こんな夢を見たのには理由がある。
1月に沖縄に取材に行ったとき、
編集のHクンが運転する車で、
ペーパードライバーであることを告白すると、
彼はあまりにも無邪気に、何の悪気もなく、


「それで取材、出来るんですか?」と言う。


このひと言は、実はずっと胸に引っかかっていた。
帰京後も、気づくと「ペーパードライバー講習」という
キーワードで、学校検索をしている自分がいた。

そして、ついにこんな夢まで見てしまった。


確かに、車があれば便利だよなぁ……。
でも、今さら講習なんかしたくないしなぁ。

最近では、車のTVCMが気になって仕方がない。
先に買っちゃえば、否応なく運転するかな、
なんて浅はかな考えまで頭をもたげる始末。


しばらくの間、続きそうな、そんな悩みなのです。




shozf5 at 10:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ボーッとしながら考える 

2007年03月04日

本日、無事に単行本校了!


先週、今週と金曜の夜に呑みすぎて、
土曜日が使い物にならない、
という悪循環が続いている。
ちょっと、反省せねば……。

さて、本日、編集の方から連絡があり、
昨年来とりかかっていた単行本が、
無事に校了したとの連絡が入った。

詳細は、改めてここで触れたいと思うけれど、
何とか無事に終わったことにひと安心。


僕の仕事スタイルは、主に以下の三つだ。

1.単行本執筆
2.単行本構成・執筆
3.雑誌原稿執筆


1と2とどう違うのかと問われれば、
「自著」と「ゴーストライター」との違い
と言えばわかりやすいだろうか?

1は、当然、自分の名前が前面に出るわけだし、
名前だけでなく、考え方や文章など、
「僕そのもの」がすべて現れるものだ。

対する2は、ある有名人に長時間、話を聞き、
その人の考え方、生き方を、
その人に代わって文章にするものである。


で、今回のケースは「2」のスタイル。
この仕事の楽しいところは、
その人と同化する感覚を味わえることである。
いかに早く、イタコ状態になれるか?
この感覚がつかめると原稿は早い。

原稿を書いていて、追加質問をする場合など、
「きっと、この人はこういう答えをするだろう」
との事前の考えが、ほぼ100パーセント一致する。

それは、楽しい作業だ。
大体、本になるような人なのだから、
その人のそれまでの人生にしても、
生き方における考え方にしても、
いずれも魅力にあふれた人物に同化する喜び。

今回の本でも、それを感じることができた。
発売日など、詳細が決まり次第、ご報告します。


ということで、今回お世話になった皆々様、
本当にどうもありがとうございました!
そして、お疲れさまでした!












shozf5 at 02:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 執筆、執筆、執筆…… 

2007年03月03日

沖縄・首里城にて(ウソ)

0dcbbebf.jpgさぁ、いよいよ新宿です!


shozf5 at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月02日

京都・嵐山にて(ウソ)

1df44630.jpgこれから、銀座で打ち合わせ。
でも、夜中には確実に新宿で呑んでいることでしょう。
お会いできる人がいれば、ぜひご連絡を(笑)


shozf5 at 19:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

物書きと印税、そして原稿料……

3月になり、気分一新ということで、
昨日(1日)は、新刊本の準備に費やす。

現時点で、延べ40人ほどに取材をした。
テープ起こし原稿が膨大にあるため、
ひとりひとりの詳細をノートに整理し直す。

その合間に、会計士さんと打ち合わせをし、
今年度の確定申告をほぼ終了させた。
「去年は頑張ったな」と思う。


すると、宅配便が届いた。
以前書いた本の増刷分の見本だった。

何部刷ったのかわからないけれど、
再来月にでも印税が振り込まれることだろう。
来年度に向けて、幸先のいいスタートだった。


で、さらに取材整理を続けていると、
一本の電話がなった。
内容は「ある老舗出版社の倒産」を
告げるものだった。

昨年末、初めて依頼を受けて、
その出版社が発行する雑誌に原稿を書いた。
そして、今年再び依頼を受けて一本書いた。

……そう言えば。

まだ、どちらの分も原稿料が
振り込まれていなかったことに気づく。

夜になり、「倒産は誤報だ」との情報も入る。
また、本日「廃刊は誤報だ」との
当該出版社からの公式発表もあった。

……さてさて、原稿料はどうなるのだろう?
混乱の極みにいるであろう担当編集者に
現時点で、声をかけるのは憚られるので、
しばらくの間は静観しよう。甘いかな?


本日、これから会計士さんが来宅するので、
書類に正式にサインをする予定。

そして、昨日の作業の続きに取り掛かる。
増刷が決まり喜ぶ一方で、
廃刊の危機に一喜一憂する。

そんな「一物書き」は、これからも
まだまだ、取材し、書き続けるしかないのだ。







shozf5 at 12:07|PermalinkComments(1)TrackBack(0) ボーッとしながら考える 

2007年03月01日

僕は、北朝鮮でモハメド・アリと闘った!

僕は、北朝鮮でモハメド・アリと闘った!

……事実なんです。

「北朝鮮」、そして「アリ」という何とも荒唐無稽な、
「ウソをつくにもほどがある」的な両者の組み合わせですが、
……ホントの話なんです。
長文ですが、しばらくの間、おつき合いください!


あれは、12年前、95年の4月のことでした。
僕は、北朝鮮に行っていました。
取材ではなく、単なる観光。
いや、「観光」ではないな、「観戦」だな。

僕の敬愛するアントニオ猪木が、北朝鮮で、
国家的イベント「愛と平和の祭典」を開催しました。

で、ミスター・プロレスとでも言うべき、
リック・フレアーと試合をすることになっていたのです。

元々、学生時代から北朝鮮に行きたかったこともあって、
僕はすぐに観戦ツアーに申し込みました。

詳細は覚えていないけれど、ツアー代金は30万以上、
諸々の諸経費を合わせて60万近くかかったような気がします。

金もかかるし、不安もあるしで、こんな物好きな旅行に、
誰もつき合ってくれる人はおらず、僕は一人で旅立ちました。

ちょっと、いや、かなり不安でした。
けれども、それは杞憂で、ツアー参加者の
ほとんどが僕と同様一人旅で、しかも猪木信者ばかりで、
ツアー中は、かなり楽しく過ごすことができました。


で、4月29日です。
この旅行では、完全に自由行動が許されておらず、
すべての行程が決められていたのですが、
僕はあまりにも退屈で、みんなと一人離れて、
ホテルのロビーで座っていました。

……すると、アリがいるんです!

数人のボディガードに囲まれた男は、
紛れもなく、モハメド・アリでした!

かつて、猪木はアリと闘いました。
その縁ゆえに、この大会にアリも呼ばれていたのです。

僕は基本的に「サインください」とか
「写真を撮ってください」とか、
そういう行動は嫌いだし、ホントはサインをほしいくせに、
ほしくないフリをするタイプの人間です。

でも、このときは違いました。
気がついたら、大男の集団にひとりで入っていき、
「プリーズ、写真!」「プリーズ、握手!」
うわごとのように口にしていました。

ボディガードは、アジアの小男に対して、
当然のように追い払おうとします。

――けれども。

さすが、「ミスター・チャンプ」、アリです。
アリはひと言、

「OK、カモン、ボーイ!」

と僕を呼び寄せます。

アリは僕の手にあるカメラを見ると、
ボディガードに目で合図をし、
「写真を撮ってやれ」と口にします。

アリが僕の横にいます。
僕は舞い上がっていました。

ついつい僕は、アリの頬に拳を繰り出しました。
アリの左頬に僕の左ストレートが当たります。

アリはニヤリとしたのち、僕に右アッパーです。

そして、アリは言いました。

「You are strong boy!」
(アジアの少年よ、何て、キミは強いんだ!・意訳)

もちろん、僕も言いました。

「You ,too!」
(いや、あなたのパンチもなかなかですよ!・意訳)










これが証拠の写真です!


アリと北朝鮮にて


ねっ、ウソじゃないでしょ(笑)。





まさか、自分がファイティング・ポーズを
とりながら写真に納まるなんて(笑)。
そういうのがいちばん苦手なタイプなのに……。


ともかく、僕はアリに「ストロングボーイ」と呼ばれた男なんです!
ちょっとは、僕を見る目が変わりましたか?
これからは、「アリと拳を交えた男」として、
多少の敬意を払うように。わかりましたか?

……でも、街中で突然襲いかかったりしないでね、痛いから。


「ロッキー」をかみしめながら呑んでいるうちに、
ついつい、アリとのことを思い出し、久しぶりに
この写真を引っ張り出したという次第です。







shozf5 at 09:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

2007年02月28日

有終の美 〜ロッキー・ザ・ファイナル〜

昨日、念願の『ロッキー・ザ・ファイナル』を試写で観た。
公開前なので、あまりストーリーには触れずにいようと思うが、
シリーズの完結編として、非常によくまとまっていたと思う。


第一作が制作されたのが30年前だから、
観客は足かけ30年にわたる「ひとりのボクサー」の
生涯を見届けることとなった。

と同時に、

シルベスタ・スタローンという「ひとりの俳優」の
生き様も見届けることのできる作品だと思う。

歴代の名シーンへのオマージュが随所に盛り込まれている。
特に「1」に登場するエピソードがふんだんにあるので、
ぜひとも、「1」だけは事前に観ておくことをオススメしたい。


僕は、前日に「1」から「5」まで一気に観てしまったので、
「6」での、スタローンの老けぶりに最初は違和感を覚えた。
顔のしわ、首筋のかさつき、潤いのない肌……。
けれども、ひとりの男の生き様を語る上では、
それらのものは不可欠なスパイスとなっているのも事実だ。

ボクサーとしてみれば、20代のチャンプと50代のロッキーとの
肉体を比べてみた場合、厳しいまでの現実を見せつけられる。

ましてや、この2人が闘うのだ!

どう考えても無理のある設定の中で、
どうやって観客を納得させられるか、
脚本の力が問われる映画だった。

さらに、

還暦の俳優がどうやって、ハードな
ボクシングシーンをリアルに演じられるか、
役者の肉体と演技が問われる映画でもある。

設定の説得力にはやや欠ける部分があるかもしれない。
スタローンの肉体の説得力も「4」や「5」と比べれば、
数段劣っているのも間違いない。


――けれども。


それを補って余りあるパワーがこの映画にはみなぎっている。
前半部分の、暗く、陰鬱なシーンが、
後半への絶妙なスパイスとなっている。

さらに、もはやこれは条件反射といってもいいかもしれないが、
あのおなじみの「ロッキーのテーマ」が流れてくると、
自然に、血の気がたぎってくるのも事実だ。

これこそ、シリーズモノの強みなのだと思う。


結果として、映画「ロッキー」は、
今作によって有終の美を迎えることができた。
実に後味のいいエンディングだった。


おかげで、一緒に観に行った、かつての上司H氏と
昔、毎月一緒に仕事をした元モデルのHとともに、
朝方まで、うまい酒を呑むことができた。

「ロッキー」を肴にうまい酒を呑む日がしばらくの間、続きそうだ。


追伸
スタローンは、このままの勢いで、
「ランボー4」の撮影に入っているという。
来年、アメリカ公開とのこと。

……大丈夫か、スタローン(笑)。








shozf5 at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画、音楽、そして本 

2007年02月27日

さぁ、『ロッキー・ザ・ファイナル』!

しつこくて、ゴメンナサイ。
今日も、ロッキーです(笑)。

昨日は「3」を観た後、どうしてもビールが呑みたくなり、
近所の鮨屋で軽くつまみながら昼酒と決め込みました。

で、ほろ酔い加減のまま、「4」「5」と続けて観ました。
僕は家では呑まない主義なのですが、この日だけは特別です。
酔いながら、呑みながらの「ロッキー」は高校時代には
味わうことの出来なかった、新しい鑑賞方法でした。

「4」では、スタローン元夫人の態度のでかさを、
「5」では、関根勤の神々しさを、

そんなことを思い出しながら観ていました。

(スタローンの元夫人のインタビュー記事を当時読んで、
「何て態度のデカイ女なんだ!」と憤慨したことがあります)

(関根勤氏については、昨日の記事で書きました)


そして、ついに「1〜5まで」完全制覇です!
準備万端、本日の「6」に臨みます。


……しかし、大丈夫かなぁ?
スタローンって還暦だよ。
で、リングに上がるんでしょ?

情報をシャットアウトしているので、
公式ホームページも、雑誌記事も目にしていないんだけど、
ホントに大丈夫かなぁ?


とにかく、今日のお酒が、
ヤケ酒にならないことを祈りたいと思います。


さぁ、いざ、行かん!
(妙に気負っているよなぁ。仕事しろよ、オレ……)












shozf5 at 13:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画、音楽、そして本 

2007年02月26日

あぁ、シルベスタ! あぁ、関根勤!

昨日書いた通り、今日はヒマな一日。
ゲラを戻すだけの寂しい一日。

ということで、昨晩から、ずっと
映画『ロッキー』を見続けている。
現在、「3」まで見終わった。

賢明なる当ブログ読者ならお分かりだろう(笑)、
このブログの第1回(2月2日付)でも書いたように、
いよいよ、明日、待ちに待った
『ロッキー・ザ・ファイナル』の試写に行く。

現在「3」まで見たけれど、意外だったのは、
セリフやシーンなど、割とディテールを覚えていたことだった。

そして、ふと気づいた。
僕は、「4」を観に行くときも、「5」のときも、
それまでの作品を全部おさらいしてから観に行っていたことに。
割と頻繁に、シリーズを通して観ていたのだ。

で、さらに思い出したことがある。
あれは「5」を観に行ったときのことだった。

当時、僕は大学生でライターをしていて、
たまたま、編集の人に試写状をもらって喜び勇んで観に行った。

当時は生意気な大学生だったので、
世間的に「3」も「4」も酷評されていたのは知っていたし、
僕自身でも、ちょっと「?」と思う点もなくはなかった。
(スタローンやロッキーが、ちょうど昨日発表されたラジー賞
常連だということを知ったのもそのころだった)

で、「年老いたロッキーが復帰するなんてあり得るのか?」と
多少、冷ややかな目を持ちながらの試写鑑賞だった。



映画が始まり、そして終わる。


――僕は、かなり感動していた。

けれども、僕の周りにいた、大御所の評論家たちは、
かなり冷ややかな反応で、「仕方ないね、スタローンも」的な
態度で、明るくなった会場で帰り支度を始めていた。

僕は、この感動を誰かと分かち合いたかった。


――そのとき!


会場内に、大きな拍手が響き渡る!


音の方向を見ると、それは関根勤氏だった!



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shozf5 at 13:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画、音楽、そして本 

2007年02月25日

過食と便秘の日々


抱えていた大きな仕事が23日にほぼ終わった(はず)。
で、ちょっと浮かれて23日から24日にかけて痛飲した。

おかげで、24日はほとんど仕事にならず、
そのしわ寄せで今日一日、
ひたすら原稿書きに没頭した。

尾篭な話で恐縮だが、
取材して原稿を書く毎日について、
過食と便秘の関係を重ね合わせることがある。

ひたすら栄養分を摂るだけ摂るくせに、
なかなか排泄せずに、
体内に溜め込む一方。

これは取材はバンバンするくせに、
なかなか原稿を書かずに、
取材テープを溜め込むことばかり……。

……似ていません?

しかし、今日一日で体内に沈殿していた
ほとんどの取材テープを文章という形で
外に出すことに成功した。

僕は来週、ほとんど仕事らしい仕事をしない。
そう決めているからではなく仕事がないからだ(笑)。


そんなときはのんびりする。
昨年末から取材をするだけしておいて、
まだ何も取り掛かっていない企画が一本ある。

7月に刊行予定のその書籍の準備を
3月に集中的にやるつもりだ。

せっかく、時間があるのだから
春を探しに、どこかに出かけてみようか?


現実逃避で、そんなことを空想するのが、
最近の僕の趣味になっている。
……ちょっと、寂しい人みたい。








shozf5 at 20:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 執筆、執筆、執筆…… 

2007年02月24日

19歳少女、カナダでの挑戦

昨日(23日)は、埼玉栄高校のパーティーに参加した。
「全国大会・関東大会 優勝・入賞祝賀会」と
題されたパーティーは、それは実に盛大なものだった。

なぜ、僕がこのパーティーに呼ばれたかというと、
昨年、埼玉栄高校の女子硬式野球部の物語を執筆したからだ。

『ワールド・ベースボール・ガールズ』と題されたこの本で、
僕は、ひとりの少女を中心に物語を構成した。

幼いころから野球に魅せられた少女は、
「女子が野球をすること」に伴う、さまざまな困難を
乗り越えて、実にたくましく、
そして楽しく野球に取り組んでいた。

その姿に打たれた僕は、彼女を中心に、
その仲間たちからも話を聞いて歩いた。

その彼女は今春、ひとりでカナダへと旅立った。

笠上夢果さんカナダにて
もちろん、野球をするために、である。

何の当てのないまま、独力でチームを探し、
自らを売り込み、そして見事にチームに入団し、すぐにレギュラーとなった。



「私は日本で鍛えられていますから!」

誇らしそうな笑顔で彼女は笑った。



笠上夢果さんアメリカ続きを読む

shozf5 at 21:04|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 今日も元気に女子野球! 

2007年02月22日

慌しくも、楽しい一日!

昨晩、鹿児島に移動したので、
本日はのんびりと朝を過ごすことができた。

昨年のロッテキャンプ取材以来の鹿児島だ
と思っていたがそんなことはなかった。

去年の12月にも鹿児島に来て、
黒豚とんかつを食べたことを今朝思い出した。

そして、以前、長渕剛氏の取材で訪れた
鴨池球場に行き、ロッテキャンプを取材。


しかし、13時スタートの練習試合の準備のため、
11時過ぎには練習が中断してしまう。


宮崎発の帰りの飛行機が16時過ぎだから、
練習試合を見る時間はない。


「じゃあ、巨人のキャンプに行こうよ!」


僕と編集のKクンの意見は一致した。
ということで、急遽車は宮崎へ。

ジャイアンツのキャンプ地は
宮崎空港のすぐ近くなので、
帰りの時間も気にしなくてもいい。

およそ2時間かけて、巨人キャンプ地へ。
1軍の練習試合はすでに終了していたが、
2軍の韓国チーム「起亜タイガース」との
練習試合はまだ行われていた。

まさか、今さらここ宮崎で、かつて中日にいた、
「イ・ジョンボム」を見られるとは思わなかった。



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shozf5 at 21:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

黙々と投げ続ける〜黒木知宏

本日の鹿児島は快晴。
朝から、千葉ロッテキャンプの取材に行く。

グラウンドに行かずに、まずはブルペンへ。
なぜなら、手渡された「練習予定表」を見ると、
今日のロッテブルペンは実に豪華メンバーだからだ。


ブルペンにはすでに、ロッテの誇るリリーフ陣、
「Y・F・K」こと、

薮田(Y)、藤田(F)、そして小林雅(K)

並んで、投球練習をしている。


ロッテのブルペンは、捕手側からも見学できるので、
リーグを代表する三投手の生きた球を間近で見た。


いや、スゴイスゴイスゴイスゴイスゴイスゴイ……


これまでにもブルペンでいろいろな投手を見てきたけれども、
今日のこの3人は、実に調子がよさそうだった。
特に、薮田投手の絶妙なコントロールとキレには驚いた。

かなり地味な選手(失礼!)だけれども、
ブルペンでの存在感たるや素晴らしいものがあった。

その後、渡辺俊介の浮き上がって見えるストレート、
小林宏之のスライダーなど、お腹いっぱいになるまで、
一流投手陣の妙技を堪能することができた。


――しかし。


その一方で、複雑な思いもまた、感じてしまった。


今まさに、脂が乗り切った選手たちに挟まれる形で、
「ジョニー」こと、黒木知宏が黙々と投げ続けている。

98年には最多勝に輝き、弱小時代のロッテを
文字通り、孤軍奮闘で支え続けてきた男。

千葉ロッテファンは「ジョニー」に関する
感動の物語をそれぞれが持っていることだろう。

近年黒木は、ケガに苦しみ続けている。
昨シーズンオフには、大幅減俸を受け入れ、
かろうじて、今年も現役を続けることが可能になった。

もはや、崖っぷちに立たされているのは間違いない。


――けれども。


本日のブルペンでの投球練習で、
黒木のボールに精彩はなかった。
全盛時をしのばせるものもなかった。

周りのピッチャーが飛ばせば飛ばすほど、
黒木の存在がかすんでいく……。

これが、プロの世界ならではの残酷な現実なのか?

いや……。

今日は、たまたまスロー調整だったのかもしれない。
あるいはフォームを確認しながらの投球だったのかもしれない。

ケガに苦しんだ百戦錬磨のベテランだけに、
あくまでも照準はシーズン開幕。
そのための「今日」だったのだと信じたい。








shozf5 at 20:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スタジアムでビール! 

鹿児島の地元料理屋にて!

7c295a2e.jpgトイレに書かれていた、
ありがたいお言葉です。
続きを読む

shozf5 at 00:09|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

2007年02月21日

今は、なぜか、鹿児島です!


今日は、かなり早起きをして……、いや、寝ずに
朝早い飛行機に乗って、宮崎に来ました。

目的は広島のキャンプです。
先日見たソフトバンクとはまったく違う、
かなり地味なんだけど、ものすごく身近に
接することのできるいい感じのキャンプでした。

で、黒田選手のインタビューです。
詳細は、後日、きちんと触れます。
(まだ原稿を何も書いていない段階で、
ここで何を書いていいのかわからないので……)


明日の夕方には帰京しなければならないので、
今日はゆっくり宮崎で過ごし、
明日は西武か、あるいは巨人か、はたまたソフトバンクの
キャンプを取材しようかな、と思っていたところ、
同行してくれている、編集のKクンが、


「長谷川さん、鹿児島に行きませんか?」


という何とも言えない、魅力的な言葉をくれました。

もちろん、


「いざ、鹿児島へ!」


です。


……いいよなぁ。行き当たりばっ旅

ということで、明日は鹿児島でロッテキャンプ見学です。
ちょうど、去年の今頃、千葉ロッテの本を作っていて、
バレンタイン監督にいろいろ怒られた(!)、
それ以来の思い出の鹿児島です。


明日もまた、頑張ります!
今日は、これから一本原稿を書いて頑張ります!






shozf5 at 23:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

宮崎・日南にて

e77e6622.jpg日差しが強く、Tシャツです。

これから、カープとライオンズの練習試合が始まります!


shozf5 at 12:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

2007年02月20日

『聖なる酔っぱらい伝説』、発売中!

聖なる酔っぱらい伝説昨日(19日)「酔っぱらい」と題するメールが届いた。

送り主は、以前、ある単行本でお世話になった女性だった。

 文中には、以前書いた僕のブログ記事に触れ、


「私も、飲みながらメモを取り、翌朝何も覚えていない」

といったことが書かれていた。


ちなみに、彼女のメモにはこうあったそうだ。


 「まっちゃん、遠出、幽霊屋敷」


 ……推測するに、これは「ガキの使い」についてだろう。

 
さて、そんな彼女が新刊を出したという。


その名も、 聖なる酔っぱらい伝説


酒の席にまつわる失敗談アレコレが集められている本だが、
この本の編者にして、今回のメールの送り主自らが、
酒の席での伝説を多く持つ当事者だから、
その内容もかなりリアルであるに違いない!

何しろ、酔った勢いで、
格闘家・須藤元気に闘いを挑もうとしたのだから。
(本人はすごく小柄で、しかも女性なのに!)

残念ながら、まだ未読であるけれど、ぜひとも読んでみようと思う。
これからの、花見シーズンに向けて、ぜひ、ご一読を!


追伸
編集者のみなさまへ

この本ですが「読者プレゼントも可能」とのこと。
よろしければ、書評、プレゼント欄でのご紹介を!
ご連絡は、長谷川まで。



shozf5 at 14:58|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 映画、音楽、そして本 

エースの矜持〜広島カープ・黒田博樹

一昨日、宮崎から戻ってきたばかりだけれど、
明日から、再び宮崎に行く。

目的は、広島カープ・黒田博樹選手の取材のため。

05年には最多勝を、そして、06年は最優秀防御率を獲得。
もはや、セ・リーグ屈指の大投手となった広島のエース。

昨年秋、黒田の去就にチームもファンも揺れた。

広島というチームは、その脆弱な経営基盤ゆえ、
高額年俸選手を引き止めることはせず、
移籍金を得る代わりに、他チームに有力選手を
素直に譲り渡すという方針を採ってきた。

そのため、黒田のFA宣言による移籍も
また規定事実のように思われていた。


――しかし。


黒田はFA宣言をしなかった。
他チームの好条件を断り、広島に残留することを決めた。

広島ファンの熱意と愛情がチームを動かし、
そして、黒田の心を揺さぶった。




……本日は朝から、黒田に関する資料を読み込んでいる。
編集のKクンが熱心に集めてくれた資料だ。

入団の経緯、昨年のFA騒動の経緯に触れてKクンは言う。

「黒田選手ほどカープから求められた選手はいないですね」

今朝から資料を読んでいて、僕もそう思う。
広島というチームカラーに実によく溶け込んでいる。


昨年の残留会見で黒田は言った。


「自分が他球団のユニフォームを着て、
カープ相手に目いっぱい投げられる自信がなかった」



多分にセンチメンタリズムに過ぎる発言かもしれない。
けれども、それが偽らざる彼の心境なのだとしたら、
僕は、この言葉を素直に受け止めたい。


「カープのエースであること」とは、
黒田にとって、どんな意味を持つものなのか?


エースの矜持――。


明日の取材を楽しみに待ちたい。







shozf5 at 14:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スタジアムでビール! 

2007年02月19日

空の青さに、気づいたはずなのに……


本日、一歩も外に出ず朝からひたすら原稿書き。

15時ごろ、三月に出す本のゲラを取りに
担当編集者の代理の方が見えたので、
ゲラを戻して、そのままこれ幸いと外に出る。

そのままマックで「メガマック」を初めて食す。
ただでかいだけで食べづらいし、特に感動もなかった。
もし、今10代だったら、大感動したのだろうけど、
30代の自分には、まったく何の感慨もなし。
……あぁ、ロッテリアに行けばよかった。


本日、一歩も外に出ず朝からひたすら原稿下記。


……あっ、最初に書いたか。
でも「書き」が「下記」になってるから、違う一文か?

……ちょっと疲れているな。
何しろ朝から、


称名悔過/練行衆/悔過作法/別火坊/参籠宿所


だもんな。
以前にも書いたように、脳の別の部分を使っているので、
いつもと全然違う疲れ方をしているような気がする。


そろそろ新宿が恋しくなってきた……。
行くべきか、行かざるべきか?

To go,or,Not to go……

さぁ、誘惑に勝って原稿を完成させることができるか?


締め切りまで、あと30時間はあるぞ。
もう8割方完成しているじゃないか。


誘惑の声が頭の中でこだまする。


……あぁぁぁぁぁぁぁぁ疲れた。



ゲンジツトウヒヲヤメテ、ゲンコウニトリカカリマス……







shozf5 at 19:15|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 執筆、執筆、執筆…… 

2007年02月18日

空の青さに、気づかぬ日々を……


宮崎2日目――。
雨はやみ、雲は残っているものの空は澄みわたっている。

本日は、午前中に巨人のキャンプを見て、
午後からソフトバンクに行くつもりだったけれど、
結局、巨人のキャンプに午後4時ごろまでいた。

ということで、昨日書いた新垣渚の新フォームは
オープン戦までのおあずけとなってしまった。


なぜ、巨人のキャンプにとどまったのかと言えば、
僕の好きなタイプの選手である鈴木尚広や脇谷亮太を
じっくりと見ていたかったということもあるけれど、
正直なことを言えば、あまりにも空がきれいだったからだ。


午後1時から始まった紅白戦。
僕は、記者席ではなくスタンドで見ていた。
バックスクリーン後方に広がる青い空と白い雲。


昨年秋から、旅ばかりの日々を過ごしているけれど、
こんなにゆっくりと空を見たのは久しぶりだった。

眼下では、巨人ならではの豪華スター選手たちと
心境著しい若手たちが溌剌と野球をしている。

日差しは強く、汗がにじみ出る。
そして、雲はゆっくりと流れていく。

それは、一ライターとしてではなく、
単純な野球ファンとして何とも幸せなひと時だった。


この至福の時間を味わっていたくて、
僕は結局、試合を見て、さらにその後の、
小笠原道大と鈴木尚広の特打もずっと見続けていた。


飛行機の時間があったので泣く泣く
球場を後にしたけれど、本当にゆったりとした
至福の時間を過ごすことができた。


空って青いんだ。
雲って白いんだ。


一日中、野球を見ていたのに、
今日一日の感想はそれに尽きる。


日々の仕事に終われて、毎日を
無為に過ごしていたのかもしれない。

少しだけ自覚していようと思った。
流されるまま生きていると、
いろいろなことを見落としてしまうのだと。


空の青さに、気づかぬ日々を、
僕はちょっとだけ、もったいないと思った。





shozf5 at 23:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 私は今、旅の途上です 

2007年02月17日

ソフトバンクホークスキャンプ取材@宮崎

宮崎は終日、雨だった。

そのため、松中、多村の豪快なバッティングも
川のシュアなバッティングも、
新外国人・ブキャナンのフルスイングも、
何も見ることができず、かなり残念……。

しかし、室内練習場という限られた空間だったため、
「世界の王」監督が、身振り手振りを交えて、
ブキャナンに打撃指導をしているところを
間近に見ることができたのは、雨ならではか?

とにかく、王監督には今年一年元気に頑張ってほしい。


さて、以前にも書いた新垣選手の取材の件だが、
「やっぱりプロ野球選手の話って奥が深いなぁ……」
というのが終了直後の感想だった。

詳細は、まだ原稿を書く前なので、
ここでは触れられないけれども、結論から言えば、
「中学のときとフォームは一緒」と語っていた
新垣渚は今キャンプでフォーム修正を試みていて、
すでに、ほぼ完成形に近づけている。
さらに、新球もマスターしていた!


……しかし。


おそらくその変化を肉眼で捉えることは難しいだろう。
なぜなら、彼の意識の中での「微調整」だからだ。


どこがどう変わったのかを聞いたので、
明日は、そこをポイントにじっくりと見てみたいと思う。


さて、これから街に繰り出すとしますか?
ホテルに入る前に「宮崎焼酎バー」を発見。
ゆっくりと味わってきます。
宮崎の夜は、これからだ!





shozf5 at 20:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スタジアムでビール! 

女に貢いで150,000,000円!

最近、新宿で呑んでいて午前3時ごろになると、
しばしば出会う人がいる。仮にS氏としよう。

お互いに呑みに行く店が似通っているため、
S氏とは、以前からの、顔見知りでもある。
先日も彼と偶然一緒になり、2人で呑んだ。
それもやはり、午前3時ごろだったように思う。

で、彼と話すうちに「もう一軒行こう」という
お決まりの流れの中で何軒かともにした。


「オレね、借金があるんだ……」


酒が入り、彼は普段よりもさらに早口になっている。

彼は、自分で事業を興していて、
それなりの年収があることは知っていた。
そして、それ以上に、風俗や水商売に、
多額の金を使っていることも知っていた。

さらに、(人のことは言えないけれど)
毎晩呑んでいることも知っていた。


……しかし。


僕には知らないこともあった。彼は言う。


「博打に手を出しちゃったんだよね」


……知らなかった。


呑む・打つ・買う


女の人には申し訳ないが、
まさか、自分の周りに、
漢(おとこ)の甲斐性三拍子そろった人がいるなんて!

その言い草もカッコいい。
「女遊びだけなら、借金はかさまないんだけどね……」
そしてグラスを傾けながら、
「だけど、酒も女もやめられないから、
博打だけはきれいさっぱりやめることにしたよ」

酒の勢いに乗って、さらに質問をする。

「今まで、どれぐらい水商売に使いましたか?」

彼は平然と答えた。

「1億5000万円」

……スゲェなぁ。

元々、収入の多い人なので、借金は順調に減っているという。
スゴイ人がいるもんだなぁ。
酒の席にはいくらでもつわものがいるものだ。



最近、蠕験菫聾砲遼拉憩蘯卍垢防冏砲鵬颪辰討い襦
つい先日、彼が言った。


「呑む・打つ・買う」、全部やる人間は絶対に成功しない!
でも、2つだけなら、成功できるかもしれない。



その言葉を聞いて、映画監督・大島渚の言葉を思い出した。


「呑む・打つ・買う」のうち、
ひとつもやらないヤツがいちばんタチが悪い男だ!



その言葉を胸に、今日も酒を呑むのであります。
また、近いうちにS氏とも出会うことでしょう。








shozf5 at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ひたすらの、呑み…… 

2007年02月16日

しょこたんと中野ブロードウェイ、再び!

あまり酔っていないので、
原稿に取りかかろうか?
それとも寝ようか?

……そう考えつつ、ネットサーフィンをしていて、
すばらしいページにヒットしたので、

「まずは、プログ更新だ!」

と心に決めました。

先日(13日)のブログに、しょこたんと
中野ブロードウェイについて書いたけれど、
ついに、こんなインタビュー記事を見つけてしまった。

ぜひ、以下のページを見られたい!

僕もかつて連載でお世話になった『フロム・A』。
その「fromA navi」のワンコーナー。


青春プレイバック
中川翔子が振り返る青春の街 中野


……読まれました?
特に最後の文章。


中野には、私の欲しいものが全部あって、
特にそれがブロードウェイに集約されている感じ。
私が人生で一番お金を使った場所ですからね。
常に一番行きたい場所は中野ブロードウェイだし、
あそこに住みたいくらいです(笑)。



……一気に大ファンになってしまいました!
僕の考えと、寸分たがわず一緒です。
それどころか、「人生で一番お金を使った場所」
というところまで、ピッタリ一緒です。


もう、今日は原稿、書かない。
けれども、ぜひ、これだけは書きたい!

このブログをご覧の編集者のみなさま!
ぜひ、一度、インタビューの機会を作っていただけませんか(笑)?
いわゆる「営業」をしたことがない僕ですが、
ぜひ、この場を借りて「営業」させてください。

どうぞ、ご検討のほどを(笑)!




shozf5 at 03:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ボーッとしながら考える 

「雌伏」から、「雄飛」のときへ!

本日(15日)は、ひたちなか市に行った。
ヤンキースの井川慶の高校時代の恩師の取材だった。

先日のブログでもちらっと書いたけれど、
最近、小笠原道大(巨人)、松坂大輔(レッドソックス)、
そして、今日の井川と、人気選手の恩師に集中的に話を聞いている。

スター選手の「雌伏」の時代。

その時代を知る人たちの話の中から、
後の「雄飛」の時代の予兆を探し出そう、
彼らは、人とは何が違ったのか?
そんなことを知りたい、という狙いであるが、
まさに、その狙い通りの話の数々に驚いている。

わずか3人からの話ではあるけれど、


彼らはスター選手に、なるべくしてなった。


とは間違いなく言える。そして、


素質を花開かせるのは、努力しかない。


ということも間違いなく言える。


けれども――。


努力をしたからといって、誰もがスターになれるわけではない。

天性の素質があって、いい指導者と仲間に恵まれて、
さらに、周囲の理解があって、ケガに苦しむことなく、
さらに、不断の努力を欠かさない……

そうした要素がそろって初めてスターへの道を
歩くことが許されるのだろうか?

……いや、まだ「何か」が必要なように思える。

それを人は、「運」と言うのかもしれない。
今の僕には、それが何かはわからない。

おそらく、そうしたことを探し続けるために、
僕は、これからも取材を続けていくのだと思う。


――話は変わる。


僕には、気になっているプロ野球選手がいる。
何度かインタビューをして、「彼」の人柄に惚れた。

グラウンドを駆け回るユニフォーム姿の美しさ、
バッティングフォームの力強さ。
そして、何よりも、「彼」には天性の「華」がある。

――しかし。

甲子園で活躍した「彼」は今、
ファームでもがき苦しんでいる。

チームとしても、「彼」を将来のスター候補と
位置づけ、たとえ結果が出なくても、
入団1年目から、試合で使い続けている。
しかも「4番」で。

その「彼」も今年で、入団3年目を迎える。
つい先日、20歳になったばかりの「彼」にも、
多少の焦りが芽生え始めている。
「彼」の雌伏の時代は、まだ続いている。

スター選手に必要なもの。

僕が、それを探しているように、
「彼」もまた、その答えを探し求めている。

僕は「彼」の雄飛の瞬間を見たい。
そして、「スターになるのに必要なもの」、
その答えを「彼」の姿から、見つけ出したい。





shozf5 at 02:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 取材・インタビュー…… 

2007年02月15日

いつも心に、ナンクルナイサー!〜ソフトバンク・新垣渚〜

17日から、急遽、宮崎に行くことになった。
目的は、ソフトバンクの新垣渚選手取材。

昨年、福岡の雁ノ巣球場で彼の取材をした。

野球を始めたきっかけから、度重なる故障について、
あるいは、ほとんど下半身を使わないフォームについて、
聞きたかったことをゆっくりと聞けたインタビューだった。

僕は新垣の投球フォームが好きだ。
日本人離れした長い手足がゆっくりと、
それでいてムチのようにしなるフォーム。

確かに、下半身を使わずに、
上体だけで投げている印象はある。

けれども――。

彼の場合、下半身を使いたくとも使えないのだ。

小学校5年生のときに交通事故にあった。
「機敏な動きが出来ないから」と、
仕方なく、ピッチャーをやるようになった。
その後、中学時代を含めて、
実に4回も、右足の手術を繰り返している。

新垣は言った。

「僕の投球フォームは、中学時代と変わっていません」

右足の故障のため、下半身がきちんと使えない。
下半身強化が大事なことは本人がいちばんわかっていた。
けれども、思うようなトレーニングができない。

ならば、上半身を鍛えればいい。
その上で、上半身と下半身とのバランスをきちんと取ればいい。

そうした試行錯誤の末に出来上がったのが、
今につながる、新垣のピッチングフォームなのだ。

「“正しくないフォームだ”という批判もわかります。
 けれども、必ずしも正解はひとつだけとは限らない。
 だからこそ、僕はこのフォームで結果を出したい」

静かに、しかし、力強く、新垣は語った。
精悍なマスクが、一段と引き締まったのが印象的だった。


新垣の座右の銘は、「ナンクルナイサー」だという。


沖縄の言葉で「何とかなるさ」の意味を持つこの言葉。
辛いとき、落ち込んだとき、そして、
自分を信じられなくなったとき。
新垣は「ナンクルナイサー」と口にするという。


……さて。

昨シーズン終盤、新垣はペナントレースの
大事な場面で、虫垂炎でリタイアを余儀なくされた。

キャンプ真っ最中の今、彼の調子はどうなのか?
フォームに変化はないのか?
それとも微調整が加えられているのか?

楽しみな取材だ。







shozf5 at 01:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スタジアムでビール! 

2007年02月14日

意外とマトモなんだな……

本日、12時に起床し、懸案の原稿に取り掛かる。
テープ起こしを済ませていたのと、
事前に構成を考えていたこともあって、
思いのほか、サクサクと進む。

で、ひとまず一本は終了。
このままの勢いで、別の原稿に取り掛かる予定。


その前に、昨日バレンタイン(?)でいただいた、
梅昆布茶をアルコールの残る体に流し込みながら
プログの更新。この梅昆布茶、なかなか美味だな!


改めて、今朝方のブログを読み直す。
おそらく、相当意識していたんでしょう。
普段よりも、固い丁寧な文章でした。


ウソをつき ウソではないと ウソをつく


という川柳がありましたが、


酒を呑み 酔ってないよと 千鳥足


と言いますか、必死で酔いを隠す文章でした。
まだ少し、ブログに対する緊張が残っているようですね。

本当のヘベレケ状態の文章を自分でも読んでみたいです。


追伸
やはり、「泣きたいときはコートで泣け!」
の意味はわかりませんでした……。








shozf5 at 15:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 執筆、執筆、執筆…… 

人は、酔っても原稿を書けるのか?

ブログを始めたらやってみたいことがありました。

散々、呑んだ後に書いた文章って、
ちゃんとしているのかな?
って見てみたかったのです。

僕は、呑んでいるときにいつもメモをしています。
なぜなら、メモを取らないと、その日、その場で
何を話していたか、よく覚えていないから。

で、翌朝(翌夕?)、そのメモを見て、
昨日何があったのかを思い出すのです。
でも、大体、覚えていなくて、
ほとんど推理推論で、前日のことを反芻します。

で、今日もいろいろ呑みました。
あの人とこんな話をして、
この人とあんな話をしました。

今はきちんと覚えています。
今日は5軒行きました。
で、明日起きたらそれを覚えているのか?

きっと、覚えていません。
でも、僕にはメモがあります。
ちなみに、今日のメモにはこうあります。


泣きたいときはコートで泣け!


……今、これを書いていてもよく覚えていません。
おそらく、『エースをねらえ!』の話をしたのでしょう。
違うか、『新・エースをねらえ!』かな?

いや、していません。

『スクールウォーズ』の話をしたので、
「スポ根」つながりで、そう書いたのでしょうか?

とにかく、今日は朝7時にならずに、
6時には戻ってきました。

明日、このブログを見て、
何とも言えない恥ずかしい思いをすることでしょう。

でも、削除はしません。
この恥ずかしい文章にこそ、
僕の現時点での実力があるはずですから。

明日は、夕方までに書かなければいけない原稿があります。
ちょっと酔ってはいますが、楽しい取材だったので、
いい原稿が書けるはずだと信じて、眠りにつきます。

駄文へのおつき合いどうもありがとうございました。
明日は、素面できちんと更新します。
……ゴメンナサイ。









バレンタインデーに書く文章じゃないですね……



shozf5 at 06:28|PermalinkComments(1)TrackBack(0) ひたすらの、呑み…… 
PROFILE
SHOICHI HASEGAWA 
1970年5月13日・東京生まれ。
ノンフィクション・ライター
日々、旅をして、人に出会い、
話を聞き、それを文章にする。
そんな日々の雑感です。
長文になると思います。

ちなみに、上の写真は、
モハメド・アリ@北朝鮮です!
(07年3月1日付参照のこと・笑)
shozf5@gmail.com


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